ひねくれているようでストレート

　　斉藤和義を聴くと何故かタイトルのような感じがします。好きな「歌うたい」さんではあるのですが、今まで持っているCDは昨年発売された「青春ブルース」のみです。好きな歌は多いし、シングル曲もよく耳にしていますが、購入までにはいたってません。学生時代はお金が…と思われがちですが、CDにはお金かけていたので、買うなら他のというように必ずしも1番ではなかったです。…めっちゃ失礼やな。

　有名なのは、ポンキッキーズの「歩いて帰ろう」とBank Band（ミスチル桜井氏の）がカバーした「歌うたいのバラッド」ですよね。「歩いて帰ろう」がなんでポンキッキーズに選ばれたのかが未だに解せませんし、鈴木蘭々とアムロのウサギ姿を思い出してしまいますが、聴いているとどこか元気がでる曲だと思います。「歌うたいのバラッド」は当時、皆斉藤和義いいねえいいねえって言ってましたね。名曲ですが、この方が歌うから私は好きだったのかもと桜井氏の歌いっぷりをCD店で見て考えました。桜井氏は素晴らしいミュージシャンだと思うし、ミスチルは好きです。でも、歌詞の一つ一つのストレートさがリアルに響くのは、詩と曲を作った斉藤和義氏本人しかいないなあと思うのです。

　どこかひねくれているような印象を受けますが、歌詞はすごくストレートなところが私にとって魅力ですね。初期の曲で「君の顔が好きだ」という曲があるのですが、そこでは、
　　君の顔が好きだ　君の髪が好きだ　性格なんてものなんか後から作り上げりゃいい
というフレーズがありまして、当時中学生でしたが、何ということをこの人は歌ってるんだと変に感心しました。妄想や思い込みといえばそれまでですが、好きに理由つける必要ない！って感じが惹かれましたね。「アゲハ」や「真夜中のプール」「空に星が綺麗」も好きな曲です。