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歯科・かずクリニック 院長のつぶやき

歯科・かずクリニックの院長が、歯科に関わることから、 日常のことまで、いろいろとつぶやきます。

歯医者が嫌われる訳

2011-10-15 17:38:59 | インポート

歯医者さんというのはある意味珍しい仕事かもしれません。

それは、面と向かって「きらいです!」って言われる職業だからです。(^_^;)

普段の生活の中で、はっきり嫌いって言われることって少ないですよね

まぁ、僕自身が嫌われるのか、歯医者という人間が嫌われるのか。

出来れば後者であると思いたいですね。

んで、それならばと、初診の患者さんにはあえて聞くようにしています。

「歯医者、苦手ですか?歯医者嫌いですか?」

すると、やっぱりほとんどの方が

「嫌いです」 「苦手です」

って答えられますね~

んで、そっから深く突っ込んでいくわけです。

「何で嫌いになったんですか~?」

すると、一番多い理由は、やはり、

以前、歯の治療で痛い思いをした

っていうのですね。。。

そういう患者さんは話している間もほとんど笑われません。。

そんな時に、僕が心の中でいつも思うことがあります。

「絶対、この患者さんを治療終了までに笑わせちゃろ。」

少なくとも、うちの病院がきっかけで

歯医者嫌いになるのだけは避けたいと思ってます。

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治療中断

2011-10-11 16:46:28 | インポート

皆さんは歯医者にはどんな時に行きますか?

歯が痛いとき。腫れている時。または定期検診ですかね~

患者さんは大きく分けて、2つのグループに別れると思います。

それは、最後まで治療を受ける方とそうでない方。

治療を最後まで受けない方にはいろいろなパターンがありますね~

あまりに治療期間が長くなって、嫌気がさしてしまった人。

歯医者がかなり苦手で、ストレスに負けてしまった人。

痛みさえ止まってくれたら良いと思う人。

こちらの立場としては、

きちんと全部治してあげたい!しっかり噛めるようにしてあげたい!

そう心から思うのですが、やはり治療が中断してしまう方はいらっしゃいます。。。

んで、患者さんは色んな状態で歯医者にやってくる訳ですが、

色んな痛みの出方がありますね。

歯茎が痛んだり、根っこが悪くなったり。親知らずが痛んだり。

んで、特に多いのが、虫歯が大きくなって、神経が痛みだすパターンですかね。

虫歯が完全に神経に達した場合、神経を取らないと痛みは引きません。

この時、必ず僕が患者さんに言うことがあります。

「他の歯の治療はいいですけど、神経の治療だけは必ず最後まで受けてください!!」

神経の治療の為には、歯の中心に大きな穴を開けます。

これだけで、歯の強度は著しく低下します。

そんな状態で食べ物を食べていると歯が真っ二つに割れることも。

更に、神経の治療の間は仮の蓋をするのですが、これは長くは持ちません。

いつの間にか外れてしまって、歯の中に食べ物が入りたい放題。。。

内側から虫歯が進む時はすごいスピードですし、バイキンも入ります。

神経の治療が途中になっていた歯が再び痛みだすと、大変なことが多いです。

本来なら80年ぐらいは平気で頑張れる歯が、

1,2年で抜歯に至るパターンを何度も見てきました。

保存科出身の僕としては、治療がきっかけで歯を失うのは残念すぎます。

神経の治療に取りかかって、治療を中断するのは絶対にダメですよ~

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鷹匠ならぬインコ匠

2011-09-27 16:25:54 | インポート

さて、インコのピピちゃんが我が家にやってきてもう9か月ぐらい。

えっ!まだ9か月なの?

そのぐらい我が家になじんでいます。

犬派の私としてはインコなんて、やっぱり鳥。

人間になんか懐く訳ないやん。

そう思っていたのですが、そうでもないんですよね~

しっかり懐くみたいです。

ピピちゃんは家の中に放してもらえるので、家の中を飛び回る訳ですが、

色んな所にとまります。

んで、何気に見ていたら、嫁の頭にとまったり、嫁の肩にとまったり。

んで、嫁さんが鏡を見ながら化粧をしている時には頭の上で鳴いています。

ごく当たり前の光景になっていますが、改めて見るとなんかすげー。。

すっかり、インコを飼いならしている。。

んで、嫁が指を差し出して、「ピピちゃん」と言ったら、ちゃんと指に飛んでくるんです!!

んで、僕が同じように指を差し出しても知らん顔。。。

まぁ、そんなもんですよね。。

しかし、所詮は鳥。食べ物には弱いんですよ。

僕が口にポテトチップをくわえて、「ピピちゃん」と言いつつサクっと音を立てると

物凄い勢いで飛んできてくれます。

インコってコンソメパンチが好きなんですよ。

嫁は体に悪いから食べさせるなって言ってますけど。

嫁さんのピピに対する愛情はかなりのもんです。

「ピピちゃんは部屋を自由に飛べていいね~」ってよく言ってますが、

僕が心の中で

「部屋の中って、ちょっと大きめの鳥かごやん。」

って冷静に突っ込んでいるのはここだけの話です。

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歯科用セメントの話

2011-09-09 16:09:42 | インポート

歯科でよく行われる治療に、

歯を削って、型取りをして、そして技工所で作った詰め物をくっつける

というステップがあります。

昔は銀歯ばかりでしたが、最近は白い詰め物も増えてきました。

んで、この詰め物をくっつけるというステップで使われるのが歯科用セメントです。

歯科用セメントには本当にたくさんの種類があって、

どのセメントを使うかというのは、その先生の好みだったりこだわりだったりします。

ただ、この歯科用セメント。実は高いんです・・・・

んで、保険で治療した場合、セメントの点数も決まっているのですが、

今は16点。つまり160円。

しかも、たくさん使っても、少し使っても160円。

これが保険の納得のいかないところなのですが、

治療の質、量に関係なく、点数が決まっているんですよね~

んで、この160円ですが、材料代を全くペイできない金額なんです。(T_T)

なんで、この金額になってしまったのか。。。

んで、そうなってくると、材料の節約だとか、安いセメントを使ったりだとか。

セメントが十分に力を発揮するのに必要な量があります。

また最新式の良いセメントはそれなりに高いんです。

だから、コスト重視だと、治療の質が落ちてしまう心配がありますね。。

ほとんどの先生が身銭をきる思いで良いセメントを使っていると思いますけど。

あと、詰め物の種類によって、セメントの種類も変えないといけません。

せっかく、白い詰め物を自費で作ったのに、くっつけるセメントが銀歯と一緒とか。

白い詰め物にはそれにふさわしい接着剤がありますから。

たぶん、そういう部分は患者さんは知ることはないんでしょうね~

一度、セメントの説明を聞いてみるといいかもしれませんね。

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新規指導日記7

2011-09-08 19:08:21 | インポート

こんなに長い日記になるとは思っていなかったので、ちょっぴりうんざり・・・(^_^;)

いやいや、最後までまとめないとですね。

さて、いよいよ新規指導の内容についてです。

13:00になると、控室から指導部屋に移動させられました。

その日、13:00から指導を受けた先生は10人ぐらいでしたかね~

指導部屋は結構な広さで、大きなテーブルがそれぞれの指導箇所に設置されています。

んで、すでに指導官が座っていて、怖そうな顔で僕を待っている訳です。

指導官は3人います。

まず正面にカルテ内容を指導する、まさに指導担当の方。

向かって左には厚労省の事務の方。

そして、右側に指導内容を記録する見届け人の方。

そのとなりに我が歯科医師会の担当の先生。(心強い!)

席に座ると、すぐに日計表、院内掲示物等の提出をさせられます。

そして、いよいよ指導がスタートする訳です。

指導はそれぞれのテーブルで一斉に行われますから、

指導部屋は一気ににぎやかになります。

んで、耳に入るのは

「この保険算定を先生はいいと思っているんですか?」とか

「このカルテの記載内容は全然足りないでしょう?」とか

「もっとちゃんとやらないとダメでしょう」とか

とても和やかな感じには聞こえない内容・・・

んで、自分の指導なのですが、

指導が始まっても、担当の先生が何も言わない・・・

ただ、カルテをめくる音が聞こえるのみ・・・

そして、ひとり言が聞こえ始める。。。

「あ~、うんうん」「あ~、なるほどね・・」

僕的にはもう何か言ってもらった方が楽なのにって感じの状況になってきました。

んで、やっと声をかけてくれました。

「うん、しっかりやってますね。」

リストアップされた10人の患者さんのカルテを提出しているのですが、

指導担当の先生は手元にメモをもっています。

それには、その10人のカルテでチェックすることがびっしりと書き込んであります。

こそっと盗み見た感じでは、

・X-ray(レントゲン)の算定要件は満たしているか?枚数は適当か?

・技工指示書はきちんと作成されているか?

・暫間固定の算定は適正か?

・ブリッジの算定要件は満たしているか?

などなど

要は、やっぱり確認したいことがあるから選ばれた10人だった訳ですね。

しっかり10人分のカルテを一人ずつチェックしていかれましたが、

指導は1か所だけでした。

ただ、指導の間、向かって左にいらっしゃった事務の方が、

カルテの点数と日計表の負担金のチェックをされるのですが、

そっちの方が気になりましたね。

まぁ、そっちも問題は何もなかった訳ですが。。。

結局、ほとんど指導されることもなく、指導自体も40分ぐらいで終わっちゃいました。

他の先生は60分越えたりしていましたが。

ホッと一息ついた時に、おもむろに指導の先生が口を開きました。

「先生にね、ひとつだけ言っておきたいことがあるんですよ。」

な、何?何か怒られるの?

「カルテの紙質がね・・・・」

「すごい上等すぎるんじゃないかな~」

「コストがかかるんじゃない?それが心配」

色んなことを言われるんじゃないかとあれやこれやと心配していた新規指導で

結局、指導されたのはカルテの紙質のことかい。。。

8/24に届いた厚労省からの手紙には

「概ね良好」と書いてありました。

本当に大変な1か月が終わりました。

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