風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

平成二十三年度錬成大会

2011年12月16日 | 詩吟
例年秋に行われる錬成会が、11日(日曜日)に、開催されました。

記念すべき,関吟東京支部と関吟哲皚会小金原支部との東京連合会結成記念大会です。

今回は、会の運営のお仕事が免れたので、夢青葉の三人と一日行をともにしました。
去年は、初めての錬成会参加なのですが、周りの人の好意と子どもたちの自立心に期待してほとんど並んで座ることも、いろんなことの説明もすることの無い一日でした。
壇上の詩吟のときは、目一杯支えましたが、壇をおりたら、知らんふりでした。おかげで、自立心旺盛な子どもたちに育ってくれました。
ありがたいことです。

私の子どもたちは、プログラムの11番から13番で、それぞれ、先日の昇段試験に臨んだ吟での、出場でした。
十分に練習し初段合格を頂いた記念すべき詩ですから、不安はありませんでした。

去年の初めての登壇のときは、四人で一緒でした。
今年は、全員独吟でしたから、舞台の袖に用意された5客のいすにすわり、前の吟者が終わると一つずつ席を中心に向かって移動し、すぐ前の吟者が半分まで終わったところで、吟者の後方に立って待ちます。

その間、客席から見つめられて、上がりに上がるはずです。

ここで、自分なりの詩吟を展開するのは、無欲であれば平気なのですが、ちょっとでも、うまく見せようなどと思うと、どこからか、心乱す因子が、入り込んで来ます。

そのプレッシャーに打ち勝って自分を失わなかったわが子達は、ほんとによくがんばったね、誇らしいものがありました。

そして、周りの人にも良くやったと褒められて、喜びの極みでした。
早いうちに出番がおわり、周りを見回すゆとりもあり、発見やら楽しみやらがあったと言っていました。

三人は、実力以上の吟を発表し特に女性二人は、音程を正しく正確に、姿勢正しく吟じられました。  本番に強い!

しかし、63番に吟じた私は、ありえない失敗をしました。
絶句に誤読、集中力の無い吟、間違いの後に、何事も無く立ち直ることも出来なかった。
呼吸が胸に上がってくるのを、丹田に戻すことが出来なかった。
のどのためには、足首を冷やさない。忘れそうだったら、小さなメモを持ち目の高さに構える。伴奏を良く聴いて、登壇するときは深呼吸。などなど。
それぞれを、生徒たちはきっちり守っていたのです。
私は、全て忘れたり、あえてやらなかったりしました。
当たり前の結果だなぁ。悪い見本のオンパレード。

風邪を引いて練習不足というのは、確かだけれど、いくらも対処方法があったのに、(例えば、吟題を変えるとか、)そこにとどまってしまったのが、敗因。
悪いときは、一歩退くことさえ出来なくなるものだ。
どんなに調子が悪くて、準備不足でも、集中力が途切れなければ、何事も起こらないのだ。
惨敗
練成会は、良いことも悪いことも起こります。それが、乗り越えられたら、錬成の意味があるというもの。

今のあるがままの自分を写すのが、練成会だ。


私の欠落した部分が、あからさまになり、欠落した部分は、本人がいくら気をつけてもどうにもならないことです。
これから、教室を運営していく上で、状況判断ができないことは致命的なことかもしれない。
それを防ぐには、独断先行をしないこと。
しかるべき人に、よく相談し、独走を避けることが肝要のようです。

でもねぇ。走ってしまわないと、走りすぎたことに気がつかなかった今回だからねぇ。
相談するって言っても、何かを予感するから、相談するのであって、それをかんじることができないなら、どうしたら良いものか。。。

いろいろと褒められて、手放しで安心したところが、油断だったのだろうなぁ。

新しい教室が、松戸であるということに大きな配慮が必要だということに気がつかなかったのは、迂闊としか言いようが無い。
私は、いつも迂闊だ。大反省。「迂闊」につける薬はないものかなぁ?



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