風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

初めのころ

2024年06月01日 | 詩吟
一人でも詩吟を聞いたことがあるという人を増やす。
それが役目と思っていました。
余りに、詩吟を知らない人が居て、先ず、習うとか習わないとかの前に、詩吟を
聞いてもらって『聞いたことが無い」という人を一人ずつ減らすのだと。

そんなささやかな思いでいたことを今日、思い出す機会がありました。
そうよねぇ。
その考え方が膨らんできて、芦孝会の幹事の仕事をするようになり、夢中で
すごしてきました。
今の私と、その頃の私と、どちらが大それたことを思っているのか、あっち側と
こっち側とで、評価が180度変わります。

でもね、つい最近あっち側とかこっち側とか区別をしないと決めたのだから。
無理をしないで楽しく携われることをすればよい。

芦孝会に所属して、責任を果たすなんてことを言わないで、私の出来ることを
無理をせずに続けていればいいのです。
肩肘を張らないで、詩吟体操の理想体型のままに日々を続けることです。
 
一回りして、螺旋の一段上に出てきたのかな。

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夢松風土曜日教室

2024年06月01日 | 詩吟
ビジターお迎え2回目と期待しましたが、残念ながら、今日はいらっしゃいませんでした。
Yさんも、期待していたようでした。
ぜひ来てくださいとお伝えくださいと言付かりました。
私よりも年上の女性の優しい吟詠を間近で聞いて、「吟詠」とは?に目覚めた様子。

今日の、課題は、「塾生に示す」廣瀬淡窓
学生時代、部詩の如くに何度も何度も吟じました。
学びと切磋琢磨、そして苦学生とまではいかなくてもちょっぴり制限のある
中で続けてきた吟詩部の強烈な思いがこもっています。
それは、私の胸の中にだけ納めて、廣瀬淡窓のいうところの共に学ぶ感慨を
表現しましょう。
そして、吟詠に慣れたら、自分自身の思いを投影し、関吟流を詠いましょう。


譜№7と譜№4 との違いを話しました。

話をしながら、あれ?以前は明らかに違うと思い、明らかに違って吟じていた
そう思っていましたが、なんだかおかしい。
違いますよと言いながら、そのお手本を明確に示しているだろうか、そして
説明の言葉が正しく伝わっているだろうか。

こんな、初めての不安を覚える。
まず、衰えたのかと思う、いや、自分の本当の姿が見えてきたのかもとも思う。

この不安感を募らせるはじまりは強烈に伝わって来たある「怒り」のパンチの
せいだと思いたいのですが。。。

これまでダメージを受けないよう距離をとって、自分の不得意をうまく避けて
きたつもりだったけど、その距離感の目測を誤ったようです。

危ない危ない、一歩後退して、私の不得意分野に足を踏み入れないようにと、
戒める。
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ブロッター

2024年06月01日 | 詩吟
余分なインクを吸い取るブロッターなるものを使い始めました。

コピー用紙は、万年筆のインクの吸い取りが良くないので、乾かすのに時間が
かかります。
ティッシュで吸い取らせていましたが、最近、手元が狂うことが増えました。
吸い取り紙をキーワードに探してみたら、「ブロッター」という名前の昔見覚
えのあるシーソーの様な型のものがあることがわかりました。
毎月の”KANGIN TOKYO NEWS”に添えるあいさつ状の宛名は万年筆で
手書きしているものですから。


         

これを使うと、中世の貴族が鵞鳥の羽ペンで文を認めたあとで優雅な手つきで
余分なインクを取り除いているような気分になります。(大げさ!)
普通サイズの四分の一ほどですが、名前の漢字4文字に使うにはちょうど良い
大きさです。

あいさつ状の今月の花のイラストは、須藤芦紅さんの「がくあじさい」です。
この絵は、須藤芦紅コレクションの中でもトップ5に入るお気に入りの画です。
今月も、つつがなく完成し、1日にポスト投函が出来ました。

KANGIN TOKYO NEWSは広報部長から、挨拶状は会長からメールで届き、
挿絵は須藤さんから頂いた画をファイルにしてパソコンにあります。

それぞれを印刷し一連の作業をし封筒に入れその月発行の記念切手を貼って
投函します。

今月も無事予定通りに作業が進み、20通の封筒がポストに落ちていく音を
聞きほっと一息です。

数年にわたって続けてきたこの作業も、宛名シールがまっすぐに貼れないことがことのほか苦痛となってきました。それで、封筒に直接印刷することになりました。
「長形3号定型内最大」の封筒にちょこんと貼った宛名シールは確かに小さい
そう思いつつ引き継いだ時のまま作業を続けていました。
封筒の大きさに合わせた墨文字のような印字を見ると、最初は大きすぎるかと
思いましたが、4月から三回を経ると見慣れてきました。

そして、ブロッターを使うこととなりました。

二つの作業を進化といっていいのでしょうが、私としては指先の退化の方を
感傷的にとらえているところがあります。

お陰様で、お届け作業は、まだまだ続けられそうですが、少しずつ忍び寄って
来るものを感じる今日この頃。  

出来ることを出来る時に出来るように続けて行くことにしましょう。
まだ、困ったときに知恵を絞ることが出来ていますが、無理になったら、
頑張りすぎない、辛くならないように、相談することにしましょう。
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