市川房枝記念会の未来を語る会

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二つの意見書について―その1

2007-08-11 | Weblog

 原告側は、7月に「二つの意見書」を裁判所に提出しました。

 その一つは「財団法人市川房枝記念会の財務状況についての意見書」です。

 執筆者は公益法人の実務に詳しい公認会計士です。以下にその概要を記します。

財団法人市川房枝記念会の財務状況についての意見書

 分析に使用した資料

収支決算報告書(平成13年度から平成18年度までの各年度)、平成19年度収支予算書、

訴状、答弁書、被告第1準備書面、財務状況に関する報告書(乙6号証)

Ⅰ.経営成績

・総収入の約5割を占める事業収入がやや減少傾向。各年度の収支差額及び

 正味財産は、僅かだが増加。

・寄付金収入は全体の1割にすぎず理事者の政策上の弱点である。 

Ⅱ.運営資金の状況

・各年度(0305年度)とも、月平均収入の約3ヶ月分の保有状況であり、当

 面は十分に安定した資産状況。

・被告は「日常的に使える資金は、3年持たずに底をついてしまう」「事業の

 縮小は緊急に行う必要があった」としているが、この試算は寄付金収入が

 全くないと仮定した場合の試算であり、財団の経済的実態とかけ離れた議

 論を持ち出し政策の転換を計ったもの。

Ⅲ.財政状態

・貸借対照表の流動負債は一般会計に計上されていない。

・外部に対する支払い債務もなく正味財産を増加させている。平成17年まで

 は良好な財務状態。

・財団の保有する土地の固定資産評価額は平成19年度で約2億円。路線評価は

 25千万円である。値上がり激しい立地地域を勘案すれば一桁上の金額も

 推定される。 

Ⅳ.平成18年度以後の状況

・平成18年度末の正味財産は2180万円減少。会館の使用中止及び英語教室等

 の主力事業の中止による収入減、並びに退職金支出による。

・平成19年度予算は、収支黒字の予算を作成できていない。赤字予算を実践

 で黒字にすることは不可能。

・平成18年度における経営政策転換は、当該財団の財政基盤を急速に弱ら

 せ、存立自体を危ぶまらせる状況を引き起こしつつある。


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