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心理学研究法1:いろいろなアプローチ>5つのタイプ

2010-09-27 15:11:52 | Weblog
2010年度心理学研究法第一回目配布資料を添付しておきます。

去年の授業で使ったものと同じです。

私の考えですが、大きく分けて5つのアプローチがあるということにしましょう。

思索重視の哲学的アプローチ。小説や映画の創作の背景となる研究も含みます。

観察・実験重視の科学的アプローチ。心理学界のメジャーです。

経験重視の、直感を大切にする臨床的アプローチ。臨床心理士やカウンセラーのする研究ですね。

応用を重視する実践的・フィールド尊重型の社会的アプローチ。マーケティングなどへの応用が期待されます。

そして、科学技術の進歩にのった工学的アプローチ。人工知能やロボットをつかった心理シミュレーションを含みます。

もちろん、現実社会では、心理学出身者はいろんなタイプのアプローチをとっています。自分の5年後、10年後の姿をイメージして、どの研究法・アプローチが自分に近いかなどを考えてみてください。

本日出席した101名の出席カードに書いてもらったもののうち、有効回答94通をみると、

皆さんの興味のあるのは

1 臨床的アプローチ 49名
2 社会的アプローチ 16名
3 哲学的アプローチ 15名
4 科学的アプローチ  9名
5 工学的アプローチ  5名

となりました。

以上5つを書いてと言ったのに以下のように書いた方がいます。

心の教育的と書いた 4名
恋愛心理学と書いた  2名
スポーツ心理と書いた 1名

これらはそれぞれ上記5つの分類に入れるのは難しいというか、次元の違う回答の仕方ですので別枠とします。

皆さんの興味にしたがって、来週は医療・臨床に生かす研究法についてお話します。

では。

2010/9/27・記

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