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糖質制限vsカロリー制限 まとめ

2020-02-22 07:19:00 | ダイエット

糖質制限vsカロリー制限、結局のところどちらが効果的なのか…
自分なりにまとめてみました。
参考にしていただけると嬉しいです


【糖質制限?カロリー制限?どっち?】

「肥満」だけに注目して、それを改善させるためにはどちらがいいのでしょうか。

結論から言えば「カロリー制限食」です。というよりも、一般的な糖質制限食は、カロリー制限食に内包されると考えています。順を追って解説していきます。

カロリー制限食は「全体のカロリーと脂質の摂取量を減らす」という方法で、糖質制限食は「炭水化物は減らすけどたんぱく質と脂質は制限しない」という方法です。

炭水化物や糖質は一切口にしないという、非常に厳格な糖質シャットアウト派の方もいますが、一般の人が気軽に参考にできるような普遍性や継続性は劣ると思いますので、ここでは検討の対象とはしません。

「糖質制限食」と「カロリー制限食」を比べた臨床研究はいくつかありますが、有名なのが「DIRECT試験」です。本試験は、糖質制限食の優越性を示すためにしばしば引用されるのですが、結果の解釈にいくつか注意点があるので、丁寧に見ていきたいと思います。



本研究では、減量効果だけではなく、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールの推移に関しても解析が行われています。

中性脂肪、HDLコレステロールに関しては、糖質制限食の方がカロリー制限食よりも、明らかに(=統計学的に有意に)改善させていましたが、LDLコレステロールに関しては差がありませんでした。

これらの結果を見ると、確かに糖質制限食の方が全般的に良い結果が出ています。

けれど3点ほど、気になることがあります。

 1. 本試験は、「糖質制限食」と「カロリー制限食」の対立という構図の中で語られがちですが、「地中海食」の健闘も見逃せません。その理由として、論文の著者は、食物繊維の摂取量が多いことと、飽和脂肪酸が少ない(オリーブ油や魚油が多い)ことを指摘しています。

不飽和?オメガ?トランス?どの脂肪酸を摂取するのかはかなり重要なポイントです。それを考えると、「脂肪はなんでも制限なく取っていい」という糖質制限食のスタンスを、無条件で肯定することはなかなか難しいことです。

 2. 次に気になるのは、一般の生活を送る限り、 「糖質制限食」と「カロリー制限食」はしゅん別できないケースが多々あるということです。

例えば、ランチにたらこスパゲティやチャーハンを食べるとします。そのとき、ダイエットを意識するとしたらどうすればいいでしょう。たらこだけ食べるとか、チャーハンのご飯だけを残すなんていうことは不可能です。恐らく対応策としては、食べる量を減らす、ということになると思います。これは「糖質制限食」であるし「カロリー制限食」でもあります。

「私は糖質制限派なので、そもそもそんなものは食べない。昼は定食にしている」という場合も同じです。ダイエットのためには、定食のおかずや小鉢の量を減らすのではなく、主食のご飯の量を減らすことになるはずです。これも「糖質制限食」であり、総カロリーが減っているという意味では結局「カロリー制限食」なのです。

仮に残したご飯の分を補うようにたんぱく質や脂質を本来より多めに取るのであれば、確かにそれはカロリー制限食ではありません。

しかしその場合、塩分(たんぱく質をおかずとして増やせば、自動的にプラスで摂取することになる)や好ましくない脂肪酸の摂取量も上昇するでしょうし、尿酸値などにも目配りする必要が出てくるでしょう。

一般の人にとって「糖質制限」と「カロリー制限」がしゅん別しにくいのであれば、「糖質制限にしなくてはいけない」とか、「カロリー制限にしなくてはいけない」と無理にどちらかを選択する必要はないのです。

基本的には、食べたいメニューを選べばいい。ただし選んだ上で、ダイエットのためにはどうすればいいのかを工夫すればいいのです。

メニューによっては糖質制限食になったり、カロリー制限食になったり、その両方になったりする。そして地中海食やDASH食のメリット(不飽和脂肪酸や魚介類)も意識しておく。そうやって臨機応変に食生活を組み立てて対処していくのが、最も心情的に無理がなく、継続しやすいのではないでしょうか。


糖質制限もカロリー制限も、結局のところ継続出来なければ意味がありません

人間の脳は、我慢より欲望が勝ってしまうように出来ています。

暫くは我慢出来たとしても、結局は欲望に負けてしまうんです

無理をすれば、その分あとから大きな欲望がやって来ます…

身体のことを考えてダイエットを始めたのに、かえってストレスを溜めてしまい不健康になってしまっては、元も子もないですから

自分に合った方法を見つけて、ガチガチに固め過ぎず、ゆるく長く続けていくことが大切だと思います













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