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ハックルベリーの森から

2haの平らな雑木林で活動を始めて9年。教えることよりも「自分で過ごす」ことや「気づく」事を大切にしたいと考えています。

そろそろ移動?

2007-10-02 22:51:47 | パーマカルチャー
そろそろ住いを移動しょうかな~と・・・パートナーと今後の生き方も含めて考え始めています。街中で暮らすことは仕方ないにしてもエネルギーをとても使っています。

暮らしていく為に必要なエネルギー(電気、石化燃料、物品、購入する諸々の品物等)と言えばそうなのです。

子ども達の学校の問題や将来のことや友達のことなど、もろもろ考えてしまうとなかなか踏ん切りがつきません。

自分はいいかもしれないけれど子ども達はどうするの?と、子ども達の人生は子ども達が決める・・・という意見もあります。

それでも生き方を伝えたり示すことは、特に親がしてあげられる唯一のことでしょう。毎日毎日の暮らしから伝えられるのは「親」だけといっても過言ではありません。

そんなことを考えていると、「パーマカルチャー」を柱にしたライフスタイルは避けて通れないと最近強く感じています。

お金や仕事にゆとりがある人のやる趣味だという意見もあるようですが、そうでなくてもできる「生き方」とも!

生きていくこと(又は暮らしていくこと)に心配のないゆとりを持っている人がそこから得られる倫理や価値観と、生きていくことだけで心配なひとが得られるのは多分異なるような気もします。

やってみないと分からないと言うのが本音ですが。

ていいながらも一番先に折れるのは「あなた!」とパートナーの声がどこからか聞こえてくる。

くねくね田んぼとPCCD

2007-04-30 12:55:37 | パーマカルチャー
六呂師の稲津さんが作っている田んぼが大好きだ!稲刈りと田植えは小型の機械でやるそうだが、なんかノンビリしていて私のお気に入りの場所になっている。

自分の創っている田んぼのこともあって六呂師に行くと、御夫婦で畦塗りなどをしていたので、少し声をかけさせていただいた。

「いい田んぼだよね~」というと、う~ん、もううちらだけかな~こうして田んぼしているのは?と。

こうして田んぼしている!・・・の「こうして」というのは、多くが大型機械化と圃場整備によって、水周りや畦の簡略化と自分達の手を動かすことが少なくなっている時代において、「手を動かす」ことの意味だと私は思っている。

昨年は、市内のある幼稚園がこの田んぼで散歩をした。シマヘビがでたり、カエルの子がいたり、季節に咲く花々を観つつ、用水を飛び越えたり一本橋を渡ったりした。

今年もちょくちょく散歩させていただきます!とお願いすると、いいよという返事。感謝です。

若し幼稚園や保育園の先生方で「行ってみたい!」という方や園がありましたら声を掛けてください。

ハックルベリーの森と合わせて1日十分に楽しみ心に刻むことが出来ると思います。遠足でもいいですね!

「くねくね田んぼ」は、歩くのもドキドキワクワクだし自分達で歩く道を選んで歩けるという面白さもあります。

学問的には「くねくね田んぼとあぜ道」は、生態系の役割として多様なエッジ(境界線)を生み出し生物の多様性を生み出します。PCCD(パーマカルチャーデザイン)としての基礎にあたると考えています。

こんな体験なかなかできないよ~ 

※田んぼで手を動かす稲津さんご夫婦と周囲の風景です。

5月3日ノンビリしたい方是非「森のカフェ」にご参加ください。
4日~6日はフレアール和泉(旧和泉村)前でカヌー体験もしています。

来年に持ち越し

2006-12-29 22:26:18 | パーマカルチャー
今年の目標の一つに、PCD(パーマカルチャーデザイン)を習得すると挙げていた。しかし、7月以降は事務所の仕事やなんやかんやでとうとうその後は行けずに終わった。

パーマカルチャーを柱にした暮らしは、は人としての生き方としては最高の生き方になるのではないかと思う。

ガーデニングに興味のある方や絵本の大好きな人は知っていると思うが、ターニャさんの暮らしが私も目標だ。

来年こそは・・・・・

100坪のキッチンガーデン

2006-06-23 21:23:33 | パーマカルチャー
 パーマカルチャーの中に「100坪のキッチンガーデン」というテーマがある。100坪というと結構な広さだ。自宅の側の空き地でキッチンガーデンをしているパートナーの畑の広さは5坪あるかないか?100坪というと育てるのや手入れや諸々大変だろうな・・・というイメージがある。でもPC的に考えると、全面積が常に何かを育てているという状況ではない。季節や日照や生き物同士の関わりを考えデザイんする事が大切だといっている。もちろん空間も!それから、キッチンガーデンを必要とする人数も大きな要素だろう。色々な要素に併せて、キッチンガーデンの面積を出していくことも大切にしたい。

※写真は、この場所をキッチンガーデンにしたらどんなふうに?20年ほど前はここも、キッチンガーデンでした。

自然のパターンを暮らしに取り込む!

2006-05-19 08:19:37 | パーマカルチャー
 自然の中には様々なパターンが描かれています。水の流れ・岩の形・葉っぱの形・生き物の形・風の流れ・・・有形無形多様なパターンが存在する。私達の人の暮らしの中に、これらの自然パターンは使われていて・・・というか自然のパターンでないものを探すことの方が難しい!のではないだろうか?
 さらに、自然のパターンにはエネルギー循環の理にかなった構造や様式になっており、循環システムの入出力の起源ともなっている。
 そんな暮らしのアイテムを創造することが、今回のPCCD(パーマカルチャー的デザイン)の宿題ともなっている。自分達の生き方に繋がるので一生懸命考えてみたが・・・

※写真は、ゼンマイの保存処理のヒトコマ。 これも循環システムの一つかな?

何も「足さない」そして「引かない」

2006-04-03 22:48:15 | パーマカルチャー
 表題の言葉は、パーマネントカルチャーの創始者「ビル・モーリス」さんの代表的な言葉だ。私達は自然のエネルギーを利用する際に「より効果的なエネルギー変換システム」にこだわってしまう。例えば、自動車の燃費(資源エネルギーの効果的な利用)、風力発電や水力発電、太陽光エネルギーと「自然エネルギー」を代表されるものまでも含めると、この地球上では常に膨大なエネルギーの変換がおこなわれている。また、効率がいいほど私達は「環境や地球に優しい」と感じている(少なくとも私は・・・・)。同時に、よく聞く言葉に「それだけのエネルギーを生み出すのに必要な資源は?そして無駄な排出は?」がある。よく挙げられる代表的なものが「原子力発電所」ではないだろうか?CO2の排出の少なさから「クリーンエネルギ」として推進されているが、その発電所を動かすまでの「工業プロセス」では、膨大な資源エネルギーが使われており、必然的に排出も・・・また、廃棄される場合のリスクも考えると・・・?「何も足さないし引かない」は、そんなエネルギー効率の高さを争っている多くの企業や社会に対して、ビル・モーリスさんの言葉は対極にあるともいえる。ようするに、自然エネルギーの変換でなく、そのままの利用を考えてみること!と言っているのではないか?
 ISO14001の根底にある「出入り口のゼロミッション」も共通するものがあるだろう。ISOでは、形あるものに対して行われているが、パーマカルチャーでは無形のものも含まれるようだ。「自然=循環」。葉っぱも風も植物も生き物も光も枯れた後も腐った後も・・・全てのものがお互いに必要とし必要とされている!私達人間は、そのことをどう考えたらいいのだろうか?少しのあいだ「変換から循環」という視点で、物事を捉えなおしてみたいと思った「何も足さないし何も引かない」という言葉である。

※写真は「同じ時期に植えた同種類の桜」だが、手前の満開の桜と、滑り台の側にある桜は、常に咲く時期が違うとのこと。何故だろう?

パーマカルチャーってなに?

2006-03-13 18:02:51 | パーマカルチャー
 パーマカルチャーって?多分多くの人が初めて聞く言葉かな?言葉を訳すと「パーマネント(永久的な)」と「カルチャー(文化や暮らし)」を合わせた言葉です。発祥は、ニュージーランドのビル・モーリスさんらしい。ビルさんのことは、また後日紹介したいと思う。今回は、PCCJ(パーマカルチャージャパン)の実習コースに行ってきたので簡単に紹介したいと思います。
 集まったのは20名。関東からの方が多く、福井からの私が一番遠かった。次が石巻市からの参加者。20代の若者が多く、男性と女性が半々。この実習コースは野菜やお米や生き物達のための場所作りを通して、パーマカルチャー(以下「PC」)の理論を学んでいくということが大きなネライ。皆さん、何がしかの今の暮らしに対して違和感を持っているようです。今回は、グループを作って畑の場所きめ・土止め・育苗と一年間の作業工程等を決めました。
 福井の方からすると、「いつでもできる」「じいちゃんがやっている」「自分でもつくっている」などの意見が出されるだろうが、都会からするとそういうわけには行かないのだろう。
 でも、野菜を作ることが自分達の暮らしにどう関わっているのか?どのような位置づけなのか?と考えてみると・・・どうなんだろう!パーマカルチャーの根底にある「永久的な暮らし」は、私達の暮らすこの地球上のあらゆる生物が微妙に繋がりあって、影響をあたえていることを理解する事から始まることを、主宰している「設楽さん」はおっしゃっていました。この1年間、私は実習コースではなく「デザインコース」を学ぶ予定です。その中で、自分達の暮らしもデザインできたらと考えていきたいと思います。

「もったいないわね~」

2006-03-09 23:27:06 | パーマカルチャー
 最近、自分たち家族の暮らし方を考えるようになってきた。仕事柄、持続可能だとか環境に配慮する!とかいいながら、結構いい加減な暮らしをしている。「その結果どうなるのか?」とある程度理解しているだけに、どうも自分の暮らしが気になってしまう。その点、私のパートナーは野菜も旬のものを自分で育て、食卓に並べ、漬物やヘシコといったこの辺の伝統食にも挑戦し、買ってくる野菜や魚も捨てるものがないほど使い尽くし、「おばあちゃんの知恵袋」といいつつそんな本を見ながら、風邪や腹痛からアセモや虫刺されなどのクスリも自家製で創ってしまう。頭が上がらない。特に「環境にいいから!」といってやるわけでもない。子どものときからの暮らしが板についているのだろうと思うし、なにより「まだ使える!」という意識がとても高い。私の収入が少ないからという分けではないのは確かだ。福祉の仕事をしているときにも、上記のような暮らしだったので断定できる。
 そんな環境で育つ子ども達の将来は、物を大切にする子どもに・・・・なんていったら大間違い。なかなかそういうわけにはいかず苦労している。暮らし自体に子ども達の工夫や育てる部分がないと「循環している暮らし」の理念は伝わらないんだろうな!と思う。
 ということで、5年ほど前から興味があった「パーマカルチャー」を本格的に学ぶことにした。毎月、一度上京して2日間をその学習に当てることにしている。とりあえず、今年は私が参加して、来年はパートナーが参加することになった。このページでも、その内容を時折紹介して色々な意見を聞きたいなと思う。それでは・・・・