思い出をあける鍵 Ⅲ

古びたオートバイと、思い出の風に乗って。

AS1-Cを直すど。その15 電装・・やけどね。

2024年02月10日 | オートバイ

年明け早々に、中学生の頃からのつれから連絡があって、
(AS1Cのクラッチ張り付きの時、エンジンかけてガッチャンは絶対やめとけ言うてくれたつれです。)
「近くまで行くさかい、お餅持って行くわ。」
「ありがとう、ほなついでになテスター持って来てくれへん?」
「かまへんけど、何するの?」
「AS1Cのな、電装診てほしいんやけどな、ニュートラルランプも指示器もヘッドライトも、何にも点かへん。」
「ホーンも?」
「ホーンも鳴らへん、ヒューズは見た感じでは飛んでへんし、バッテリーも新品フル充電なんやけど。」


お餅持って来たついでに、テスターで診てくれました。
メインヒューズの導通はある、ヒューズBOXは問題無いことが分かって。
「たぶん電気来てるで、ブレーキペダル踏んでみてみ。」


「ほら、点いた。電気は来てるやん。」
「ほんまや、ほな何、ハーネスは問題無いの?」
「たぶんな。」


「ほんまに、ホーン鳴らへんた?」
「うんともすんとも鳴らへんた。」
「ちょっとの間、押しっぱなしにしてみ。」


ウ・・ウ・・ウ・ウィ・ウィ・ピ~!
「ほら、鳴った。」
「なんでや?」
「長いこと置いたる単車はな、たまにある。」


「これな、リレーの導通が無い、リレー換えたら指示器は点くと思うで。」



「ほなあれか、ニュートラルランプは普通に球切れ?」
「球切れか、ニュートラルスイッチが壊れたるかやな、先に球見てみ。」
うっわ・・・ねじが無い。


パッカ~ン。


「なんやこれ。」


ライトの球が無いやん。
オマケにこんなん見た事ない形。


ニュートラルランプはまさかの単純な球切れ、そら点かへんわ。
「指示器のリレーと、球換えたら直るんちゃうか、問題はこの変なライト球が見つかるかやな、ほな帰るで。」
「なんで、珈琲でも飲んで行きぃな。」
「嫁さんにすぐ帰る言うたるしな、また今度ゆっくり来るわ。」
「そうか、ほなまた、ありがとうな。」

後編につづいたりして。
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