新聞の写真が、カラーになり、細部まで、そのままにいんさつされるようになったものだ!
今日の朝刊を思わず切り抜いた。これは、第2シリーズ。
新聞の写真がカラーになって、クリムトの黄色いっぱいの「接吻」が新聞に掲載されたはるか昔の若いころ、驚いて感動したものだった。
それよりもまだ昔、顔写真が掲載されてもその人とは特定できないほど、画の粗いひどいものだった。
今は、人の顔ははっきりわかるし、カラーだって、きっと本当に近いのだろう。
インクは、手を汚すものだったけど、今は、インクが手につくことはない。
さて、この絵は、14世紀にイタリアを襲ったペストは人口を半減させ、経済の停滞により新興勢力のメディチ家が台頭した。
教会への不信感を払しょくするため、宗教画や彫刻の政策をメディチ家などのパトロンが後押しをしてルネサンスの花が開いたそうだ。
ペストの不幸から再生する物語でもあったとか。
この絵の因縁とカラー印刷の見事さに、テレビもパソコンもより実物に近いものを見せてくれるし、時には、本物が美術館に来て、鑑賞することができるというのに。
久し振りに、スクラップをするようになるのだろうか。
ただ感傷的になっただけなのだろうか。