◎ 感動の技術ですね。日本の将来に、機械ではできない部分は人間力で、よく理解できますね!
秒速2km! “人類初”の挑戦を支えたスペシャリストたち
ナカヤマ精密 中山愼一さん
TBS「夢の扉+」12月7日 #179「「はやぶさ2」人類初に挑む職人たち」
あの感動的な奇跡の帰還を果たした、小惑星探査機「はやぶさ」。
その後継機「はやぶさ2」が、12月3日、新たな宇宙の航海へと旅立った。
目指すのは、地球から約3億km離れた、小惑星「1999 JU3」。
ミッションは、「地球誕生の謎」「生命の起源」などの解明につながる
サンプルを持ち帰ることだ。
そのため、「はやぶさ2」で新たに開発されたのが、「衝突装置」。
衝突体を“秒速2000m”で小惑星に衝突させ、表面に人工のクレーターをつくり、
内部構造の観測や、内部物質のサンプリングを試みる。
“人類初”となるこの挑戦を影で支えたのが、
起爆装置、金属加工、電子ビーム溶接など、様々な分野の職人たち。
宇宙という未知の分野に挑んだ、ものづくりのプロたちの闘いの記録を届ける。
*************************
300社余りのコラボで作り込まれた「はやぶさ2」この2年での改良はすざまじい物語ですね~。背中に、感嘆と感動で 、震えがきます! これこそ日本の力ですね。
5年後が期待されます。成功しての帰還を祈念します!
*************************
TBS「夢の扉+」12月7日OA 番組の未放送映像
「はやぶさ2」打ち上げSP!新たな小惑星探査の航海へ!
秒速2km! “人類初”の挑戦を支えたスペシャリストたち
「はやぶさ2」打ち上げ成功 福島県内でも多くの人が見守る(14/12/03)
福島の技術を乗せた日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げられた。宇宙の謎の解明に向けて、小惑星から物質を持ち帰るこのプロジェクトに、福島県内でも、多くの人が見守った。
鹿児島県の種子島宇宙センターでは、「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケットが、打ち上げの時を待っていた。
ちょうどそのころ、福島・会津若松市にある県立会津大学では、大学の関係者だけでなく、近所のお年寄りや親子など、およそ180人が集まった。
見に来た人は、「安全に打ち上げられれば...」、「わくわくドキドキです」と話していた。
はやぶさ2は、2018年に小惑星に到着、2020年に帰還する計画で、有機物などを調べ、宇宙の謎に迫る。
平田 成准教授は、はやぶさ2に搭載された物質の観測装置や、解析システムの開発に携わった。
一方、西郷村にある日本工機白河製造所には、およそ50人が集まった。
この企業は、物質を持ち帰るため、小惑星の表面に穴を開ける「衝突装置」を開発した。
日本工機白河製造所の藤垣雄一さんは「打ち上げがいよいよなので、心臓ドキドキですね」と話した。
そして、午後1時22分、打ち上げの時が来た。ロケットは順調に飛行し、打ち上げは成功した。
会津大に見に来た親子は「(息子は)はやぶさのファンになって、宇宙飛行士になりたいという夢を持った。見ることができて、良かったなと思います」と話した。
日本工機の藤垣さんは、打ち上げが成功しても、複雑な心境をのぞかせた。
藤垣さんは「4年後に、機能を果たしてもらわないと困りますので。子どもが、行って戻ってくるような気持ちで待っています」と話した。
はやぶさ2が小惑星に到達し、福島の技術が使われるのは、2019年8月になる。
熊本の技術、宇宙へ 「はやぶさ2」に部品搭載 [くまにちコム] - 岩日誌
2014年秋の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」に、県内で製造されたエンジンのノズル(噴射口)が搭載される。機体の姿勢を制御する部品で、精密金属加工、ナカヤマ精密(大阪市)が菊陽町のテクニカルセンターで製作。「メードイン・熊本」の技が移動距離6億キロともいわれるプロジェクトを支える。
ナカヤマ精密は昨年春、エンジン開発を請け負う三菱重工(東京)から噴射口の加工を受注。宇宙での姿勢を制御する際に燃料を噴出するノズル十数個分の部品成形と、0・1~0・3ミリほどの穴を複数開ける精密加工を手掛けた。4月に最終製品を納入した。
現在、来年秋の打ち上げに向けて燃焼試験などが進められており、JAXAは「ナカヤマ精密が担った部分は電力を賄う太陽光パネルの向きの修正や、小惑星での物質採取などで重要な役割がある。参画企業の高い技術があってこそのプロジェクト」(広報部)という。
ナカヤマ精密は1984年、西原村に進出。菊陽町との2工場体制で半導体の製造装置部品などを生産し、金星探査機「あかつき」の噴射口も受注した。中山愼一社長は「国家的な事業に携わることは、熊本でものづくりに励んできた社員にとっても誇らしい。しっかり役割を果たし、無事に帰還してもらいたい」と話している。
「はやぶさ2」のみならず「あかつき」のRCSも担当しているそうです。設計に共通した部分が多いですしね。「あかつき」のRCSは約2年後に金星周回軌道投入への大一番を迎えます。
中山 探査機の姿勢制御に関わるエンジンノズル(噴射口)をすでに納入しています。三菱重工業との共同研究事業です。宇宙開発に中小企業が参加できる時代がついにやってきました。営利に結びつく事業ではありませんが、私たちのものづくりの夢を実現する意味で、やりがいのある仕事でした。
中山 新しい技術を身に付けるためには最新鋭の設備が必要になりますが、当社は人間が携わることで成立するものづくりを目指しています。そして高品質の製品を提供することで、利益を生み出せる会社でありたいと思います。本社は大阪市にありますが、熊本は私の両親の故郷ということもあり、縁あって30年前に西原村に工場を設けました。多くの部品メーカーがアジアに出て行きましたが、今後も熊本に腰を据え、常に製造業の原点を見つめながら歩んでいきたいと思っています。 |
||
「はやぶさ2」の打ち上げ成功を見た「関西のオバちゃん」の鋭い指摘:日経ビジネスオンライン