サイコロジスト101

旧J&PホットラインSIG101opMr.髭が運営。
健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

初夏の陽気でした

2009-03-18 19:10:11 | Weblog
今日は午前中からだんだんと暖かくなりました。

早朝から私は和歌山に。

6時代の電車にのって、とことこ和歌山線。

今日は某新聞社主催の大学学部学科別模擬授業というので、心理学の模擬授業をおこなってきました。

総合学科を備えるこの高校。

みなさん熱心に模擬授業に参加してくれました。

心理学のなかでも、ストレスマネジメントの授業なので、わりと分かりやすかったのではないでしょうか。

花粉飛び交う田園地方をマスクで顔を覆いつつ、怖々15分ばかり歩きました。

授業2こまの最中、鼻づまりで少し聞き苦しいところがあったかも。

帰りは和歌山から阪和線で。

途中南海に乗り換えて、なんばで買い物をして帰宅しました。

たまには大学の外に出るのもいいものです。でも、今日の陽気はたいがいえらかった!


2009/03/18記




臨床生理心理科学編集会議

2009-03-17 14:02:31 | Weblog
宮田洋先生との共編著のタイトルが決まりました。

「臨床生理心理科学」

3/15の日曜日の朝、宮田先生から電話。

「おい、決めたぞ、これで行く!」

前日の3月14日土曜日3時半から、大野太郎くんと私の二人で議論したことの一つがタイトル。

宮田先生が関学心理学研究室の歴史を語ります。

psychophysiologyとphysiological psychologyをまとめたご自身が半生を賭けてて追い続けた研究テーマの名称です。

しかも、今風に。今の学界で通じるものに。

しかもしかも、健康や臨床に携わる人たちの基礎教養となる新たなカテゴリー名。

「先生が、決めてください。」

私と大野はそういいました。

で、翌朝の電話。しっかり聞きました。

この春休みにも全体を見渡したうえで、新しい原稿を送るつもりです。

培風館から出すこの本。実は6年も前からひきずっているもの。

この5月の連休明けに完成させます。

ちなみにこの写真は編集会議終了後、鍋を囲んだ後の記念写真。

途中参加の堤君が入ってます。

2009/03/17記



院生たちと恩師たち

2009-03-17 13:45:45 | Weblog
院生謝恩会のフィナーレ。

出席された先生、院生で撮る記念写真。

写っていない人は、どうしても来られない用事があったのです。

卒業写真というのは、後から、何年かたってから見るととても懐かしく、そして甘い匂いが漂います。

おそらく、映像の後ろに漂う2年間という時間の流れが、扁桃体と海馬からの神経衝動となって涙腺活動にスイッチを入れるのでしょう。

ユーミンの卒業写真、いいですね。

人混みに流されて
変わっていく私を
あなたは、時々、
遠くで
叱って

というところがいいですね。

院生たちの行く末、チャレンジャブルなものとなるよう期待しています。

こういうのも、学部卒業とはまた違っているからでしょうか。

2009/03/17・山田冨美雄





服部先生に花束

2009-03-17 13:42:06 | Weblog
2008年度の院生主催謝恩会。

イタリアンレストランでの会合でした。

大学を作り5期生の卒業、大学院を作り2期生の修了となるこの年。

大学・大学院の創設の母、服部祥子先生への花束贈呈でした。

あたたかい包み込む教育を語られた服部先生、ありがとうございました。

2009/03/13記(アップがおくれました)



E南小学校ストマネ研修

2009-03-12 02:40:26 | Weblog
M市E南小学校で、ストレスマネジメント教育研修を行いました。

二度目となった今日は、リラクセーション指導のための基本実習をまず行いました。

床に寝転がって二人組となっておこなう腹式呼吸練習。

床にすわって肩の動きをチェックしあう練習。

肩上げ緊張をサポートしあう練習。

おでこにティッシュをくっつけて、息を吐きつづける練習。

そして自由なポーズでの「あなたの特別の場所」によるリラクセーション体験。

脈拍を自分で測る指導法。

「とんでとんで」によるアクティベーション体験。

そしてアサーションの学習。

DESCプログラムを学んだ後、うまく断る練習。

最後に質疑応答をして約2時間、楽しい研修となりました。

新年度実施する1年生から6年生まですべての学園用プログラム作りが次の課題。

楽しみですね。

いじめ・不登校の予防を目的としたストマネ教育。成功を祈りつつ、記念写真となりました。

090311記


院生追い出し

2009-03-12 02:35:19 | Weblog
山田ゼミの院生2期5名は、修士課程の学業を終えることとなりました。

お世話になった現4年次生が企画して、追い出しコンパを開催。

私は学園のパーティがあったので、二次会から参加しました。

花粉症の症状がきつく、美酒を楽しむことはできにくかったのですが、それなりのワインとクロンバックで喉を潤しました。

M2のみんな、おめでとう。

そして、新たに修士課程に入ってくるみんな、がんばれよ。

090310記




あこがれの老い

2009-03-10 11:54:13 | Weblog
服部先生にいただいた本。医学書院刊2100円。

出だしから素晴らしい。

有名人列伝かしらとおもって読み始めたんですが、第一章がすばらしい。

ニューヨークに赴任した服部夫妻の近所に住むハロルドさん(75年当時喜寿の77歳)の幼少期から97歳で逝くまでの生涯記。

精神科医が脳の内科医になる以前、主たる精神科医は患者との会話を重視する面接という臨床を最重要視していたとおもいます。

服部先生はそうした、いわゆる精神科医。

心理のスタッフを大切にし、こよなく愛を振る舞う一世代前の先生。

お部屋に顔を出すと、その朝あったできごとから、出会った人との奇遇なつきあいにいたるまで、瞬く間に尽きない会話がはじまります。

1975年、服部先生が医師免許を取得して数年後、結婚した商社マンとニューヨークに赴任したての頃というから、まさに生き生きとした、精神科医魂と生来の文学少女気質からのハロルドさんとの会話が想像できます。

ハロルドさんの立場で考えると、突然近所に引っ越してきた日本人主婦。どんなにうつったでしょう。
次から次へと話がはずみ、日本という異国の怪しさと児童精神科医という奇異なステータスは、どんなふうにうつったんだろう。

きっと、服部先生と出会ったハロルドさんは、地球上でただ一つの人生を77年も過ごし、神の招きをどう受け付けるかだけを考えていたはず。

それが人生最後の20年間を、服部先生と出会ってからの20年間をまた奇異なものにしたとおもいます。

ハロルドさんは、日本贔屓になっていったそうです。

医師と患者という関係ではなく。精神科医のなんたるかを知ったのかもしれません。

会話を楽しむウィットにとんだユーモアのセンスを最後まで保持されたハロルドさん。

アメリカにいちばんよい時代を生き抜いたまじめなドイツ系アメリカ人の人生。

新鮮な気持ちで読み切りました。

なお2章以降もすばらしい人物評と服部先生独特の世界観が回目見える、活字好きには堪えられない一品エッセーでした。

090310記

p.s.
表紙の絵は、ハロルドさんの筆によるものとのこと。いいなーこの風景。
フォスターの故郷が聞こえてきそうな場所なんでしょうね。


Pavlovノーベル賞受賞記念像

2009-03-09 19:21:35 | Weblog
サンクトペテルスブルク大学敷地内に、パブロフ先生の像が建っています。

ノーベル生理学医学賞を受賞した記念像なんだそうです。

1904年とあるので、今から105年も前のこと。

何もかも、パブロフがノーベル賞を受賞したときの演説の中に、精神唾液分泌の話があったからこそ。

今日行動科学があるのも、認知行動療法が医学的措置法としても認められているのも、そうですよ。

そんな目で私はこの像をみつめていました。

ま、あこがれの眼差し(まなざし)とでもいいましょうか。

私たちがよく知っているパブロフの写真、その顔と比べると随分若いですね。

ちなみにこの像の台座後方には、ロシア語で「科学は人間を幸せにする」と書いてあるとか。

ロシア語が読めないので、英語の話せる運転手さんに聞いたら、そのようなことを言ってましたね。

また、パブロフの住んでいたところには、「観察、観察、観察」と刻んであったとか。

偉大な学者というものは、世人になにやら呪文のような言葉を発し、それを聞きとめた人が永代に残すとはいったものです。

私は歴史上の人物で誰にいちばん憧れの眼差しをおくるかと問われれば、間髪おかずパブロフというでしょうね。

で、さきほど、私のボス、服部祥子先生に本を一冊頂きました。

昨秋出版された御著書「あこがれの老い」(医学書院)。これがほんとに面白い。

12名の歴史上の人物への服部先生流こだわり人物評です。

近々書評をアップさせていただきます。

090309記

筒井康隆のブログ

2009-03-08 20:26:59 | Weblog
なぜこの写真と関係するかは考えないでください。

ちなみに、四万十の川縁風景です。鮎や川鰻の味が思い起こされる風景なのです。

なんとなく、合うような気がして選んだまでで。

http://shokenro.jp/shokenro/book-cover/

をのぞいてみてください。素晴らしい筒井康隆の日常が自らの手で記載されています。

実は、今日、はじめて通して読みました。

筒井康隆の、莨臭混じる吐息さえ感じとれる逸文。

私と筒井文学との出逢いは大学1年生のときでしたか。

生協でみつけた「心裡学社怪学」が発端。

私も文学部だったので、他にもいろいろ固難しい本を買っては積み、読んでは買い、借りては買い、とでたらめな読み方をしていたころ。

文学の神との訣別を宣言するというか、精神分析で心の闇から社会現象まで切り刻む意欲作でした。

実験文学、スラブスティック、ジャズ系、ドタバタ、ラリ系と揶揄されていたころでした。

以来文庫はすべて70年代に読みました。

大学で教鞭をとるようになってからも、ファンとして新入生に薦める小説は筒井文学。

とある看護学校で文学を教えるはめになったときも、迷わず「家族八景」をテキストに人気講義をくみたてたんですよ。

朝のガスパール連載中にハードな読者の仲間入りというか、パソコン通信仲間として気軽に語れる存在に。

出版記念パーティにも出席しました。ツーショットの隠れ記念写真に収まったこともありました。

断筆宣言を経てからでしたか「文学部唯野教授」で文学論を勉強。

テレビにもよく出演されるようになりましたね。

最近では「富豪刑事」や「七瀬ふたたび」でテレビでも大活躍。

また「最後の喫煙者」が英国でラジオ放送されるという話でもりあがってもいます。

そんな筒井康隆さんのブログ。すてきです。Macユーザーの筒井さんらしく、とてもやわらかな文面。

何を食べたかの記述がまさに圧巻。魚偏の漢字の多さに、肥えた舌の色合いが感じ取れます。

090307記

モスクワ大学前の映像から今年の学会をおもう

2009-03-07 11:40:45 | Weblog
昨年の秋訪れたモスクワ大学前で記念写真。

すばらしくでかい大学でした。

ロシア一の大学ですものね。

今年の秋はベルリンに出張の予定です。

SPRという心理生理学の国際学会が開催されます。

今回のテーマは青色LEDによる注意喚起効果にしようかとおもっていますが、まだ未定。

開催が10月21-24なので、1週間ほど休まなくてはならないのが辛いところです。

そういえば今年参加する学会は近場が多いので楽々。

まず生理心理学会が同志社大学。5月16土-17日の開催。田辺学舎。演題2つ出しました。

心身医学会は東京国際フォーラムで6月6土ー7日。

バイオフィードバック学会は大阪工大。6月27土ー28日の開催。大須賀教授が大会長なので出席する予定。

ストレスマネジメント学会は遠いですが長崎。7月25土ー26日。

日本心理学会は立命館。8月26水-28金。「笑いとまばたきの心理学」というワークショップを出します。

健康心理学会は早稲田国際会議場で9月7月ー8日。

SPRは先述のようにベルリンで10月21ー24土。

禁煙科学学会が金沢で10月24土ー25日。SPRに行くとなると禁煙科学学会はむつかしくなります。

関西心理学会は本学。11月15日(日)の予定です。

ストレス学会は横浜で12月4金-5土。参加できますかね?

090307記





リラクセーション指導について

2009-03-06 10:11:06 | Weblog
写真は去年の7月AOTSで行ったストマネ教育スタッフ研修時リラクセーション指導風景

山野くんが撮影してくれました。

禁煙サポートに、ストマネ教育をいかに生かすか。これが今の私の課題。

ちょっと自問してみましょう。

ストマネの基本は、認知ー行動の科学的認識。

ラザラスのストレスコーピング理論を理解すること。

つまり、ストレッサに気づき、対処法に気づき、ストレス反応に気づくこと。

なんでこれだけしんどいんだ、ストレス反応の原因は何だと考え、原因=ストレッサがみつかったら最適対処法を選ぶ。

ま、理屈ではそうなんですが、ケースバイケース。

十把一絡げの正解はなかなかありません。

喫煙者の例。

なぜ咳がとまらないんだ。なぜ頭がぼーっとしているのか。ーーー>ストレス反応だ

原因はなんだ?仕事か、家庭の問題か、それとも・・・。ーーー>ストレッサの探索

そうか、きついノルマがあるからだ。ーーー>ストレッサの確定

どうしたらいいのか?
 ーーー> ノルマを下げてもらおうか(一案)
 ーーー> 違う職場に変えてもらおうか(二案)
 ーーー> ノルマ達成の名人に秘策を学ぼうか(三案)
  ・・・・・・と続く

その中から、
(1)積極的に問題解決に焦点を当てる対処
(2)励ましてもらう場を設定しがんばるという対処
(3)癒しを求めつらい仕事を忘れる時を作るという対処

など、分類できるのですが、どれも試してみるのがいいことでしょう。
(3)の一つが、喫煙そのもの。
 ニコチンという薬物によって、癒しを実現するわけです。
 ところが、ニコチン依存症という病気に罹患してしまう。
 やめられない、やめようとするとイライラする。もう一つ別のストレスが生まれたわけ。

たくさんストレッサがあると、ストレス反応も多重で重篤・長期化します。

そこで、積極的に、リラクセーション技法をもちいてストレス反応を抑えてしまうことが必要に。
呼吸法から筋弛緩法、自律訓練法に至る一通りの技法がストマネ教育の基本中の基本スキル。

喫煙者にとって、たばこではない別のやりかたで癒しを実現する技法を学ぶことが必要でしょう。
いろんな方法を学びたいですね。

去年は、酸素ボンベをつかった酸素吸飲法を試しました。

でもCOモニターでみるかぎり効果はなかったですね。

春休みの間に、別の方法もチャレンジしたいとおもっています。

アイデアあったら、今日の午後のKKK(禁煙サポートの研究会)で出してください。

例えば、禁煙のツボを使った鍼や指圧をつかった指導法について学んでみようとおもっています。

近く講師呼んで勉強しましょうか。

090306記


中井先生

2009-03-05 19:23:50 | Weblog
中嶋先生送別会での一こま。

禁煙ワーキングに毎回ご出席の中井先生。

私たちの活動を暖かくみまもってくださっています。

その中井先生がなんと、純白の素敵なドレスで参加されました。

健康指導のプロらしく、スマートにドレスアップでした。

学位取得おめでとうございます!!

090305記