ネパールのある所で、「その財布と娘を交換して欲しい」との申し出を受け、心底意志が変化した…貧しさのスザマジサ…この体験が「ヒマラヤ リンドウ」研究で、日焼け止めクリームの開発に結びつき、現地での耕作指導、収穫、交易へと繋がる。もちろん日本での大手化粧品会社での大ヒットになったことが成功の基礎にはある。
台湾では、ガン、リユマチに効果が期待できる”タキサス”を探しに行っており、木材としての価値で少なくなって来ている現状あり、薬剤としての研究を進めるから、積極的に植林して栽培して欲しいとしている。早く研究確認し、日本と台湾の特産品として国富に寄与できる様にしたいとしていた。
考え方の成功事例:”活性化モデル”が出来れば、みんなの発想のきっかけとなり、良き方へ回転して行くはず!!
高知県でも全国7000種の植物の内、3000種がある。そして、それらの植物には何かしらの特徴を持つものが多くある。例えば桜には皮に咳止め作用あり(桜皮エキス)、柳の葉にも薬効あり。ヨーロッパのバラも単に綺麗だけでの中国からの移植ではないはず。紫陽花もシーボルトによりヨーロッパに伝えられている。高知でも、”アロエの花”はキュウリ味で食せられること、”黒文字”の草木は葉や枝を茶に出来そうである…クロモジには整腸、鎮静作用あり…これは本格的に、紅富喜の紅茶と調合して本年中に売り出したいとしていた。サプリメント効果確認できれば、健食としても定着するかもしれない。休耕地を活用しての農業活性化策として、高知県も大いに期待している! …それにしても、植物には◯◯に効果あり、と云ったものが多い。漢方薬の生薬は、中国からの輸入に頼る面多くあり。かの「レアアース」同様に政治圧力として使われている模様。甘草の様に、国内の生産に成功しているものもあるが、まだまだ心もとない状況であり、この分野での活性化が国家的にも喫緊の課題となっている。色々と法的な壁もあるようであり、企業が参入できる体制を確実なものとして行ける様にして、大いに農林業の発展に寄与して行って欲しいものです!
TBS「夢の扉+」5月5日 #102「植物の知られざる力で世界を変える!」
ドリームメーカー/高知工科大学教授 渡邊高志さん
ガンやリュウマチの薬となる植物を探せ!/世界をまたにかけるプラントハンターに密着
“血圧を下げる”、“抗がん作用がある”・・。
約38万種あると推定される地球上の植物。その中には、こうした有効成分を
持つものがあり、医薬品などの開発に利用されてきた。
しかし、未だ数多くの植物が、その効果を知られることなく、眠っている―。
そんな可能性を秘めた希少な植物を、世界中を飛び回って見つけ出しているのが、
“プラントハンター”、渡邊高志。
渡邊が採取した植物で、現在、抗HIV薬の開発も進んでいる。
『植物が持つ力を、人々のために役立てたい!』
医薬品や化粧品の開発だけにとどまらない、“植物の力”を、渡邊は信じている。
その夢は、植物を使って「産業をおこすこと」。
原点は、かつてネパールで経験した、“生き方を変える”出来事だった―。
『思いを継続していくことが、力になる』…
TBS「夢の扉+」5月12日OA 主人公の未放送映像
アップロード日: 2013/05/10
"雑草は宝の山" 植物の知られざる力を発掘するプラントハンター
~抗がん作用も!植物の有効な成分を活用して産業をおこす!~
高知工科大学 教授 渡邊高志 さん
渡邊 高志 WATANABE, Takashi
1959年生まれ 教員情報 : 高知工科大学
アップロード日: 2011/10/30「次代の資源」
~地域資源による活性化マネジメント~