風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

お菓子作り

2006年03月03日 | チンゲル亭裏日記

久しぶりにシュークリームを思い立って焼くことにしました。

ツェギーさんが習いたいといっていたのを思い出して、連絡を取りました。
仕事も一段落したところなので、夫に出かけても良いという許可をもらい、来てもらいました。
彼女は、ちっともモンゴル人らしくないところがあって、仲間のモンゴル人の中でも、勝手なんだけど、憎めないといわれている人です。

彼女は、夫の通訳ですから、同じ部屋にいます。
今日の昼間、病院の先生に教えてもらったことを、夫が母に電話をして伝えているのを聞いていて、大体の様子を飲み込んでいたようです。

それで、自然に家族のことが話題になりました。
若いモンゴル人の女性ですが、家族について思うこと、長距離電話で思うように気持ちが伝わらない(彼女のお兄さんは今アメリカです)こと、お母さんについて心配に思うことなことなど、家族を思う気持ちは誰もかわらないのだなぁと思いました。

さて、シュークリームですが、めでたく膨らんで、おいしく出来上がりました。バニラエッセンスがないので、娘の友人にもらった大事なラム酒を数滴たらしました。
卵くささが消えて、彼女は大喜び。娘さんのために作ってあげたいといっていました。
次は、グラタンを習いたいといっています。

「なんでもいいです」と言って遠慮しない彼女は、私にはとても付き合いやすい女性です。

こんな明るい調子で、ドガラ教授と夫との間を通訳しながら取り持ってくれているんですね。ありがとう。
ついでに妻の私の相手までして、ご苦労さん。
彼女、うれしそうにシューを持ち帰る準備をしながら、「仕事に行ったのにどうしてシュークリームをもってるの?」と娘に言われてしまいます。
と言って笑っていました。可愛い人だ。

               ☆

さて、シュークリームをお礼に差し上げたモンゴル男性は、お子さんがいると聞いていたので、シューを焼くことにしたのです。
届け物をしていただいたので、御礼をしたのですが、余りうれしそうではありませんでした。(お菓子をもらって、戸惑ったのかもしれませんが。。。)
彼は知人の雇っている運転手さんですから、お金はどうかなと思ってお菓子にしたのですが、思い切り良く、ガソリン代として何がしか差し上げたほうが良かったのかもしれません。
モンゴルの人にするお礼というのは、難しいものです。
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