所詮デジタルも道具なので、何でもかんでもデジタル化しようとするのは時と場合により適合しない、ということでもあるでしょう。
以前、某所で教わったことですが。
・デジタル化するなら、デジタル化にかかる時間と、デジタル化による時短効果とを比べて、効果が薄ければあえてデジタル化する意義はない
今回の場合。
・ほぼ一過性の事務作業である(もう一度緊急にワクチン接種が必要な事態は、恐らくあと100年、少なくとも50年は発生しないであろう)
・接種開始までの時間が限られている
・ワクチン接種の接種管理は、行政が把握しているなら本人が入力する必要はない
・業務フローは慣れ親しんだ紙と判子の世界
・サービスを受ける側(高齢者)にとっても慣れ親しんだ形式で敷居が低い
・接種対象者がそこまで多くない
すなわち、あえてデジタル化する意義は薄い。
登米方式を考えた人、かなりの傑物とお見受けします。