風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

論語講座

2016年07月21日 | 論語と
楽学の会主宰の論語講座三日目

「辞はたっするのみ」

相手に届くことが一番大事なことなのだけれど、どうしても、伝えたいことを言葉にし、伝わらないともがいてしまう。

相手に届くためには、相手をよく知ること、私を知ってもらうことではない。

私を知ってもらいたいと思っているわけではないと思いつつ、私を、私の言葉を押し付けているわけで、毎回、どこまで届いたのか、届かなかったのかが、気になる。

届いたと思っても、また、するりと抜け落ちていて、ちゃんと受け取ってよと、咎めたくなるのを、あ、いやいや、届け方が間違っていたのだと思いなおす。

そして、やはり、届け方を考える前に、相手をよく知ってその方法を考えることと、反省。


反省が、着実に実っているかと言うと、同じところで、間違いを犯してしまうのは、おそらく相手のことを知るための、ベースとなるものが、私でしかないから、また、同じ間違いを犯しているのだ。


        「辞はたっするのみ」


孔子の言葉は、短いなぁ。その言葉の深淵は計り知れず、その淵にやっと届こうとしている私には、単語が、頭の中で、踊るだけだ。
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