遊牧民の少年ナラン
日本語センターで借りてきた椎名 誠の「ナラン」新潮文庫)(を読みました。
「白い馬」という題のモンゴルの遊牧民の少年と白い馬の物語を映画にしたときのエピソードが書いてあります。
主人公の少年は、馬が上手でいい面構えをしていることが条件です。そういう少年は遊牧民の中にいくらでも居るのですが、映画の中でせりふをしゃべりえんぎをすることは、できません。
演技ができてせりふをしゃべれる少年は都会にはいくらでも居るのですが、馬に乗ることができません。
椎名さんのスタッフは、映画を撮り始めなければならない6月までに条件にかなう少年を見つけることができるのか、さもなくば、撮影を1年先にのばさねばならないのかという瀬戸際に立たされます。
ぎりぎりに間に合った少年は、父親を失って家長になったばかりの就学前の7歳の少年でした。
その出会いを椎名さんは「幸福な出会い」といっています。
その映画のできは、日本人なのにどうしてもんごるのことをこんなにわかっているの?といわれるほどだったそうです。
帰国したら、なんとか見たいものです。
らくだのなみだ
もう1冊は、絵本です。
子供を亡くした母駱駝と母を亡くした孤児の駱駝と駱駝飼いの娘との心の交流を描いたものです。
「民族の心を伝える長唄(オルティンドー)」とかかれたところが出てきました。
ちょっと、どきっとして、慌てて、練習などしたのです。。。。。
さて、6日に東京で、モンゴルフェスティバルがあるそうです。
朝青龍以外のモンゴル力士も参加すると、こちらの新聞に出ていました。
歌手も参加しているようです。