風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

道路にたまった雨水

2004年06月30日 | チンゲル亭過去日記

例年にない雨続きで、UBはいいお湿りが続いています。
「いい雨ですね」と言う挨拶が交わされるのです。
このところのお天気は、肌の具合はどうですかとオルティンドーの先生には尋ねられました。

アイロンかけにも、いつものようにじゃんじゃん霧吹きで水をかけると、バリッと仕上がりません。
チンゲル亭の敷地内の道路もご多聞にもれず、ジャブジャブと水がたまっています。
その水をどうにかしようと、男たち4人があれこれ知恵を出している様子です。
ャ塔vの位置を変えたり、ホースをつないだり・・・・・

夫が叫ぶ「モンゴルではありえない!」と。

夫が叫ぶのにもむりはありません。お客の集まるスーパーでさえ、入り口につながる道路が冠水しても知らん振りですから。

何かの不都合に対して、頭を寄せて、男達が知恵を出すしあうなんてことは、まずないのだそうです。

「待ってれば、引いていくよ。」と、普通ならモンゴル人が言う言葉を、夫がつぶやいています。

モンゴルに住んで1年半あまり、夫の考え方にすこしは良い影響があったのでしょうか?

UBに住んで、半年足らずの私は、ゆっくり流れる時間に身を任せ、ここ10年の心にたまった垢を洗い流しつつあります。
洗ったあとは、天日に干して、乾いたら、手アイロンでしわを伸ばします。

手アイロンで伸びなかったしわは、残しておきましょう。
電気のアイロンを使って、すっかりしわを伸ばしてしまったら、何もなかったことになってしまって、きっと、寂しくなることでしょうから。

いつの間にか、モーターの音がやんでいます。
男達の姿もなく、真新しいモーターもしまわれたようです。
それもそのはず、雨がまた降り出しているのですから。

それにしても、2階から距離からでさえ、彼らはいかにも楽しそうな様子に見受けられました。
新しいモーターを、試すのに、まるで、ティーンエイジャーが買ったばかりのオートバイの試運転をしているかのようなはしゃぎぶりでした。
きっと、新品のモーターを試すのがうれしかったのでしょう。
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