「色々調べてると、初期型でも製造年や仕向け地でキャブのセッティングがことなるようです。カッタイェイの番手からすると、このU5は初期型の後期な様子。付いてるジェット類は標準値。かぶってストールした時のキャブレターを見てみると濡れ濡れ。油面が高すぎて、ガソリンが滲み出しているのか。油面高さ寸法を調べてみたものの、寸法はわからず。とりあえず、仕様の近い車種と同じにしてみたのですが。えいや!で油を下げると、今度は始動すら出来ず・・・ハハハ。」
実油面を確認しながら、少しづつ変更して様子を見てみましょう。ペットボトルの底を切り抜いて、キャブを乗っけてガソリンを供給してみます。」
「ゆっくりガソリンは溜まり、フロートが浮いたところでガソリンは止まりました。フロートバルブは正常に機能しています。エンジンがかからなかった実油面高さ。ここからちょっとずつ上げていき。」
「この辺りで、エンジンはなんなくかかり、かぶりも無くなりました。最初に設定した油面高さが高すぎたのが原因であることが確定です。」
「とても調子よくなりました。」
「スロットルの戻りが良くなかったので、分解して古いグリスを取り除きました。U5はインナースロットルに配線中通しの、まるでチョッパー。」
「ケーブルへの注油は、このモーションプロのワイヤーインジェクションがオススメ!。」
「U5、完成しました。」
ヤマハメイト U5 O/Hリリポート 完