昨年4月に来て以来、イフ デルグール(国立デパート 今はノミン)では二度ほど買い物をしただけで、ほとんど足を向けることがありませんでした。
そして、近くに引っ越してきて1週間目にしてやっと買い物に来ました。
はじめてモンゴルに来た頃は、日本の庶民的なスーパーマーケット程度の品ものがおいてありました。
最近、国立ではなく「ノミン」に買収されてから、どんどんと高級品が並び、ディスプレイも少しずつ垢抜けてきました。
特に、ノミンは電気製品の商売をしていますから、電気製品の高額商品が並び始めたときは目を見張りました。
最上階の5階は、お土産品のフロアになっていて、そこでも少しずつ外国人受けのするお土産の品揃えに変わっています。
せっかく近くに来たのだから、買わなくちゃねぇと買い物のリストを携えて行って見ました。
イフ デルグール(ノミンと名前が変わっても相変わらずこう呼ばれます。他の場所でも、昔呼ばれていた名前で言うほうが分かりやすかったりします。そして、それが分かるタクシーの運転手は、長年やっている老舗の運転手、あるいは長くUBに住んでいる人と言うことが分かります。)の入り口は、有名な「すり」のスャbトです。
人が集まり、入り口でどうしても狭くなる場所は、掏り易いからです。
ドアに近づくとき、一瞬緊張します。
PULLにしたがって、夫がドアを引きました。
上品なご高齢のモンゴル紳士が、一歩足を引いてどうぞと道を譲ってくれました。
とんでもない、どうぞ!と私たちが身振りで示すと、にこっとわらって通り過ぎていきました。
私たちも自然と笑顔になって、後姿を見送りました。
ほか、ほか、ほか。。。
二人とも、なんだか得した気分でした。