はじめてミサに与る時、どんなものなのか何をするのか、よくわからないかと思いますので書いていこうかと。
そんなわけで「
キリストと我等のミサ」を参照~。
サンパウロから出ている赤い薄い冊子です。
初めての方にはオススメの冊子。
値段も400円位でお得ですよ(何
初めてのミサでしたら、教会の入り口に案内の人がいたりするので、「はじめてです」と言ってみるとか、席についた隣の人に「はじめてなのですが」と言ってみると優しく教えてくれるかもです。
でもわたしにはそんな勇気はなくって、周りをきょろきょろしながら動きを合せてましたw
また、教会も信徒数の多い所に行きましたw
木を隠すなら森!とか思って、独りくらい変な動きをしてても大丈夫だろうと思ったからですw
ちなみに、カトリックではこちらから話しかけるまで放置の場合がほとんどです。
ミサの前に、「聖書と典礼」という薄いパンフレットみたいなのを貰いましょう。
入り口においてあるか、配ってると思います。
これは持って帰ってください。
また、カトリック聖歌集、典礼聖歌集が席にあるところと入り口においてあるところがあります。
入り口においてあるところではそれらを持って席に着きましょう。
これは終わったあとにもとの場所に返します。
ミサは大きくわけて5つのプログラムに別れます。
1.開祭
2.ことばの典礼
3.感謝の典礼
4.交わりの儀
5.閉祭
------------------------
1.開祭
?入祭の歌と行列(全員起立します。)
(↑司会の人が「典礼聖歌○○番を歌いましょう」とか「カトリック聖歌集○○番」とかいうので、そのとき言われた曲を歌います。
聞き逃してしまったら祭壇の右とか左になんか掲示板みたいなものがあって、そこに番号が書いてあるので、それを見て曲を探して歌いましょう。
歌わない時は歌のかわりに入祭唱というのを唱えます。
入祭唱は入り口でもらった、「聖書と典礼」に書いてあります。)
?入祭のあいさつ(ここから「会衆」と「全員」とかかれているところは皆で言います。)
司祭 「父と子と聖霊の御名によって」
会衆 「アーメン」
(↑入祭のうたが終わると、司祭が「父と子と聖霊の御名によって」といいながら、十字を切ります。
同時に私達も十字を切るのですが、「父と」でおでこ「子と」でおなか「聖霊の」で左肩「御名によって」で右肩です。
そのあと皆で「アーメン」といいます。)
司祭 「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんとともに」
会衆 「また司祭とともに」
(↑「皆さんとともに」「また司祭とともに」は何回か出てきますwこのあと「こんばんわ」とか「今日のミサは○○です」とかあいさつみたいなのが入ります。)
?回心への招き
司祭 「皆さん、神聖な祭りを祝う前に私達の犯した罪を認めましょう」
(↑しばらく、頭を下げて反省します。)
?回心の祈り(3種類ありますが、わたしの行ってる教会でよく使うのを書きます。)
司祭 「全能の神と」
会衆 「兄弟の皆さんに告白します。わたしは、思い、ことば、おこない、おこたりによってたびたび罪を犯しました。聖母マリア、全ての天使と聖人、そして兄弟の皆さん、罪深いわたしのために神に祈ってください。」
司祭 「全能の神がわたしたちをあわれみ、罪をゆるし、永遠のいのちに導いてくださいますように。」
会衆 「アーメン」
?あわれみの賛歌
先唱 「主よ、あわれみたまえ」
会衆 「主よ、あわれみたまえ」
先唱 「キリスト、あわれみたまえ」
会衆 「キリスト、あわれみたまえ」
先唱 「主よ、あわれみたまえ」
会衆 「主よ、あわれみたまえ」
(↑これを歌う時もありますし、唱えるときもあります。歌う時は聖歌の番号が出てる看板みたいなところを見て、典礼聖歌集の箇所を探します。先唱は司会みたいなもんです。)
?栄光の賛歌
司祭 「天のいと高きところには神に栄光」
全員 「地には善意の人に平和あれ。
われら主をほめ、主をたたえ、主をおがみ、主をあがめ、主の大いなる栄光のゆえに感謝したてまつる。
神なる主、天の王、全能の父なる神よ。
主なる御ひとり子イエス・キリストよ。
神なる主、神の子羊、父の御子よ。
世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
世の罪を除きたもう主よ、われらの願いを聞き入れたまえ。
父の右に座したもう主よ、われらをあわれみたまえ。
主のみ聖なり、主のみ王なり、主のみいと高し、イエス・キリストよ
聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに。
アーメン。」
(↑これも、歌うことがあります。「イエス・キリストよ」のところでお辞儀するひともいます。また歌う時は「イエズス・キリストよ」になってることもあります。日曜日とカトリックの祭日のミサだけこれがあります。)
?集会祈願
司祭 「祈りましょう。…聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストのよって」
会衆 「アーメン。」
2.ことばの典礼
?旧約聖書の朗読(第一朗読)(座ります。)
(↑「聖書と典礼」の旧約聖書の部分が読まれます。読み終わった後、読んだ人が「神のみことば」とか「神に感謝」とか言うことがあります。そしたら、わたしたちは「神に感謝」と言います。)
?答唱詩編
(↑「聖書と典礼」の答唱詩編をうたうか、唱えます。)
?使徒書の朗読(第二朗読)
(↑「聖書と典礼」の手紙とかかいてある部分が読まれます。読み終わった後の動きは第一朗読と一緒です。)
?アレルヤ唱
(↑起立して、「聖書と典礼」のアレルヤ唱を歌います。)
?福音の朗読
司祭 「主は皆さんとともに」
会衆 「また司祭とともに」
司祭 「○○による福音」
会衆 「主に栄光」
(↑この時、おでこと口と胸に小さい十字をかきます。そして福音書が読まれます。)
司祭 「キリストに賛美」
会衆 「キリストに賛美」
?説教
(↑司祭のお話です。わたしはこれが落ち着いて聞けるようなったのは実は最近ですwたまに眠くなったりしm…ごにょごにょ)
?信仰宣言(ニケア・コンスタンチノープル信条か、使徒信条か、信仰宣言を唱えます。ここでは使徒信条書いておきます。)
全員「天地の創造主、全能の父である神を信じます。
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみをうけ、十字架につけられて死に、葬られ、よみに下り、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って全能の父である神の右の座につき、生者と死者をさばく為にこられます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。
アーメン。」
?共同祈願
(↑「聖書と典礼」の共同祈願を先唱者が言うので、その後に「一同」とかいてあるところを全員で言います。)
3.感謝の典礼
?奉納の歌(座ります。)
(↑聖歌を歌います。司会の人が「○○番というので、その番号のを歌います。」
?奉納行列
(↑ウチの教会では奉納の歌を歌ってる時に係がパンとブドウ酒を祭壇にもっていきます。この時かごがまわってきて、お金を献金しますが、いくらでもよいですし、しなくても良いです。わたしはいつも数百円です。ちなみにかごはすんごい早さで回ってきたりしますw)
?パンを供える祈り
司祭 「神よ、あなたは万物の造り主、ここに供えるパンはあなたからいただいたもの、大地の恵み、労働の実り、わたしたちのいのちの糧となるものです。」
会衆 「神よ、あなたは万物の造り主。」
?カリスを供える祈り
司祭 「神よ、あなたは万物の造り主、ここに供えるぶどう酒はあなたからいただいたもの、大地の恵み、労働の実り、wたしたちのいのちの糧となるものです。」
会衆 「神よ、あなたは万物の造り主。」
?祈りへの招き(起立します)
司祭 「みなさん、このささげものを全能の神である父が受け入れてくださるように祈りましょう」
(↑しばらく沈黙のうちに祈るか↓の祈りを唱えます。)
会衆 「神の栄光と賛美のため、また全教会とわたしたち自身のために司祭の手を通しておささげするいけにえをお受けください」
?奉納祈願
司祭 「…わたしたちの主イエスキリストによって。」
(↑「聖書と典礼」にかいてある祈りを唱えます。)
会衆 「アーメン。」
?叙唱前句
司祭 「主はみなさんとともに。」
会衆 「また司祭とともに。」
司祭 「心をこめて神をあおぎ、」
会衆 「賛美と感謝をささげましょう。」
?叙唱
司祭 「聖なる父、全能の神いつどこでも主・キリストによって賛美と感謝をささげることはまことにとうとい大切な務めです…」
(↑長いので割愛。一緒に沈黙のうちにお祈りしててください。)
?感謝の賛歌
先唱 「聖なるかな」
会衆 「聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。
主の栄光は天地に満つ。
いと高きところにホザンナ。
ほむべきかな、主の名によりて来たるもの。
天のいと高きところにホザンナ。」
(これも歌うことがあります。)
?奉献文(ひざまづくか、立ったままです。)
(↑司祭が色々言ってお祈りするのでこれも沈黙のうちに一緒にお祈りしててください。内容は割愛。)
司祭「…主イエスは渡される夜、パンをとり、あなたに感謝を捧げて祝福し、割って弟子に与えて仰せになりました。『皆、これを取って食べなさい。これはあなたがたのために渡されるわたしのからだである。』」
(↑この時司祭は、聖別され、キリストの体になったパンを示し、侍者というお手伝いの人が鈴を鳴らします。司祭にあわせてお辞儀します。)
司祭「…食事の終わりに同じように杯をとり、あなたに感謝をささげて祝福し、弟子にあたえて仰せになりました。『皆、これを受けて飲みなさい。これはわたしの血の杯、あなたがたと多くの人に流されて、罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血である。これをわたしの記念として行いなさい。』」
(↑このときも、祝別され、キリストの血になったぶどう酒を示し、侍者が鈴を鳴らします。司祭にあわせてお辞儀をします。)
?記念唱
司祭 「信仰の神秘」
会衆 「主の死を思い、復活をたたえよう、主が来られるまで。」
(↑歌うこともあります。個人的には、ここが一番美しくて好きです。)
司祭 「わたしたちは今、御子キリストの救いをもたらす…」
(↑お祈りが唱えられるので沈黙のうちに一緒にお祈りしてください。内容は割愛。)
司祭 「…御子イエス・キリストを通してあなたを褒めたたえることができますように。」
(↑ひざまづいて居た時はこのあと立ち上がります。)
司祭 「キリストによってキリストとともにキリストのうちに、聖霊の交わりのなかで、全能の神、父であるあなたに、」
全員 「全ての誉れと栄光は世々に至るまで。アーメン。」
(↑最後にこれを唱えます。歌うこともあります。)
4.交わりの儀
?主の祈り
司祭 「主の教えを守り、みことばに従い、つつしんで主の祈りを唱えましょう。」
会衆 「天におられるわたしたちの父よ、み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。」
?副文
司祭 「いつくしみ深い父よ、すべての悪からわたしたちを救い、現代に平和をお与えください。
あなたのあわれみに支えられ、罪から解放されて、すべての困難に打ち勝つことができますように。
わたしたちの希望、救い主イエス・キリストが来られるのを待ち望んでいます。」
会衆 「国と力と栄光は、限りなくあなたのもの。」
?教会に平和を願う祈り
司祭 「主イエス・キリスト、あなたは使徒に仰せになりました。『わたしは平和をあなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える。』わたしたちの罪ではなく教会の信仰を顧み、おことばの通りに教会に平和と一致をお与えください。」
会衆 「アーメン」
?平和のあいさつ
司祭 「主の平和がいつも皆さんとともに。」
会衆 「また司祭とともに」
司祭 「互いに平和のあいさつをかわしましょう」
(↑このあと、皆、まわりの人に「主の平和」と唱えて挨拶します。いきなりなのでビビることまちがいないしですwとりあえずニコニコして周りの人とあいさつしましょうw)
?平和の賛歌
先唱 「神の子羊」
会衆 「世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ」
先唱 「神の子羊」
会衆 「世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ」
先唱 「神の子羊」
会衆 「世の罪を除きたもう主よ、われらに平安を与えたまえ。」
(↑これも歌うことがあります。)
?拝領前の信仰告白(ひざまづくことがあります。)
司祭 「神の子羊の食卓に招かれたものは幸い」
会衆 「主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、あなたをおいてだれのところに行きましょう。」
?聖体拝領
(↑この時、カトリックの洗礼を受けた信者はキリストの体となったパン、ご聖体をいただきます。洗礼を受けていない人も、一緒に列に並び、司祭の前にでたら手を合わせて頭を軽くさげると祝福が受けられます。ぜひどうぞ~♪)
?拝領祈願(起立します。)
司祭 「祈りましょう。…わたしたちの主イエス・キリストによって。」
(↑「聖書と典礼」の祈りを唱えます。)
会衆 「アーメン」
5.閉祭
?派遣の祝福
司祭 「主は皆さんとともに。」
会衆 「また司祭とともに。」
司祭 「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんの上にありますように。」
会衆 「アーメン」
(↑この時、「父と子と聖霊の祝福が」で、また十字を切ります。)
?閉祭のあいさつ
司祭 「感謝の祭儀を終わります。行きましょう、主の平和のうちに。」
会衆 「神に感謝。」
?退堂
(↑閉祭の歌を歌います。)
------------------------
以上が流れです。
あー長かった。
これで1時間くらいです。
ミサが始まる前に、マリア様への祈りを唱えることもあります。
最近ひざまづかないところもあるみたいですが、ひざまづいた方が美しくて好きです。
とりあえず、まわりをきょろきょろしつつやれば大丈夫だと思われますw