ハックルベリーの森から

2haの平らな雑木林で活動を始めて9年。教えることよりも「自分で過ごす」ことや「気づく」事を大切にしたいと考えています。

楽しかったガイド

2006-06-28 23:46:57 | その他
 先週、自然保護センターにて小学校1年生から6年生までの子ども達のガイドを1時間×2回関わらせていただきました。子ども達は、年齢の高低に関係なく、私の言葉を理解できる子ども達から出来ない子ども達まで様々な子ども達でした。私は、そんな子ども達のガイドをするのがとても楽しみです。言葉が、完全に伝わらないということが楽しみの一番大きな要因かもしれません。表情や仕草や首の傾け具合から、身体の動き・・・・そんな部分、つまり生き物としての基本的なコミュニケーションを使うことが出来るからだろうなと思っています。物事を伝える際には、必ず「これでなくては!」という決め事はあまりないことを経験から実感しています。そして、物事はあくまで手段でしかないこともいつも大切にしていることのひとつです。今回のガイドでは「クマの檻とクマの歩き方」やアリ地獄を探して採って探したり、葉っぱで変身したり、クチュクチュにして臭いをかいでみたり、クズテッポウだったり・・・・でも「してあげる」というスタンスは取らずに、あくまで自分で関わるという雰囲気や接することに気を配りました。一人ひとりの笑顔やキョトンとした顔やビックリした顔を見ながらのガイドは、とても楽しかったです。「ゆっくりじっくり触れて嗅いで人や自然とコミュニケーションをとることって案外楽しいよね!」そんな気持ちは伝わったかな?誰にでも等しく自然とコミュニケーションをとるキッカケはありますね。
 皆さん、また来てくださいね!


取り組む意義はある!

2006-06-26 22:14:16 | チーム白山
 協会設立に向けて幾度となく設立準備検討委員会や民間・行政説明会等が行われています。なにしろ、富山・石川・岐阜・福井の各県、国の関係省庁、白山周辺の市町村、民間が立ち上げようという「協会」ですから、設立のネライや方向性等の合意形成だけでも大変です。でも、白山の現状(トイレ・登山道・宿泊施設・非難小屋・動植物との共生・・・)を考えると、今何とかしないと「あのときにこうすべきだった!」という気持ちになりそうで不安を感じます。観光のためなのか?環境のためなのか?動植物のためなのか?いろいろと関係者の思いは異なりますが、互いの思いを共有する、自分たちの事として置き換えられるというようなことなくして前には進まないだろうな!と感じています。
 少しずつでも前に進んでいるので安心はしています。

※明日は、秘密のホタルの場所に行って見ます。

100坪のキッチンガーデン

2006-06-23 21:23:33 | パーマカルチャー
 パーマカルチャーの中に「100坪のキッチンガーデン」というテーマがある。100坪というと結構な広さだ。自宅の側の空き地でキッチンガーデンをしているパートナーの畑の広さは5坪あるかないか?100坪というと育てるのや手入れや諸々大変だろうな・・・というイメージがある。でもPC的に考えると、全面積が常に何かを育てているという状況ではない。季節や日照や生き物同士の関わりを考えデザイんする事が大切だといっている。もちろん空間も!それから、キッチンガーデンを必要とする人数も大きな要素だろう。色々な要素に併せて、キッチンガーデンの面積を出していくことも大切にしたい。

※写真は、この場所をキッチンガーデンにしたらどんなふうに?20年ほど前はここも、キッチンガーデンでした。

見えない危険

2006-06-22 23:33:08 | RAC
 今週火曜日より「RAC(川で学ぶ全国協議会)」の初級指導者講座が始まりました。参加者は、保育士を目指す学生さんです。夜間ということ、授業が終わっての講座ということ・・・そんな状態なのでついウトウトする参加者もいます。普段は使わない、パワーポイントを使っての進め方も、眠気を誘うようですね。やはり、今までのように対面で講座は進めるのがベスト!とあらためて実感しました。
第一回目と第二回目の講座は「川の地形」「安全対策」「RACの理念」「川と人と社会と文化の関わり」でした。越前市の日野川交流会の田中保士さんにも講師として参加していただいています。川は近くて遠い・・・最近そんなことを感じます。危ないという理由でここ数10年子ども達が川から遠ざけられてしまいました。もうすこし、積極的に私達大人が川のことを理解しなければいけない時代になったともいえます。学生達が今回の講座からどのようなことを学ぶのか、継続的に掲載していきます。色々と御意見ください。

※写真は、脱出困難といわれる「フライニングホール」です。フライニングは「口の両端が下がった」状態のことを指しています。

森が心配・・・・

2006-06-21 00:05:16 | その他
 最近、田んぼばかりで森に行ってません。クワの実はもう食べられるかな?とか、思うばかりで足を入れることが出来ない状態の仕事の量になっています。下草もそろそろ刈らないと、倒木もある程度始末しないと、裸足の小道の仕上げや、森の様子の写真も撮らないと・・・・今週末は少し時間があるので、森に入る予定です。どなたか、倒木処理と下草刈りをしたい方、お声を掛けてください。お待ちしています。ストレス解消になること請け合いです。

※写真は、ぼん田に流れる小川にワサビを植えてみました。水がとても冷たくきれいなので、若しかしてと・・・・・

ゲンゴロウ発見?

2006-06-19 23:11:10 | ぼん田日誌
 先日、「ボン田」にいってきました。最近は、水が心配で仕事の行き帰りに寄っています。2週間ほど前は姿を見なかったオタマジャクシが見られ始めました。なんとゲンゴロウらしき生物も発見しました。去年は発見できなかったので、ちょっと驚き!シュレーゲルアオガエルの卵塊も昨年より2個ほど増えています。
 今年は、日照が芳しくないようでこの先どうなるやら・・・・・・

※写真は、ゲンゴロウらしき生き物が苗にまとわり付いているところです。

講座が始まります!

2006-06-19 23:04:12 | RAC
 RACの講座が明日から始まります。川の文化や人の暮らし、川の見方や特異性と危険箇所の確認や「もしものときの対処法」と指導者としての、安全管理・・・ようするに、危険を知ることで安全の配慮と対応、そしてよりよく「川と過ごす時間」を学んで欲しいと望んでいます。保育士を目指す学生さんが対象です。皆さん、リラックスしつつも緊張して望んで下さいね。

パークレンジャー事業

2006-06-15 18:46:17 | チーム白山
国立公園のレンジャーのお仕事や国立公園の役割などを、子どもたちに体験して理化してもらうという事業です。白山にある環境省の事務所と連携して進める予定です。今回は、夏休みに白山登山を予定している、小中学校の子ども達の、事前学習会を予定しています。1時間程度の短いワークショップですが、内容は・・・・・
①生き物のつながりの体験 ②登山者に向けての「していいこと」啓発カードの作成の二点です。只、登るだけだったり交通標語のように聞くだけの注意点ではなく、自分達で啓発カードを作成し、他の登山客にも配布しようという、積極的な関わりになります。教育現場の先生方の協力があれば、より良いものができると信じています。いまから楽しみです!

※白山登山に限らず、国立公園の役割やレンジャーのお仕事に対しての体験や理解・・・・そんな授業や時間を希望している団体がありましたら、坂本までご連絡ください。出張も可能です。人数や実施時間に限度がありますので、お早めにお願いします。

募集!

2006-06-14 09:38:45 | エコツーリズム
 今年度進めています「エコ・グリーンツーリズム」の体験指導者を募集しています。自然体験活動「川・山・街中・博物館・・・・」として、奥越前の(とりあえず今年は大野中心ですが)フィールドを利用し、県外のお客さんに参加してもらう事業です。最近は、県内はもちろん日本全国で、このような事業が進められています。どこにいっても似たような体験が多くなってきて、そこで暮らすことの有意義性のような部分が薄くなっているような気がします。私達のこの事業では、薄くなってきている部分に少し焦点を絞りつつ、地方や村部の自立や資源保護・保全を考え企画していきたいと思います。

※写真は、昨年の「森の生命にTOUCH」、中校大学生が作った「裸足の小道」です。

川で遊び川で学ぶ協議会

2006-06-12 20:56:43 | RAC
 先週の土曜日、東京にてRACの理事会が開催されました。川を危険なものとして遠ざけてきた私達の文化でしたが、ここ数年の間に川遊びを含めて自然との触れ合いの中から、人格形成において学ぶべきことが多大にある事に多くの人たちが気がつき、積極的に川で遊ぶことを進めるために設立された団体がRACです。もちろん、積極的に遊びを進める上においては、そこにかかわる指導者には、リスクや安全配慮と、もしものときの対処方法などの技術が望まれます。福井県では、日野川交流会と当事務所が協議会の中に入っていますが、今年から数年の間にRACの認知と、確かな指導者養成を進めていく予定です。

※写真は、昨年あるイベントで実施した「水辺の安全講座」の風景です。