ハックルベリーの森から

2haの平らな雑木林で活動を始めて9年。教えることよりも「自分で過ごす」ことや「気づく」事を大切にしたいと考えています。

静かな5分間でした

2007-01-31 23:50:31 | 環境教育
今日は、六呂師自然の家の周辺にて、小学生4年生・5年生の「森の学習」を実施しました。2泊3日で合宿に来ていて、明日は1日スキーだそうですが、本日はカンジキを履いての「冬の森体験」です。

※カンジキ・・・私は普段は「スノーシュー」使用しています。カンジキ積雪があまりないときなどにはスノーシューより有効です。カンバキは紐を使って外れないようにするのですが、今ひとつ子ども達の縛り方が緩くて、直ぐに外れてしまいます。鬼ごっこや駆け足競争などをするたびに外れてしまいます。まぁ、プログラム中に外れるのを防ぐ意味も含めて、再度、きつく縛るための時間です。

※今日は、イノシシの足跡がありました。イノシシの足跡・・・というより足の並びやルートがカモシカと異なって乱雑です。

※ムササビやモモンガの登った杉跡(皮の向けた)もありました。フンが落ちていないかと皆で探したけれど、ありませんでした。

※ウサギのフン!というと、子ども達「エエーッ」と臭そうな顔をしますが、順番に嗅いでもらうと、「お茶の葉の臭い」とか「いい臭い」などという意見も出ます。

※しばらく、静かにしようと好きな場所に寝転んでもらって、5分間だけ静かにしました(私の、とても大好きなプログラムです)。

※しばらくするとシジュカラが群で表れて、遠くからはアカゲラのドラミング・・・とても静かな時が流れていく。子ども達も一人を静かに受け止める時間が一日のうち少しでもあると、毎日毎日成長を地自身で感じられるのかもしれないと思うが、どうだろうか?

とても静かな5分間でした。人間であることを忘れた人もいたかもしれませんね!

来年度トライしてみたいこと

2007-01-30 23:24:40 | その他
神奈川の「子どもの生活相談室」にて、障碍を持った子どもたちの自然体験活動をしていた事がある。四季の変わるたびに、道志村の民家(今で言う古民家)に寝泊りして、子どもたちに色々な体験を提供していた。

毎度、近くの学生ボランティア(保育士)を10名程度と社会人で貢献したい人などがよく手伝ってくれた。

障碍を持った子ども達の場合、特に体験する場や指導者・お手伝いしてくれる人など諸々の事情で、どうしても活動が少ないのが現状だと思っている。

森林セラピーという言葉が、森林環境教育の間では少し実践活動が進められているが、障碍を持った人たちこそ、必要のような気がする。

でも、具体的に福井でどうしたらいいのか?どうしてもその辺で行き詰ってしまう。

現在、療育に関わっていたりとかしていないことも、「信用」という意味では大きいのだろう。

何かが出来ること(又は改善)が大切ではなく、別世界の場所や空間で過ごすこと・・・そんな時間や場所を提供できたら、継続していくとどんなにか新しい気持ちが生まれるか?考えただけでもワクワクしてくるのだが!

川の淵で浮いているだけ・・・空を眺めているだけ・・・森の中で座っているだけ・・・気持ちが動いたら身体も心も動く!そんな気がしてならない。

今朝の新聞

2007-01-27 10:05:42 | チーム白山
一昨年の11月から事務局と共に設立準備委員会に関わり明日ようやく「環白山利用保護管理協会」が設立される。

同協会の理念や規約に今後の活動方針から事業内容まで、石川の事務局と共に大野の脇本さん、岐阜の福出さんにトヨタ自然学校の山田さん、私とであれやこれや言いながら、時にはケンカに発展しそうになったり、一度ダメ出しが出たときには気力を維持する事が大変だったり・・・・

白山を中心に、思いや進めている事業が異なり資金も異なり関わり度合いも当然異なってくる。今後、いろいろな問題・課題が出てくるだろうが、できれば「人」としてコミュニケーションを大切にして、自分達が住んでいたり関わっていたりする場所や団体のことだけでなく、他地域のことでも当事者と同じような姿勢で、会員が関わっていけると少しずつでも前に進むのではないだろうか?

これからが大切!

ふくい環境教育を考える会 FEEF

2007-01-27 09:47:04 | 環境教育
環境問題を解決するために、どのような方法や考え方をしたらよりよい解決への道筋を見出すことができるだろうか?設立当初、現在の岐阜大学の今村さんと共に、そんなことを気楽に考えられる場所や機会があったりするといいよね・・・ということで設立したのが始まりだ。

今村さんが岐阜の方に移ってからは、事務局の私の多忙さもありなかなか集まりを持つことができなかったが、今回は越前市の野村さんが事務局を積極的に引き受けてくださるということで、再度FEEFを進めようということになった次第だ。

環境教育は、地球社会の中で人が暮らしているどこでも関わってくる問題といいわれている。また、あまりに範囲が広すぎたりなんか難しすぎるといわれている。

一般の人に「環境教育」というと、一歩引いてしまうのが現実だろう。でも、そのままでは、「知識があっても行動に結びついていない」とウェールズが言うように何も変わりはしないのだろう。

「教育」は学校だけが又はそのような教育機関だけが進めるものではないことは、以前にもこのブログ上では言ってきたが、もう少し、一人ひとりが自分の教育に責任を持つことが大切になるのではないだろうか?

環境教育についても、今の自分にできることはたくさんあるだろう!TV、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット・・・様々な媒体が私達にたくさんの情報を常に流している。

「私」に流しているのではなく、誰か分からないが誰かに流している。

少し、自分自身で身近なところから自分なりの情報を創ってみてはどうか?

今後のFEEFもそのように、自分たち自身で考えて解決への糸口を見つけられる、話し合える場所や時間になればいいなと思う。

興味関心のある人は是非連絡ください。

雪降らないですね~

2007-01-26 09:50:56 | その他
今年に入って、年始に2日間ほど降雪があったきり今日まで降っていません。50cm程度あった積雪も、現在は15cm程度になりました。

大野・勝山市内では標高が低い分だけ、殆どの雪は溶けてしまったようです。

毎日のようにお天道様が顔を見せていて、ポカポカ陽気です。

燃料を使わなくて経済的には楽になっていますが、先のことを考えると・・・・

特に春から秋にかけての「水」が心配になってきます。夏と秋に利用している山里の湧き水はどうなるかな?とても美味しい水なので・・・・

一度、水質の検査をする予定です。細菌と構成されている成分について!

森の中も、雪がないのでなんか殺風景です。その分。夜間の動物ウォッチングだったり写真を撮ったりするのには絶好の天候です。冬の自然の造形は少なくなりますが!

どう働きかける?

2007-01-25 09:49:45 | CSR(企業の社会的責任投資)
環境NPOだったり任意団体だったりが現在一番困っているのが「ひと」のようだ。自然(環境)保護や保全活動に不足していることは、資金ではなく一緒に活動に参加してくれる「ひと」であることが、色々な関係者と話していると浮かび上がってくる。

団体への資金支援については、現在、多様な助成金が出ているので、事業自体の資金は確保される。

ただ、事業を進めるにあたっては人的確保が必要になってくる場合が多い。慈善事業という言葉が過去にはあったが、事業家が寄付をすることで団体が活動を推進する。

できたら資金は助成金や寄付等から、人的支援は地域内の官・民からという流れもありなのかなと考えている。

活動団体自体も、地域内てせ暮らす人々をあらゆる手段で巻き込む努力をしなくてはいけないのだが、まだまだ私の団体も含めて働きかけが弱いともいえる。

どこかの段階で、そのような働きかけをしなくて・・・・・


東京の仲間たち

2007-01-23 10:52:33 | 自然体験活動団体
土曜日から月曜日まで関東・東北の方に行っていました。エコ・グリーンツーリズムのPRが主な内容です。

エコツーリズム(グリーンツーリズムに定義は?ですが)では、「どのような立場の人たちをも受け入れる仕組みをしましょう」という趣旨も盛り込まれています。

もちろん、車椅子を利用している人、普段外に出て行かれない人々、緩やかな発達で成長する人・・・・

できれば、当事務所でも「まんまるサイト」でも対応していきたいなと考えています。

神奈川の「子どもの生活相談室」のOB・Gの方々に会って、その辺の受け入れ態勢や、障害を持った子どもたちの、現在の自然体験活動の状況などを伺ってきました。

また、少しずつ掲載していく予定です。

リコーのえこひいきプロジェクト

2007-01-18 23:14:14 | 環境教育
明日は、金沢にて「えこひいきプロジェクト」(リコーが支援)の北陸交流会が実施される。過去5年間に、石川・富山・福井県の環境活動団体で助成を受けた団体とリコーそして団体間でのコミュニケーションを図るネライがあるようだ。

私の所属する「勝山ネイチャークラブ」も一昨年に助成を受けて「人と生き物との共生」を「リス」を通して体験し理解するプログラムをリコーさんの支援を受けて実施した。

数日前の福井新聞では「環境」をテーマに連続記事を乗せている。今朝の新聞ではCSR(企業の社会的責任)について解説がされていた。以前のこのブログでも、自然や生き物に関わる立場からの「社会的責任」についてのできたら少しでもいいので記事にして欲しいと考えている。

地球上の全ての生き物(人も含めて)にとって必要な資源が、現在は冒され始めている。自分で自分の首を絞めているというのが、現在の人間の経済的活動ともいえる。

自分がガンにを宣告されて、「あと○○年ですよ」といわれたときに、どんな生き方を望むだろうか?

地球の存在年数自体を、科学的に分析して寿命を提示している学者もいるくらいで、それは化石燃料がなくなる危機感とは比較できないほど大きな問題となってしかるべきと考える。

若しかしたら、私達は化石燃料の存続年数の方を強く意識しているかもしれない。どうだろう?

地球の生命が「あと○○年ですよ!」といわれる前に、健康状態を保つべく多くの人たちと、企業と、社会とで努力をする事が、いまは大切なのだろう。

CSRをそのように捉えていきたいなと思う。そんな活動に対しての「えこひいき」、はドンドンして欲しいと思う。

いいぞ、いいぞ、えこひいき!ファイト、ファイト、えこひいき!

その後どうなった?

2007-01-17 08:27:28 | 福井県のクマ情報
まだ「冬ごもり」していないクマがいる可能性がある!といいつつ勝山では殆どクマの情報や小学校・中学校等でも対策はとられていない。

時期的に、可能性の問題や頭数のこともあるのだろうか?

今日も雨が降っている。大寒が近づいているというのに、とても暖かい日々が続いている。本来であれば雨が雪のはずであるが????

今年は、家の中の暖房も石油ストーブ一つで足りている。日中もつけない火があるとパートナーが言っていた。

新聞に目を通すと「寒波で何人亡くなった」とか「ニューヨークがハワイ並みの温かさ」だとかいろいろと気候の変動が原因の問題が起きている。

エネルギー問題は、間近に解決しなければいけない問題が多く含まれているようだが、自分達の意識の変更が解決の第一歩だということを頭に入れておきたい。

まだクマは山間部を歩き回っているのだろうか?少し気をつけたい。

ロープを使用した遊び

2007-01-16 08:02:20 | 保育専門学校
保育専門学校の1年生の授業があった。1年の学生と会うのは半年振りぐらいだが、なぜか全体の空気をとても重く感じた。

予定していた、クラフトも中止して精気を養ってもらいたいなという思いで、ロープワークを実施する事にした。

保育現場では、結構ロープを使用しての遊びは多いほうではないかと思う。保育士さんたちとの「引っ張りっこ」だったり子ども達が「ぶらさがる」のに利用したり色々と使用途はあるだろう。

用途に合わせたロープの縛り方などを現場の保育士さんたちが理解して使うことができれば、遊びは無数に広がっていくことは間違いないと!

最後に多様なロープの結び方を「資料として欲しい人」?と・・・ゼロだったのが残念だった。必要性をしっかりとつなげられなかったのは私の責任だろう。