goo blog サービス終了のお知らせ 

歯科・かずクリニック 院長のつぶやき

歯科・かずクリニックの院長が、歯科に関わることから、 日常のことまで、いろいろとつぶやきます。

歯医者のゴム手袋

2012-02-28 16:38:48 | インポート

最近の歯医者さんのスタイルといえば、

マスクにゴム手袋がスタンダードですかね~

このゴム手袋の目的は衛生的な治療でしょうか。

しかし、術者、患者さんのどちらに重きを置くかによって

付け替える頻度が変わるようです。。。

患者さんにとっては、患者ごとに取り替えてくれることを望むのではないでしょうか?

実際、感染予防を考えれば、それが一番だと思います。

他人の口腔内を触ったゴム手袋はその都度、捨ててしまう。

患者さんを守るという観点ではやはり患者ごとに替えていくべきですかね~

ただ、ゴム手袋には術者(歯医者)を守るという目的もある訳です。

素手で唾液や血液を触ると感染するリスクがあったりします。

それを防ぐためにゴム手袋を装着する訳です。

そして、術者を守るというのが第一目的となると、

ゴム手袋に穴が開いたりするまで使い続けたりします。

穴が開かなければ20人近くを同じゴム手袋で診療したり。。。

もちろん、手洗いはきちんとするんですよ。

これはゴム手袋のコストを下げることが目的ですかね~

標準的なゴム手袋は1枚5円ほどです。両手で10円。

一日20人患者さんを診れば、200円。

月に25日診療すれば5000円。

スタッフが3人いれば15000円。

この金額で、患者さんと自分も守れると考えれば、決して高い金額ではないと思います。 

ですから、うちの病院では患者さんごとにゴム手袋を付け替えています。

患者さんには安心の治療を受けてもらいたいですね。

余談ですが、世の中には素手で診療する歯医者は結構います。

それはコスト削減が目的の事もあるでしょうが、

一番は指先の繊細な感覚がなくなるから。というもの。

まさに職人気質!!

僕の知り合いの歯医者にはゴムアレルギーという悲しい理由もありますが・・・(^_^;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先日あった歯科のテレビ放送

2012-02-13 09:43:36 | インポート

先日のカンブリア宮殿で歯科の報道がされてました。

ある歯科法人の理事長が出演し、思いを熱く語るといった感じ。

ああいう報道を見た時、一般人ってどう感じるのでしょう?

やっぱり、「すごい!」「すばらしい!」って感じるのでしょうか?

テレビで放送されると無条件に信用する人が多いですかね~

ただ、同じ業界に身を置くものとしては、すべてが正しいとは思えなかったり(^_^;)

内容は個人病院と法人病院の違いみたいな感じでしたかね~

システム化された法人の強みをアピールするみたいな。

個人経営の病院は診療と経営を院長が行うのでいろんな限界があるとか。

そんな内容でしたね。

まぁ、僕は完全に個人経営の院長になる訳ですから。

それは違うやろ!っていう見方になってしまいますね~

最新式の診療として紹介されていたのも、それほど目新しいものではなかったです。

ただ、個人経営では導入できない器材を導入できる強みはすごいな~って思いました。

その点では確かに個人経営の限界はありますね。。。(>_<)

ただ、僕は以前、大きく展開する法人歯科医院に所属したことがあります。

そこでは、経営の為のノルマがあり、その為に診療するという感じでした。

決して、患者の為ではなく売り上げの為みたいな・・・

あと、規模が大きくなると、担当医制ではないことが多いです。

一人の患者さんをたくさんのドクターが診療するみたいな。

ドクターによってスキルも考え方も違ったりしますし。。。

問題が起こった時に誰が責任をとるのかといったことも。

その点、個人経営の歯科医院は、

ある程度、院長が患者さんと1対1で接することが出来ると思います。

僕は患者さん一人一人の要望に耳を傾けて、きちんと治して行きたいと思いますね。

ただ、歯医者を選ぶのは患者さんですからね~

大きな法人歯科でも、

担当医制で患者さんとしっかりコミュニケーションをとる病院もあるでしょうし。

要は自分にあった歯科医院を自分で見極めるってことでしょうね。

テレビを鵜呑みするのは危険だな~と少し思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メタルコア

2012-01-27 14:19:06 | インポート

メタルコア。

メタルギアソリッドみたいな響きですよね。(^_^;)

これは歯科でよく行われる治療のひとつです。

俗に言う差し歯ですかね。

差し歯というのは歯に芯棒を差し込んでくっつける方法です。

歯に穴を掘って、そこに芯棒を立てる。

この芯棒の部分をメタルコアと言います。

かっこいい名前ですよね~

他に、コアとかポストと言った呼び方もあります。

私たちがこの治療を行う時に必ず念頭に置くこと。

それは「絶対に外れないように!」

外れないようにするためには、芯棒の部分を長くします。

穴を深く掘るんですよね。

そうすれば、めったなことでは外れなくなります。

なのに、歯科には再治療というのがあるんですよね。。(^_^;)

メタルコアを立てた歯が突然痛みだす。。。

根っこの治療をやらないといけない。

そしたら根っこの治療を行うためにメタルコアを外さないといけない。。。

でも、二度と取れないようにつけたつもりだし。。。

ここに歯科医師の葛藤があるわけです。

そんなことがないように、

メタルコアを装着する前にしっかりと根っこの治療をしよう!

そうなる訳ですね。

根っこの治療が十分でないのに、ものすごい長いメタルコアが装着されている。

そんな時には本当に頭を抱えます。

メタルコアは道具をうまく使えば、うまく外れてくれることがあります。

でも、基本は削って外していかないといけません。。。

深く細く差し込んである金属だけを削っていく。

削っている時に手元が滑ってしまって、歯を削ってしまってはいけません。

余計な部分を削ってしまって、歯に穴が開いてしまったら抜歯になることもありますから。。。

物凄い神経を使う作業です。

しかし、治療が原因で抜歯になることは絶対に避けないといけませんね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年!

2012-01-04 18:40:59 | インポート

明けましておめでとうございます!

歯科・かずクリニックを開院してから2回目のお正月でした。

今日が仕事はじめです。

今年1年も患者さんのことを第一に考えて、

診療に励みたいと思います。

皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻酔の効きやすさ。

2011-12-27 11:04:02 | インポート

歯の治療に必ず付き物の麻酔。

痛みの少ない打ち方があるのは以前紹介しましたが、

打った麻酔が効くか効かないかはまた別の問題。

実はお口の中に麻酔が効きやすい部位と効きにくい部位があるんです。

それは麻酔の薬液の浸み込み易さと申しますか。

まず、骨質の違いがあります。

上顎と下顎、どちらの骨が硬いか知ってますか?

実は、上顎の骨はスポンジみたいな構造で、中がスカスカなんです。

だから麻酔の薬液はグングン入っていきます。

うちらにとっても、上顎の麻酔は楽勝って感じなんです。

問題は下顎。。

こちらは骨が充実していて、ものすごく硬いんです。

スポンジに対して、イメージはコンクリート?

んで、奥歯に行くほど骨の厚みが増していきますから。

麻酔の薬液がなかなか浸み込まないんです。。。

ということで、下顎の奥歯の治療の時は、

まず、麻酔が効くか効かないかそれが問題になります。

まぁ、効かす為の打ち方があるんですけどね。

これにさらに体調というか、環境が関わってきます。

強い痛みが出ていた部位は、それだけで麻酔が効きにくくなりますし、

腫れている部位では麻酔はますます効かなくなります。

親知らずが腫れて来院された方がその日に抜いてほしいとよく言われますが、

腫れている日に抜歯に取り掛かるとろくなことになりません。

麻酔が全然効かなくて、散々打ちまくった挙句に中止とか。

ただ、環境が整っていれば、

よっぽどのことがない限り、麻酔が全く効かないということはありません。

今まで受けた治療で麻酔していたのに痛かったというのは、

麻酔が効いていない状態で治療を受けられたってことでしょうね~

前にも書きましたが、前日に大量のお酒を飲まれた方、また、めっぽうお酒に強い方。

そういう方は完全に麻酔が効かないことはあります。

ただでさえ嫌われる歯医者。

治療の時ぐらい、痛みなく受けていただきたいと思います~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする