ふらふらの軌跡

カトリックの信仰とフツーの生活についての軌跡。

※写真、文章等の無断転載はご遠慮ください。

オリヴィエ・メシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」をきいてみた。

2007-08-17 | 日常
mixiにも感想かいてますが、mixiとは違う感じで感想を書いてみようかと。
感想と言ってもほんのかけらなんですが。

最初は音がぐちゃぐちゃでびっくりしました。
で。
こちらのサイトを参照しました。
参照しても解らないことがほとんど。
破片を読み解きながら聞く感じ。

なんか、緻密すぎてまさに神業、神懸かり。
んで、音がカトリックの信念にもとづいて作られてる感じ。(メシアンはカトリック信者です。)
「喜びの聖霊のまなざし」と「幼子イエスの口づけ」が私的には大ヒット。

喜びの聖霊のまなざしは、激しく動く音がキラキラした響き。
喜び踊る様子。鳥の歌。
音に意味があって、喜び踊る響きが、何度も表れる「神の主題」の展開だったりするわけです。
喜びの表現の下の音が神の主題とかね。

幼子イエスの口づけは、題材がテレーズということだけでもうよだれ。
もともとはテレーズにイエスが口づけしてる版画があって、それがもとらしいです。
子守唄風の神の主題から始まり、優しい響きが続きます。
口づけのところの甘美な響きがたまりません。
「『母親がその子を愛撫するように、私もあなた達を慰め、あなた達を胸に抱き、ひざの上に乗せて愛撫しよう』と。・・・このような御言葉を聞いた後には、もう、ただ黙して、感謝と愛の涙にくれるよりほかありません。」というテレーズの言葉を思い出して震えました。

そんなわけで。
簡単でしたが印象に残ったあたりをかいてみました。
いや、難しいんですよ、これw
理解が。
とりあえずこれだけ難解で深い(これだけでご飯3杯は行けるw)けど、これだけ最初に楽しめたからokだと自分的には思うんですよねw
実はメシアンの「主の変容」という曲のCDも持ってまして。
それはさらりと聞いて、うあ、現代音楽!と思ったので、それ以来きいてないです。
じっくりきいてみたいんですが、なにぶん解説と楽譜がないとキツい。
それをふまえた上で観賞な感じのものなので。
うーーーーーーん…
勉強不足。
でも面白かった!そして美しかった!

がんばりまーす。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿