サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

修士論文発表会

2012-03-11 17:00:59 | Weblog
2012年3月9日(金)午後2時より、大阪人間科学大学大学院人間科学研究科の修士論文発表会が開催されました。

健康心理領域の4名、精神保健領域の2名、社会福祉領域の1名、居住環境領域の1名が見事修士論文を披露してくれました。

指導教授、副査の先生方、M1生、学部生はもちろん、研究に関係されたSさんも出席。

予定通りの発表時間でトントンとすすみました。

去年の修士論文発表会は、発表途中に東日本大震災が発生。

大きく揺れる7Fの庄屋学舎A707教室での発表者T君が波をうつ姿を今でも鮮明に思い出します。

アンテナつながっていない教室のテレビからは、NHKの臨時ニュースの砂嵐画面と音声だけがながれてきました。

だれかの携帯の地デジで仙台の地震を知り、発表は30分中断しましたね。

ああ、あれからマル1年です。

写真は発表会の後の記念写真。みんなほっとしているいい表情ですね。


2012/03/11・記

中宮病院(府立精神医療センター)全面禁煙に

2012-03-09 07:57:46 | Weblog
健康増進法に基づいて、公の施設では館内前面禁煙になってきています。

学校や企業はもとより、病院ではもちろんというべきか敷地内全面禁煙となっているのですが、精神科病院だけはそうなっていない。

喫煙ルームを別途備えて、分煙とするところまではやっていても、全面禁煙を打ち出すのは難しいというのです。

そのわけを探るために文献など調べてみると、ニコチンを精神病の薬のように扱ってきた歴史に問題があるようです。

ニコチンが摂取されると、脳の中にすぐ入り、ドーパミンを沢山出して気持ちよくなること。

ニコチンが、脳内のニコチンリセプターとくっつくわけですね。

そのニコチンリセプターというのは、アセチルコリンリセプターの1つなんだそうで、ニコチンに特異的に反応し、自律神経の興奮を司ります。

喫煙家の精神病患者さんにとっては、たばこを吸うことは自力でこうした薬理作用を実現することになるわけで、喫煙を止めると自力での調整作用を捨てることになるわけです。

入院患者さんは、投薬によって症状をコントロールされています。その方々がさらに喫煙によって自力でニコチンを摂取し、アセチルコリンリセプターを刺激する・・・ってなんだか本末転倒。

たばこを吸う週間が身体にもたらす影響を考えれば、入院患者さんに自由な喫煙を許すこと自体おかしな話。

アルコールを自由に摂取していいというのと同じ論理でしょう。

というわけで、中宮病院は3月1日から完全に敷地内禁煙を果たしました。すばらしい!

入院患者さんで喫煙者の方を対象とした禁煙指導もなされているようです。ニコチンパッチをつかった方法です。

そこで禁煙が開始する2月27日、開始した3月1日、そして1週間後の昨日3月8日の三回にわたって、精神症状のバイオマーカとしてPPI(プレパルス抑制)の検査を行いました。

卒業生の田中君、院生の浅野さん、三回生のわく田さんの3人でがんばってくれました。

今日辺り結果がみれるかな?楽しみです。禁煙したら症状が悪化するのか、いやそうではない逆によくなるのか・・・がみえるのです。

結果次第では、さらに積極的な禁煙支援をお手伝いしたいとおもっています。


2012/03/09・記



春の気配

2012-03-08 01:38:35 | Weblog
自宅近くの空き宅地。

桃か梅かとおぼしき小さなつぼみが。

そういえばこのところ暖かい日が続きました。

このところ休みなく働いているので、周りが余り見えなかった。

今日は午前中の仕事を終え、15時から自宅でたまった仕事の片付けをしていました。

確定申告まであと一週間。

今夜は徹夜か・・・・


2012/03/08・記

最新の精神科病院をみせてもらいました

2012-03-04 02:53:51 | Weblog
2012年3月3日。

午後1時半から、浅香山病院精神科リレーションセンターにて講演をしました。

テーマは「ストレスとうまくつきあう 心理学 ~生きにくい時代の処方せん~ 」

地域の方々40名ほどが参加。

ストレスマネジメントのお話とリラクセーションの実習をしました。

お年をめしたかたも多くいらっしゃったので、アクティベーションはできませんでした。

2時間ほどの講演でしたが、地域に根ざす当病院らしく、ほんわかしたいい雰囲気のセミナーになりました。

OTの山崎さんはじめ、準備や後片付けを手伝って頂いたスタッフのみなさん、ありがとうございました。

ハミル宮田ゼミの後輩だった百田さんとは20何年かぶりの再会(記念写真では私の左横)。

立派になってましたよ、ミミミ君、覚えてますか?


<精神科病院の喫煙問題>

綺麗になった病院内部を見学させてもらいました。

いちばん気になったのが患者さんの喫煙に対する取り組み。

当病院では、喫煙スポットが設置されていました。

ガラス張り・密閉で、吸煙装置が装備されたブース。新幹線のぞみN700系とよく似ていました。

敷地内禁煙をすると病院外で喫煙する人が地域の方々の迷惑になるというので仕方なく分煙とのこと。

府立精神医療センターが3月1日から敷地内禁煙に踏み切った話をしました。

浅香山が分煙から敷地内禁煙へと変わるには、どんな段取りで、なにをすればいいのでしょうね。

多くの病院が敷地内禁煙となってきた昨今、精神科病院だけは禁煙をタブー視してきました。

ニコチン摂取が精神疾患の症状軽減に役立つという説すらあるくらいなので、ビミョーな問題ではあるけど・・・健康を害することが周知の喫煙を院内で勧めるのは健康増進法25条に反することですからね。

さてどう展開するのか、何かお手伝いできることはあるのか、深く考えさせられました。


<心理関係の院内施設>

心理のスタッフはたくさんいらっしゃるようで、施設もたいへん充実しています。

心理相談などができる小部屋は調度品もシックでいいですね。3部屋ありました。

グループ療法ができる大きな部屋や、子供用のプレールームも。

デイケアのフロアは立派でした。理想的な環境といえるでしょう。

土曜日だったので、利用者はいなかったのですが、施設はとてもよかった。

本学の学生さん(院生は当然)も、心理師の国家資格ができたら施設での実習が単位になるとおもいます。

少なくとも見学させてもらって、ボランティアとして手伝ったりして、アセスメントやセラピー、デイケアの実際を体験することは必須となるでしょう。

私は大学を卒業の後、修士2年までの2年間、民間の精神科病院と大阪府立精神薄弱者厚生相談所でアセスメント担当のアルバイト心理士をしていました。

大学院では武庫川病院(兵庫医大)で臨床心理学実習を受け、当時の木下功講師(後神戸大教授)から自律訓練法とロールシャッハ検査法の訓練を受けたのも懐かしい。

こうした20歳代の経験が、後に心理学の実践とは何かを考える基盤となっているのだとおもいます。

昔の精神科病院と比べたら、最近の精神科病院は大きく変わりました。

美しく開放的で、立派な施設に変わりました。

府立中宮病院(精神精神医療センタ)といい、浅香山病院といい、このところ精神科の病院と縁が深くなってきました。

大学で心理を教えている先生方も、最新の精神科病院を体験するのも重要だとおもった次第です。


2012/03/04・記


p.s.
南海浅香山駅から歩いて5分。外観も写真に撮りました。
駅降りてすぐに関西大学堺キャンパスがどーんとある。驚いたなあ~。



浅香山病院

FD研修楽しかったですね

2012-03-02 10:14:49 | Weblog
3月1日午後。

毎年恒例のFD研修。

今年の基調講演は、上智大学名誉教授の武内清先生。

『大学生の生活・文化と学生支援』と題してお話いただきました。

そのあと本学の取り組み2つ紹介で休憩。

場所を変えて、ワールドカフェ。

ま、ひとことでいったら、おやつと喫茶で自由に討論・ブレインストーミング。

学生の声を聞き、学生のためによりよい大学にするためには、学生の声をどう生かすかが議論されました。

自由な雰囲気で、学科を超えた議論。おもしろかったですよ。

写真はclosedにしました。キーナンバーは私あてにメールで問い合わせください。


FD研修

それは2月29日のことでした

2012-03-02 10:05:51 | Weblog
光明池の駅に向かうアプローチ。

青空くっきりのよい天気。

ふと見上げると、白い2本の筋。

飛行機雲でしょう、高い空に尾を引いて伸びていきます。

おもわずi-phoneカメラで何枚か撮りました。

伊丹に向かう着陸前のジェット機だったのでしょう。自衛隊のものではないでしょう。

いよいよ春間近ですね。

今日は暖かいけど雨。

三寒四温の季節。

いい天気の日は空を見上げましょう。もうすぐ震災から1年です。


2012/03/02・記



行岡看護1~2年生にストマネ

2012-03-02 09:57:26 | Weblog
いやあ、楽しい一時でした。

場所は、柔道整復の校舎最上階にある柔道場。

暖房もばっちり。リラクセーションは畳の上に寝転んでたっぷり30分。

自律訓練法と、エリザベス・ソリン先生の「あなたの特別の場所」私バージョンと看護教員(女性)の声とで2度。

完璧にリラックスとはなにかを体験してもらえたとおもいます。

アクティベーションでは、120名でするバースデーチェーンが圧巻。

さすがに3カ所ほど間違いがありましたが、すばらしい人間のコミュニケーション能力をみた気がしました。

終わってからは、先生方とお話。そして記念撮影。

とって頂いた事務のかた、腕前いいですね。ありがと!


2012/03/02・記




行岡看護1~2年生にストマネ