安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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ニューディール政策について考える。。三橋貴明さんの言うニューディールの功績は本当か?

2020-08-31 00:27:46 | 政治
以前より私は、ニューディール政策という、計画経済型の経済政策に懐疑的でした
ですので、三橋さんがニューディール政策を盛んに持ち上げ、財政拡大で政府がお金を使うべきだと
そう繰り返し主張されていることに、懐疑的なのです。。

確かに、私は三橋貴明さんの経済の分析力、発信力について大変ご尊敬申し上げておりますわけですが
どうしても受け入れられない壁があります。。。それが、三橋さんの「大きな政府」思考です
ニューディール政策とは、ケインズ経済学に基づいた、1930年代のアメリカの計画型の経済政策であり
一般的には、ニューディール政策によって、アメリカは不況を脱した。。。と
日本などでは信じられています
しかし、本当にそうなのでしょうか?

ここに、1939年5月9日のアメリカ民主党立法委員会における興味深い証言があります
この発言をしたのは、ヘンリー・モーゲンソー。。。1930年代、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の財務長官を務めた方です
この証言は1939年のものですから、ルーズベルト大統領2期目の末期に出されたもので、すでに7、8年間ニューディール政策が行われていました。
原文をご紹介します

"We have tried spending money. We are spending more than we have ever spent before and it does not work. And I have just one interest, and if I am wrong ... somebody else can have my job."
「我々(ルーズベルト政権)はお金を投じてきました。我々はこれまでにないほどの多額のお金を費やしてきましたが、それは役に立ちませんでした。そして私にはひとつの興味があります、もし私が間違っていたと言うのなら。。。誰でも私の代わりはできるということです。」
"I want to see this country prosperous. I want to see people get a job. I want to see people get enough to eat. We have never made good on our promises."
「私はこの国が繁栄するのをこの目で見たいのです。私はこの国の国民が仕事にありつけるのを見たいのです。私はこの国の国民が充分食べていけることを見たい。我々の約束は決して果たされてきませんでした。」
"I say after eight years of this Administration we have just as much unemployment as when we started. ... And an enormous debt to boot!"
「私はこの政権(ルーズベルト政権)の8年間を語りますが、私たちの国の失業者の数は私たちの政権が始まった時と同じぐらいです。。。そして莫大な借金が積み上がっています」

考えたほうがいいのは、政府支出を増やして財政赤字のみを積み上げるぐらいなら
まずは政府の収入を減らし。。。つまり徴税をやめるということですが。。。徴税をやめて財政赤字を作ったほうが、よほど健全である。。。ということです

ニューディールを礼賛しても、それは真実ではない、ということは知っておいたほうがいいでしょう
コメント
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