FUJISUZUKO

藤鈴呼

鯉またぎ

2024-05-06 14:56:51 | Weblog






かつて日本一と云われた塔の色は
情熱の赤

よっこらしょ♪ と 一跨ぎするかのような
角度に乾杯

建物ごと呑み込んで 
脚力は強し

何物にも代え難い 
存在感を呈している

時は端午 
陽射しは午後の光に映えて

鯉幟の軍勢が 
これでもか、と 押し寄せる

それ以上に
人波がエグイ

全てを跨ぐかのように屹立する姿は
最早栄光

辿り着く直前 
増上寺に赴くと

左側に 戦がぬ鯉が 
楚々と寄り添う姿を発見

濃いねえ
恋のようだねえ

そんなに引っ付いたなら 
暑いでっしゃろ!?

ニヤケながら
茶々を入れたい思いにも駆られた

茶で一服したい気分だが 
歩をゆっくりと進めれは

君に勧められし
帆を立てる棒のような塔を発見ス

鯉を跨いだら 何処かへ辿り着けるだろうか
恋を跨いだら 愛へと昇華するのだろうか

濃い鰭を動かす君等そのものが 
遊泳している

空という時の果てを目指し 
必死で両手を差し出していく

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赤き塔 空を遊泳 鯉またぎ

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