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旧★キャバリアのふく★ブログ

積み上げたものを、一度捨ててみる勇気。

2006年09月20日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

地獄のような日々が終わりました!
はーーーーーーーーーーーーーーーーー。
疲れた!!!

更新がなかなかできなくてログもどんどん下がってしまいましたが
ブログもこれから毎日かけます。
また一から頑張って楽しく続けて行こうと思います。

どうぞ宜しくお願い致します!

それにしても。
とっても大変でした。
途中何度も「もうイヤ~」となっちまいましたが
なんとか無事(?)にやりおえてホッとしています。

この仕事で学んだのは、やはり。
一緒に組む人ってとても大切ってこと。

心を尽くして、どんなに頑張って、思いを伝えようと思っても
人はやっぱり同じではないので、どこか微妙に違う。
それを喧々諤々しつつ、手法は違っても、
ゴールのイメージだけは、同じものを見るところまでいくのが
仕事の第一歩で。
そこから初めてスタートすると言っても良いし、
言い換えれば、
ゴールのイメージさえ共有できれば、成功したと思って良い。

だけど。
ゴールのイメージをどうしても共有できない人っているわけで、
どんなに頑張っても、自分が最初に思い描いたイメージから
絶対に抜け出せない人っているんだなーと思いました。

そこをなんとかするってのが、チームみんなの願いなんだけれど、
うまく納める方向として「妥協」を選んだら、
良い仕事はできない。

ならばどうするか、というと。
どうしてもって時には、いったん全部捨ててみる潔さを持つ。
それが勝負の分かれ道だと思いました。

何日も徹夜して頑張って積み上げてきたものでも、
潔く捨ててみる勇気があるか、ないか。

時間もお金も限られている中で、
なかなかできないことではあるかもしれないけれど、
それでも、その決断をできる人と、私は仕事がしたい。
「これだ!」ってものに、妥協しない。
そういう姿勢が、良い結果を生むんだと思いました。

だから、誰と組むかは非常に重要で、
妥協案の模索に奔走してしまう人とは、
その人がどんなに優しく素晴らしい心の持ち主であったとしても、
「もの作りの現場」では、ご一緒しない方が良いと思いました。

そうじゃないと。辛い。
誰もが辛い。

優れたクリエイターというのは、それができる。
悩んで悩んで積み上げて壊して、もう一回積み上げて壊して、
これだってものを出してくれる。
そこに妥協はない。
99%出来上がっていたとしても、良いアイディアが他人から出たら、
素直に賛同して、最初のモノは潔く捨てて、
もう一度一から始めることに、苦労なんて感じない。
妥協するくらいなら、捨ててしまうプライドを持っている。
それが優れたクリエイターだと、私は思う。

クリエイターの言う「これだ!」ってものは、
今できる全てのチカラを出し切った!というもの、
苦難の末に掴んだ幸運だ。

そんなクリエイターは、経験を積んだ後に、
「今の自分なら、もっとこうできる。」と思ったり、
もう一度チャレンジする行動力を持てたり、
良い方向へ進化していけるんだと思う。

だからこそ。
ゴールのイメージをみんながちゃんと共有することが、
一番最初に必要なことで、最も重要なことなんだと思う。


なのに。
「もうこれでやっちゃたから。」という理由で、
なんとなく違うことに気づいていながらも、
そのプランからどうしても脱皮できない、脱皮しようとしない人っていて、
その考えに取り付かれたらもう、
良いモノなんてできないでしょう。

街灯の光に吸い寄せられていつまでも同じ所を回っている虫さんと一緒で、
そこからは何も生まれない。
それは、クライアントさんが求めているものじゃなくて、
「自分がやりたいこと。」でしかなくて。

そんなもんは「広告」とは言えないでしょう。
仕事とは、言えないでしょう。

だけどさ。
仕事しているときは、ポジションというのは明確にあるので。
そこを違う!と言えない立場のときの仕事はとても辛い。
潔く捨てる勇気のないトップの下でする仕事は辛い。

自分で選んだ仕事だから
どんな苦労もいとわない。
気をつかっていただくくらいなら、あっさり捨ててくれた方が、
あたしには嬉しいんだ。
そういう姿勢で仕事したいの。

妥協せずに、一点を指して、
「これが欲しい!」と言ってくれれば、迷わない。
何度プランを書き直しても良いし、
間違っているのなら180度変えても良い。
そんなの全然苦労じゃないんだよ。

「最初はこう思ってたけど、やっぱりコレでした。」ってことも
全然かまわない。それがクライアントさんの欲しいモノであれば。
後から気付くってことも、たくさんあるわけですから。
そうだったんだ!なるほど!と、私は素直に本当にそう思うから。

私はプランナーなので、プランを考える人として、
クリエイターに幸運を掴んで欲しいと、心から思う。
クリエイターを信じて待ちたいし、その幸運に賭けたいと思う。

まだまだチカラはないけれど、
今できることを全力で出し切りたい!と言う気持ちは、
私もクリエイターと一緒なの。

誰もが妥協せず、同じ方向を目指して、
喧嘩しながらも悩んで作って悩んで壊して、
ついにはクリエイターが幸運を掴んだとき、
それは何よりも、何よりも、嬉しい至福の瞬間で。
「生きてるって素晴らしい!」と、
大げさじゃなくて、チームみんなが思うような。

俺達やりきったよね!今のチカラを出し切ったよね!
ほんとはもっとこうしたかったけど、次はそれができるように、
みんなで技を磨いて頑張ろうぜ!って。
おいしいビールを飲んで別れるような。

そんな人達と一緒に組むってことが
重要なんだなと思いました。

大変だって良いんだよ。ホントに。
良いモノができれば、それで良いんだよ。
妥協の末の折衷に奔走するんじゃなくて、
そっちで頑張ろうぜ。
モノをつくってるんだからさ。
今できることを、全力でやろうぜ!!