木陰にあるのはうちのパンツ

前にも書いたかもしれないけど、うちには洗濯機がない。
乾燥機もない。
アメリカでアパートやコンドに住んでいる人は普通持ってない。
部屋にそんなものを置く場所が設定されていない。
その代わり、敷地内に住民用コインランドリーがある。


本当に「コイン」ラインドリーの場合は２５セントしか使えないらしい。
何故ってそれがアメリカで一番の高額コインだから。
そういうアパートに住んでる人は、銀行で両替して２５セントを大量ゲットする。
日頃の生活で貯めてもいいけど、カード社会だから小銭はあまり貯まらない。


うちのアパートはプリペイドカード式です。
お値段は、洗濯と乾燥共に１ドルです。
我が家の洗濯頻度は週に１日で、２回洗います。
何故週に１日かって、洗濯ルームまで行くのが面倒だから。
でかいアパートだけあって各階に設備あるんだけど、それでも面倒なことに代わりはない。



ある日の朝、英語に行こうとした私は木陰に見慣れた物体を見た気がした。
ふと立ち止まってみてみると、どうも相方のパンツな気がする。
でも、違うかも知れないので触ってみる勇気はない。
でも、多分間違いない。


ど、どうしよう・・・・・


木陰にあるってことは、気付いた誰かが蹴飛ばしたってことだよな。
洗濯前？洗濯後？（多分洗濯後）
拾った方がいい・・・だろうけど、拾いたくない（ひどいヨメだ）。


かな～り心理的な葛藤をした後、知らん振りして学校に行ったね。
本人が帰ってきてから確認してもらおうってことで。
ちなみに私のパンツが落ちることはまずない。
イギリスにいた時のクセで、今だに洗濯ネットを活用しているのさ。


さて夕方。
帰ってきた本人に言ってみたら・・・


ごぅらぁ～～～！！！！
ざけんな今から拾って来～～い！！！


なんてことは言わなかった。
大爆笑だった。
手持ちのパンツを確認してもらったら、やっぱりそれがなかったらしい。
でも、今更拾えんやろ～ってことで意見が一致（いいダンナだ）。


翌朝。
きっとメンテナンスの人が捨てたんでしょう。
もう木陰には何もなかったよ。
変なもの捨てさせてごめんね・・・。

---

住居ＴＯＰ　→　生活空間