風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

菜根譚 108番

2017年05月18日 | 論語と
怨因徳彰。    怨みは徳に因りて彰わる。
故使人徳我、   故に人をして我を徳とせしむるは、
不若徳怨之両忘。 徳怨のふたつながら忘るるにしかず。
仇因恩立。    仇は恩によりて立つ。
故使人知恩、   故に人をして恩を知らしむるは、
不若恩仇之倶泯。 仇恩のともに泯(ほろ)ぶるにしかず。


「感謝も怨みも受けぬがいちばん。」


そうは言っても、人を喜ばせたいと思うのです。
それで、一人を喜ばせると、他の人は、怨みを抱くもの。
だから、感謝も怨みも、共に忘れてもらうのが一番だ。

洪自誠は、そう言うけれど、怨みはいらないが、感謝はされたいなぁ。
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