房総半島の田舎で11年一緒に暮らすラブラドールの「ロッキー」です。
この写真は、昨年の11月に親子?で散歩するいつもの風景を友人が写してくれました。
ごくごく当たり前のささやかでしあわせな日常でした。
ただこの頃から、ロッキーの歩く速度が少しづつ緩やかになっていたかもしれません。
11年前に夫の定年を迎えて、知りあいのブリーダーから「黒ラブ」を我が家に迎えました。早朝から振り回されて、気がついたら、仕事を終えたさびしさなど語る暇のない日々は笑顔に満ちていました。
だって動くものにはまめに反応して遊ぶし、食べ物への執着心はあきれるばかりでした。
サッカーボールを追いかけて家中を走りまわるから賑やかでしたよ。
もうひとつ独立している我が子がちょくちょくやってくるという副産物があったのがうれしかったですよ。
かっこいいでしょう 笑顔
近くの海辺で走りまわるロッキーです。
ところが昨年の12月に入り、前左足に腫瘍ができて、歩く量も早さもヨロヨロで寝ていることが増えて行きました。
今までは毎日朝夕2回で計6㌔の散歩を欠かさなかったから体力には自信があったし、、まさか病気など気にもとめなかったので、獣医さんとの付き合いも少なかったのです。とりあえず近所の動物病院にかかりました。
獣医さんはロッキーの状態をみて「癌です・・こんなでは処置はないし、犬も痛いし、不幸ですから、安楽死を勧めます」と言い切ったのです。
なるほど、手はソフトボールくらいに膨れていました。
でも良く食べるし・外にも出たがるし・寝ていました。
痛み止めをだした獣医さんは、「痛みで苦しいから可愛そう」と。「せめて好きなものを食べさせてあげなさい」とも
安楽死の決心はできずに悩んでいた時に、ロッキーの見舞いに訪れた友人が、人間も縁がない高級なイチゴを下さったのですわ。
「私はなにやってるんだろう」行動しなきゃ!って発奮して、あちこちに「獣医さんを聞きまわりました」
なんでボヤットしてたんでしょうね
1時間以上かかるが、古くから住む方に信頼されている獣医さんを教えていただき、夜になっていたけど電話をいれて翌日の11時半に診療を受けることができました。
なんと!レントゲンの結果は癌の転移がみられないから、切断することは可能ですといわれたのです。
始めの獣医さんには「これでは転移はまちがいないです」と変な太鼓判をいただいていたから驚きでした。
ただロッキーに体力・精神力がなければ手術を成功させても生きられないだろうと言われて、一度帰宅して考えるように言い渡されました。
追い詰められて1時間強のドライブで帰宅しました。
むふ数分が過ぎたころ夫が大声で叫び出したのです!
「さ!財布がない!」車から下りたところを探すが・・・ない!
と・・・獣医さん宅からお電話が・・・「お財布をお預かりしています」
免許証も入っているとか・・・再び私が運転することに。
「縁」があるんだね、お願いしようと不思議な雰囲気のなかで手術を決めた我が夫婦でした。
翌日9時半に手術は粛々と始まり、わかるのか?おとなしく頑張ってくれました。
3時間に及びました・・・12時半に傷口をみたときはへたりそうでした。
この時に、あのイチゴを下さった友人ご夫婦もきてくださり、心強いというか、頑張ろうって思いました。
入院もなく昼過ぎに病院をでて帰宅しましたが、ロッキー自身が3本足を受け入れていないから、まったく歩けないし、フラッシュバックも強くて、「歩けないはずなのに、キャン!といい、突然6歩くらい走り、倒れる」という行為を30分に一度くらい繰り返し、かわいそうでさすがの強心臓の私も泣きましたわ。
夜もフラッシュバックが起きていたので、夫婦でロッキーをはさんでねむりました。
5日くらい経つとフラッシュバックも治まりました。
フラッシュバックもですが、すごかったのが、手術の翌日からトイレは外にでたのです。
必死で歩く顔は痛々しい表情でしたが、その頑張りは期待以上のものでした。
手術は大成功になったようです
手術した後、抜糸(3月10日)まではこの格好でした。
いつもこうしてそばにいましたよ。
トイレは外じゃないとでないので頑張っています。
ピョンピョン飛んで歩くから耳も飛んでいました。
ウンコも無事にでたんですよ!パパが持っています。
二人の真剣な顔
疲れて・緊張した目がロッキーらしくないかなぁ。。。
抜糸を済ませた11日の写真です。
随分穏やかな表情でしょう
私のTシャツを着て道路を走る車を眺めるのが趣味かな?約1時間くらいは飽きないようでトホホ・・・一日3回ハハハ!
写真を撮ろうとしたら、「何か用?」って顔していました。
余裕出てるでしょう
2月28日の手術でしたからもう大丈夫
これからはうんと楽しく過ごそうね
ポチタマの柴田さん家の晴太郎君ともあそぼかな