FUJISUZUKO

藤鈴呼

三つ巴

2018-03-21 10:30:26 | Weblog








指の先に煌く光が反射して降り注ぐ
苺 一個だけじゃあ 寂しいからね

微妙な角度で押し合い圧し合い美しさに染まる
中央の緑が自然の証 自由の兆しを玩ぶ風

哀しみ 優しさ 癒し 嫌だ
似た様な言葉尻で 一括りにしないで下さいな

鳥の羽の向こう側に背中が映える
湖面よりも美しいから 切っ先の鋭さを 残したままで

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

銘柄は忘れましたが 何時ものように購入した
スーパーの透明パックから苺を取り出して・・・

三つの苺が くっついている事に
気付きました

私「あぁっ♪ 面白い!」
夫「なにコレ、気持ち悪い!」

感情は人それぞれ
受取り方も 然りですカナ

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

みゅうメンバー「草ちゃん」から届いた
詩集の感想です☆彡



更衣


今回は透明カバーに入って届きました。
もうそれだけでゴージャス感があります。

最初に手書きのお便りを読んだので
苦肉の策、愛すべき作、が咲いた春

を感じながら 
読み進めました。

序章と言える作品たちは 短めの言葉が多く
分かり易い表現から展開していく感覚で

終わりに向かうに従って 
物語然として行く

中には
「これはリアルな、ストーリーではないストーリーだ」

と感じる部分では
ゾクリとしたり

そうちゃんならではの表現に 
立ち止まったりしました。

平仮名の多い作品、
「ゆう日」などのような

独特な表記が
味わい深く刺さりました。



79ページに 
世界は神秘にみちている という一節がありました。

この作品集は
様々な神秘を折り合わせて 

ぎゅっと詰めた風だなあ
と感じます。



66ページの
桜の枝葉、

今まさに香ってきそうな
季節感(タイムリー)な風が

心の奥を
吹き抜けました。



107ページ
「ちょびっと」の表現が 

ちょっと可愛らしく映ります。

「少し」でも「ちょっと」でもないところがね、
良いですよね。



計算式の
「トタン」「煎餅」

ここら辺の組み合わせ方に唸りました。
パタパタと揺れる音が響いてきました。



150ページ
「ないて」の漢字表記も素敵です。

アスファルトに
濡れた涙が浮かぶような気分で
読みました。



178ページの
ユーリから始まるタイトルは

人名なのか何の名前なのか
オリジナルなのかと考えながら

その小気味良さに
音にして読みたくなったのでした。



210ページの
人形・・の後に続く空白が
痛みと時の流れを感じさせます。

消えぬ何かをここに綴じ込んだふう、
閉じ込めてしまいたい心のような。



小さな古時計のところに
栞が挟んでありました。

前回、この物語で受けた衝撃が
そのまま蘇って来ました。

人はこうして
思い出したり
消したくない気持ちになぞらえ乍ら

言葉紡ぎを続けていくんだなあ
と思いました。



254ページの
書いてみる、

そういうことですよね。

全て 書いてみて、
読んでみて、感じてみてよ、


投げかけたくなります。



みゅう投稿で
眺めた作品もありました。

同じタイトルでも
感じ方がそれぞれで楽しめます。

さて、私も
次号の編集を進めますヨ☆

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