我が家から程近いところに、オルトツァガンというところがあり、そこにはいろんな職人さんの寄り集まっています。
その中の彫金師さんのブースに出かけました。
長銀で作っているのは、ベルトのバックルです。
下の左側は、お客さんが持ってきた金のアクセサリーを集めて溶かしているところです。
新しいものをこれから加工するようです。
ここでは、修理も請け負っていました。
看板のモンゴルダルハンというのは、モンゴルの職人という意味です。
私の目的は、モンゴル人の友達から、3個の石を貰いました。ピアスとペンダントヘッドに加工して使ってくださいということでした。
それで、彫金のダルハンへGさんに連れて行ってもらいました。
3個の加工には約2グラムの14金を使って、全て込みの値段で5万5千トグルクというので、お願いしました。
Gさんに言わせれば、「そんな大金を払うなら好きな宝石のアクセサリーを買います。」なぜ、すみこは、もったいないお金の使い方をするのだと尋ねられました。
私にとっても、5万トグルクは高いと思うけれど、せっかく石をくださった人の好意を無にしたくないと答えたら、彼女の口癖の「やさしーい」という言葉が出ました。
もし日本で、その加工をするとしたら、5万円ということでしたから、十分の一の値段で出来上がります。
日本人の私にとっては、その値段で友達の気持ちに報いられるのですから、お得感があるのです。
彼女にとっては、モンゴル産の石で、輝かないものは価値が無いのでした。
1週間後、出来たら連絡をくれるということでした。
どういう出来上がりか、楽しみです。