風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風1月2回目

2013年01月31日 | 詩吟
夢松風のお稽古は、娘の家から直行したので、詩吟の荷物と、着替えの荷物とで、キャスターつきのスーツケースでお出まし。

4日おきに一泊で、ベビーの世話をさせてもらって(?)います。
誰か具合の悪い人が居るわけではなく、4才、2才、ベビーの三人の世話は、睡眠時間をすこしでも増やすお手伝いがベストと考えて、そして、孫可愛さの大義名分でありました。

昼間は、せっかく身体を休めさせようとしても、赤ちゃんの手が空いた隙には、二人のどちらかが滑り込んで、思うに任せない。

それで、夜の授乳を担当し、娘は子どもたちと一緒に一晩通して眠るのである。
こんにちわーと到着したときは、ぼろ雑巾のようにどんよりとしているのが、一晩眠ると本来の娘に戻って、眠り足りた顔で起きてくるのが、うれしい。

もとより、孫たちとの時間は天国。

その孫たちに一杯エネルギーを貰って夢松風の練習は、いい感じでスタートして、良寛の《半夜」も順調な仕上がりを見せています。

予定より早く終わったので、暮れに練習が途中になっていた「常盤雪行」をおさらいしました。

そうそう、発声練習の仕上げに、「九月十三夜」の合吟をしました。
練成会以来始めての合吟でしたが、十分に練習を積み、壇上で力を合わせた特別な吟ですから、忘れないで、のびのびと吟じられました。

こんな感じで、1年に一吟の特別な漢詩が、それぞれのページに収まって行ってくれれば、それが、最大の望み。

今の、詩吟の練習は、球技で言えば素振りの練習をしているようなものだから、無心で声を出して、基本をしっかりと胸に刻んで欲しい。

それが出来れば、その人らしい、その人にとって一級の吟であるということになる。
そして、それを心して練習をさらに積んだとき、誰にもまねの出来ない特別な一吟になる。

私にも、まだ、その一吟はないのだけれど。
そんな、一吟が少しずつ近づいているような予感がする。


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