五月六日、なじみの美容院で、髪を切ってパーマをかけました。
詩舞のために、髪を伸ばし黒く染めていたのですが、それをやめました。
去年から、ヘアカラーをやめようと心の準備を整えていたのですが、詩舞という伏兵が出現して、ひっつめ髪に出来るだけまで長く伸ばす必要と黒く染める必要が出来たのです。
染めないと決めたのに、染めなければならなかった間の面唐ュささといったら、飽き飽きしてしまいました。
髪と地肌のためという目的があるので、某社の新発売の地肌に優しいヘアカラーを使うことにしたのはいいのだけれど、染め上がりのつやのよさと髪の腰のの強さ張りでは満足しても、真っ黒に染め上がることとその手順の面唐ネことには、どうにも我慢が出来なくなりました。
目的の十周年を終え、春の会の賛助出演を終え、後は6月の老人ホームの詩舞を終えたら、まったくの自分だけの詩舞のお稽古になりますから、グレーヘアーでもよいかなと思うのです。
それで、予定通り、染めるのをやめたのです。
詩舞は、いまのところやめませんが・・・・・
染めるのをやめて5ヶ月。
一ヶ月に、1センチちょっと伸びるのがよくわかりました。
そしてその先は、黒かったり茶色かったり。
その、色の具合がおしゃれとほめてくれる人もいて、それぞれの好みってねぇ、と思ったのでした。
このまま、白いのが全体に伸びてくるとどんな風情になるのやら。
白いといっても、まだ、黒髪を混ざっているので、ごましおというのかな。
グレーヘアーを思うとき、決まって一枚の写真が目に浮かびます。
それは、退職前の局長官舎の広縁の座布団に座って微笑んでいる父の姿。
サザエさんの波平さんの髪を白く薄くした髪型の父は、目のしたの大きな泣き黒子がとくちょうです。
日当たりの良い縁側の座布団にすわり、お茶をすすりながら笑顔で孫とともに居るイメージが、私の「まっとうなおばあさん」のイメージ。
それなのに、思い浮かべるのが父の姿とは、ちょっと面白い。