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率直に尊敬できる思想家の一人

2024-07-29 00:16:07 | 政治
率直に申し上げて、伊藤貫氏は、私が「尊敬できる」と思う、数少ない思想家の一人であると思います


カントについての評価は、伊藤貫氏と私とでは、若干スタンスは違いますけれども
JSミルやベンサム(功利主義)、ジョン・ロック、ルソー(社会契約論)などから、プラグマティズムに至るまで
近代民主主義の思想背景となっている現代思想を、なんと言いますか、とても表面的で内容が伴なわない、と感じているところなど
まことに共感するところが多々あります
ルソーに至っては、まあ当時珍しくもなかったようですが、テレーズという愛人に産ませた自分の子供を5人も孤児院に入れて育児放棄したわけですが
こういう人が国家論を説くと、社会主義的な思想傾向になるのだなと、ルソー個人の思想傾向から社会契約論は生まれたのだろう。。と
そう思います。。。後世、ルソーを深く勉強する人ほど左翼思想に傾倒する、と言われているのも
ルソー自身に責任感がなく、自由奔放な風来坊的人物であり、他責指向型の左翼人間的な傾向があったからだろうと思われます

私と伊藤貫氏のカントに対する評価の違いとして。。。。私自身はカントをそれほど高く評価していないわけですが
それは私と伊藤貫氏の宗教観の違いからくるものだろうと思います
私自身は、そもそも宗教的価値観は、人間にとって最も重要なものであると認識しています
宗教的価値観がなぜ重要か?それは、人間が霊的な存在であるからに他なりません
動画では、場合によっては古典思想を、古くは2500年前まで遡って学ぶと言われていますが
その思想とは、間違いなく仏教思想とギリシャ哲学でしょう
中村元教授の影響もあって、仏教は昨今では、地獄や天国を方便として用いる唯物論哲学だと勘違いされていますが
仏典をつぶさに読んでみると、どう読んだとしても、天国や地獄は方便としてではなく、「真実の世界」として描かれています

カント自身は素晴らしい人格者であっただろうと思いますし、その哲学も、自分の良心に忠実に、誠実に説かれたものでしょう
ですが、釈迦が天国や地獄を説き、ソクラテスやプラトンがイデア(あの世)を説いたのは
真実の世界(あの世)を人々に教えることで、「この世に生まれる意味」や「この世に生きる意味」を教えるためだったはずで
人間の本来の姿、つまり霊的な本来の姿を教えなければ、この現世世界の本当の存在理由も分からないわけであり
そこを、「分からない霊的世界を語るべきでない」としてしまえば、後世、「不確かなものは考える必要がない」とされ
霊的実相世界を否定して唯物論哲学に正当性を与えてしまう。。。その危険性に、カント自身が気がついていなかった。。。
この「影響力」という意味で、カントは後世に非常に悪い影響を与えたことは否めないと思います

最後に、久しぶりに英語の書籍を読んでみることにしました
あまりたくさんは読めないので、伊藤貫氏お勧めの、TSエリオットのChristianity And Culture (キリスト教と文化)という本です
届くまで時間がありますが、伊藤貫氏お勧めの書籍ですので楽しみです

それではまた
コメント
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