合理・不合理の境界が、学校内と学校外ではかなり違うというのも問題の根底にあるかと思います。
100%学校外と同じ論理で動けというなら、例えば暴力事件や生徒相互での盗難事件その他があったら即時に警察へ通報、司直の手に委ねる。
何なら学校敷地内に交番を置くくらいのことはすべき。
という考え方も成り立ちます。
まあ、校則の緩いとされる夜間定時制の教員に聞くと、髪の毛の色やらスカートの長さやら下着の色やらの指導なんぞに手をつけるような余裕はないそうですが(特別支援学校高等部だと考えた方が良い学校も結構あるらしいので、個別対応が忙し過ぎて、ということだそうな)。
逆に偏差値お高めの高校だと、その辺に手をつけなくても別に問題は発生しないのだそうで。
何十年前かの母校でも、普段校則を意識して生活している生徒はほぼ皆無だったように思います。
そういう通知を出されても対応に困る、というのは学校・教育委員会サイドの本音の中には必ずあるのではないでしょうか。