うどんが大好きです。
この映像。知っている人は知っている。
去年の秋、JR坂出駅のお店で食ったぶっかけうどん。
お店の人に聞いたら、軽く一人で食べられますよ~とのこと。
思わずビールのあてにして15分以内でたいらげました。
香川にまたいきたいものです。
2009/03/03記
2月28日午後3時45分開催のシンポジウム1「行動医学における新しいアセスメント」雛壇風景です。
左から順に
指定討論の 津田彰先生(久留米大学)、井澤修平先生(早稲田大学)と並んだ後、
シンポジストが続きます。順にお話いただいたタイトルと所属、氏名を。
1 PPI:基礎研究から統合失調症のバイオマーカになり得たのはなぜか
科学技術振興機構下條潜在脳機能プロジェクト 廣中 直行 先生
2 PPIの臨床適用の可能性と限界
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター 元村 直靖 先生
3 ストレスバイオマーカの現在:PNEI指標の測定と課題
長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター 野村 収作 先生
4 病的依存のギャンブル課題による前頭葉機能アセスメント
科学技術振興機構下條潜在脳機能プロジェクト 高野 裕治 先生
5 医療における質的研究手法の活用:チェックリスト作り-新人看護師の職場適応から-
和歌山県立医科大学保健看護学部 水田 真由美 先生
さらにその右には座長
香川大学医学部看護学科 当目雅代先生
そして
大阪人間科学大学健康心理学科 山田冨美雄
です。
なにやら、私は目をつぶっていますが、眠っているのではありません。
シンポジウムの抄録概要は以下に示します。
テーマ 行動医学における新しいアセスメント
概要
医学における心理学・行動科学の役割は、症状の有無や寛解過程を量的に査定する技術の開発にある。本シンポジウムにおいては、現在もっとも旬な査定法をとりあげ、行動医学発展のための共通のツールに育てるための礎としたい。
まず、現在統合失調症のバイオマーカーとして利用されている驚愕反射の先行刺激による抑制効果(prepulse inhibition: PPI)をとりあげる。ラットの驚愕反応研究に起因するPPIが、統合失調症のバイオマーカとなりえた話をご紹介したあと、PPI測定評価システム、PPI発現の脳内機序について、基礎研究者の立場から廣中先生にお話願う。また、統合失調症の臨床場面どのように適用できるか、今後どのような対象への適用が期待できるかについて元村先生からお話願う。
次に、精神神経内分泌免疫学(psycho-neuro-endocrinology and immunology: PNEI) 研究から生まれた唾液中内分泌系、免疫系、自律神経系指標について、その生物学的意義と測定・分析法の実際について野村先生にご紹介願う。うつ病などの心の病、心筋梗塞や脳溢血などの身体疾患は、過度のストレス体験と、それに対するストレス反応性が強く関係している。ストレスマネジメント介入を予防医学分野や臨床的技法として普及させるには、こうしたバイオマーカの助けは欠かせない。
また、ギャンブルや薬物への病的依存を査定するための行動科学的技法として、ギャンブリング課題を用いた基礎的研究を高野先生からご紹介願う。現在、依存の問題は、薬物、ゲーム、買い物、借金、そして人間関係への強い執着・依存とも関係づけられ、非合理的な意志決定を担う脳内部位との関係から、発達障害や人格障害のモデルとして活発な研究がなされている。ギャンブリングゲームの成績から、依存性の強さやギャンブラー固有の特徴が予測できると考えられる。
最後に、医療職場での早期離職、職場不適応事例への対応に役立つアセスメントツールを、質的アプローチから構築しようとする試みについて議論する。看護師の早期離職は社会問題ともなっているが、先輩看護師によるピアサポート(プリセプター制度)がメンタルヘルス改善に効果的であるとされている。そこで、自由会話や面接記録の質的分析から認知過程査定に役立つチェックリストを作る試みについて水田先生から報告願う。がんや糖尿病患者のメンタルヘルス把握にも役立つ、医療現場の専門家と心理士との共同作業によって実現可能である。
これら最先端のアセスメントはいずれもまだ医療関係者には一般的ではない。過剰に期待することなく、上手に利用することが期待される。それには医療の専門家だけでなく、生物化学、行動科学、会話分析に至る幅広い分野の専門家の協力が欠かせない。こうした観点から、津田先生と井澤先生に指定討論をお願いした。
2009/03/03記
左から順に
指定討論の 津田彰先生(久留米大学)、井澤修平先生(早稲田大学)と並んだ後、
シンポジストが続きます。順にお話いただいたタイトルと所属、氏名を。
1 PPI:基礎研究から統合失調症のバイオマーカになり得たのはなぜか
科学技術振興機構下條潜在脳機能プロジェクト 廣中 直行 先生
2 PPIの臨床適用の可能性と限界
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター 元村 直靖 先生
3 ストレスバイオマーカの現在:PNEI指標の測定と課題
長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター 野村 収作 先生
4 病的依存のギャンブル課題による前頭葉機能アセスメント
科学技術振興機構下條潜在脳機能プロジェクト 高野 裕治 先生
5 医療における質的研究手法の活用:チェックリスト作り-新人看護師の職場適応から-
和歌山県立医科大学保健看護学部 水田 真由美 先生
さらにその右には座長
香川大学医学部看護学科 当目雅代先生
そして
大阪人間科学大学健康心理学科 山田冨美雄
です。
なにやら、私は目をつぶっていますが、眠っているのではありません。
シンポジウムの抄録概要は以下に示します。
テーマ 行動医学における新しいアセスメント
概要
医学における心理学・行動科学の役割は、症状の有無や寛解過程を量的に査定する技術の開発にある。本シンポジウムにおいては、現在もっとも旬な査定法をとりあげ、行動医学発展のための共通のツールに育てるための礎としたい。
まず、現在統合失調症のバイオマーカーとして利用されている驚愕反射の先行刺激による抑制効果(prepulse inhibition: PPI)をとりあげる。ラットの驚愕反応研究に起因するPPIが、統合失調症のバイオマーカとなりえた話をご紹介したあと、PPI測定評価システム、PPI発現の脳内機序について、基礎研究者の立場から廣中先生にお話願う。また、統合失調症の臨床場面どのように適用できるか、今後どのような対象への適用が期待できるかについて元村先生からお話願う。
次に、精神神経内分泌免疫学(psycho-neuro-endocrinology and immunology: PNEI) 研究から生まれた唾液中内分泌系、免疫系、自律神経系指標について、その生物学的意義と測定・分析法の実際について野村先生にご紹介願う。うつ病などの心の病、心筋梗塞や脳溢血などの身体疾患は、過度のストレス体験と、それに対するストレス反応性が強く関係している。ストレスマネジメント介入を予防医学分野や臨床的技法として普及させるには、こうしたバイオマーカの助けは欠かせない。
また、ギャンブルや薬物への病的依存を査定するための行動科学的技法として、ギャンブリング課題を用いた基礎的研究を高野先生からご紹介願う。現在、依存の問題は、薬物、ゲーム、買い物、借金、そして人間関係への強い執着・依存とも関係づけられ、非合理的な意志決定を担う脳内部位との関係から、発達障害や人格障害のモデルとして活発な研究がなされている。ギャンブリングゲームの成績から、依存性の強さやギャンブラー固有の特徴が予測できると考えられる。
最後に、医療職場での早期離職、職場不適応事例への対応に役立つアセスメントツールを、質的アプローチから構築しようとする試みについて議論する。看護師の早期離職は社会問題ともなっているが、先輩看護師によるピアサポート(プリセプター制度)がメンタルヘルス改善に効果的であるとされている。そこで、自由会話や面接記録の質的分析から認知過程査定に役立つチェックリストを作る試みについて水田先生から報告願う。がんや糖尿病患者のメンタルヘルス把握にも役立つ、医療現場の専門家と心理士との共同作業によって実現可能である。
これら最先端のアセスメントはいずれもまだ医療関係者には一般的ではない。過剰に期待することなく、上手に利用することが期待される。それには医療の専門家だけでなく、生物化学、行動科学、会話分析に至る幅広い分野の専門家の協力が欠かせない。こうした観点から、津田先生と井澤先生に指定討論をお願いした。
2009/03/03記