風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

関東地区予選ご報告

2012年07月21日 | 詩吟
第4回グローバル全国吟詠コンクール大会=開催大阪平成24年11月23日予定=
第1回関東地区予選(北千住)が滞りなく終わりました。

暑さが和らぎ、喉にはちょうどよいお湿りでした。

大阪の本選をめざして、82人が戦いです。

ひょんなことからコンクールに出ることになって、十分な練習もしないまま当日となっていました。

出場のことを思うだけで、心臓バクバクで、深い呼吸が出来なくなる始末。
山田先生に気を一杯入れてもらって、そのことだけが支えのように、順番が来るのを待っていました。

いろんな人が居て、皆、それぞれ上がっている様子が受け止められて、一緒なんだなぁと思ったときに、かなりの興奮状態から抜け出ることが出来ました。

コンクールだけあって、ちゃんと練習する部屋が確保してあって、そこでは気兼ね無しに練習が出来ました。

ただ、お隣で練習している人があまりに上手だったり、厳しく指導する人が付いていたりすると、落ち着きかけた気持ちがざわついてくるのでした。

舞台の端で、一つ前の出場者の吟を聞いていると、落ち着いていた気持ちがまたざわついてきて、心臓のどきどきが聞こえてきそうなあがりっぷり。

おちつけ、おちつけ。深息法だ。おなかに深く息を入れて~ はい、とめて。

すこし、落ち着いてきたら、名前が呼ばれた。

吟題が先だからね。よし、次は、作者。それだけで、エネルギーの半分を使ったみたい。

小林快川の姿だけが、不思議によくみえた。
何度も、顔を上げて、私を見たのは、後で聞いてみてなぞが解けた。マイクからの立ち位置が遠すぎて、マイクに声が乗っていなかったのだ。

付け焼刃のコンクール用の練習が一度だけ。マイクの使い方を習ってうれしがっていたのですが、却って裏目にでたようです。

出場前には、マイクのことについて、ヒントも貰ったのに、それをどう形にしてよいやら理解していなかったのです。ただ、もう一歩前へということだったのですが。
場慣れしていないということは、こういうことなんだな。

ということで、入賞さえおぼつかないと腹をくくって発表を待っていたら、なんと、入賞。
しかも、4位だったらしい。優勝者、準優勝者、3位の人たちはそれぞれが表彰状を受け、その他の入賞者の代表で、私が賞状を受け取りました。

いつも留守番をしてくれている主人へのお土産にはなったかな。

今日は、朝から何も手に付かなくて、何も出来ない私に文句も言わず、黙って送り出してくれた夫に感謝。

詩吟仲間からは、それ以上の成績を望まれていましたが、私の実力といったら、そんなものでしょう。たとえ、マイクに声が乗って、高音の伸びや、低音の引きに手助けが有り、少々良く聞こえたとしても、そう簡単に順位が上がるものでもない。

逆にこの成績はなにかの温情があったのではないかと、勘ぐってしまう。




関東地区予選は、今年が第一回。運営幹事も出場者が勤めるという、過酷なものでした。
コンクールに出場しなければわからなかったことです。
やはり出場者には、雑事を忘れて専念してもらいたい。
と、言っても優秀な人は、その、仕事をこなした上で、優勝までした猛者もいたのだが。

私のように、家を出る前から、そのことばかり考え必要以上に心乱されるよりは、一点集注できるのかもしれないが、それも、長年経験してきての賜物なのです。

3つのグループのうち二つまでも優勝者を出し、入賞者も数多くいた東京芦孝会は、とても優秀な人が多いということですね。

ただ、今のままのやり方では、この力を維持するには、難しいように思うのです。
大阪本部より、優秀者を招いて、テーマごとの個人特訓のようなものを取り入れたら、もっと力が付くのにと思いました。

明日は、中央会です。
練習の後、今後の運営について幹事会が開かれます。このようなことについての、意見が出るのではないかと思います。
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