青山繁晴 On The Road 2018年4月28日 youtube.com/watch?v=f9un11… mynewstube.xsrv.jp/controversiali…
— そろそろ最強論客を決めようじゃないか (@montroversialim) 2018年4月28日 - 19:07
居て、居なくて、そして対話して|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road shiaoyama.com/essay/detail.p…
— fukuchan-hi (@fukuchanhi) 2018年4月29日 - 17:39
青山繁晴 最新ニュース速報 2018年4月28日 youtu.be/NRGfBFpqlN0 @YouTubeさんから「#ゆるバズ」
— fukuchan-hi (@fukuchanhi) 2018年4月29日 - 17:49
◯前ページに収録できなかったのでここに付します。
3月16日は、硫黄島の戦いで栗林忠道兵団長が、決別電報を打電した日です。
涙なくして読めない、その電文の全文をご紹介します。
日本男児であれば、一度は読むべき電文であると思います。
はじめに、いつものようにねず式で現代語訳します。
そのあとに原文を掲載します。
なお、原文の漢字は新字体に直しています。
***
硫黄島総指揮官栗林忠道中将の決別電報
(硫黄島の)戦局はついに最後の瀬戸際となりました。
敵がやってくるとわかって以来、
指揮下にある将兵の敢闘は、
まことに鬼神さえも哭(な)かしむるものでした。
想像を越えた物量的優勢で行われる陸海空の攻撃に対し、
あたかも徒手空拳同様の装備でありながら
よくここまで健闘を続けたことは、
私のいささかのよろこびとするところです。
しかし、あくなき敵の猛攻に味方は相次いで倒れ、
ご期待に反して
この要地を敵手に委ねる状況になったことは
慚愧(ざんき)に堪えません。
いくえにもお詫びを申し上げます。
いまや、矢弾(やだま)尽き、水涸(か)れました。
これから残った全員で最後の反撃を行ないます。
いま、あらためて皇恩を思い、
骨を粉にし、身を砕(くだ)きます。
ここに一切の悔いはありません。
<原文>
戦局最後ノ関頭(かんとう)ニ直面セリ
敵来攻以来麾下将兵ノ敢闘ハ真ニ鬼神ヲ哭シムルモノアリ
特ニ想像ヲ越エタル物量的優勢ヲ以テスル陸海空ヨリノ攻撃ニ対シ
宛然(えんぜん)徒手空拳ヲ以テ克ク健闘ヲ続ケタルハ
小職自ラ聊カ(りょうりょく)の悦ビトスル所ナリ
然レドモ飽クナキ敵ノ猛攻ニ相次デ斃レ
為ニ御期待ニ反シ此ノ要地ヲ敵手ニ委ヌル外ナキニ至リシハ
小職ノ誠ニ恐懼(きょうく)ニ堪ヘザル所ニシテ幾重ニモ御詫申上グ
今ヤ弾丸尽キ水涸レ全員反撃シ最後ノ敢闘ヲ行ハントスルニ方リ
熟々(つくづく)皇恩ヲ思ヒ粉骨砕身モ亦悔イズ
特ニ本島ヲ奪還セザル限リ皇土永遠ニ安カラザルニ思ヒ至リ
縱(たと)ヒ魂魄(こんぱく)トナルモ
誓ツテ皇軍ノ捲土重来ノ魁タランコトヲ期ス
茲ニ最後ノ関頭ニ立チ重ネテ衷情ヲ披歴スルト共ニ
只管(ひたすら)皇国ノ必勝ト安泰トヲ祈念シツツ
永ヘニ御別レ申上グ
尚父島母島等ニ就テハ同地麾下将兵如何ナル敵ノ攻撃ヲモ
断乎破砕シ得ルヲ確信スルモ何卒宜シク御願申上グ
終リニ左記駄作御笑覧ニ供ス何卒玉斧(ぎょくふ)ヲ乞フ
左 記
国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき
仇討たで野邊には朽ちじ吾は又 七度生れて矛を執らむぞ
醜草の島に蔓(たづ)るその時の 皇国の行手一途に思ふ
*****