風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

近江八景 GOOD JOB!

2023年04月27日 | 詩吟
25日(火)の夢松風 4月から、来年の昇段準備のため律詩を取り上げています。
今日の課題は「近江八景」でした。

珍しくゲストさんの居ない夢松風のメンバーのみ4人の練習となりました。
難解な譜が無いので、落ち着いて豊かに吟じることが出来ました。

今日の喜びは、11年目となるスタートメンバーの吟詠が、聞いてて嬉しくなる
吟詠でした。
握りしめたペンを置いて、ゆったりと聞いていました。
特に女性のKさん、このところご家庭が忙しく、練習に参加するのがやっとと
いう状況で、昨年は、声も満足に出ないことがあったり、そのせいで、音が
外れることもあり、元気がありませんでした。

今日は、そんなことをすっかり忘れさせるほどの、魅力的な吟詠です。
さらに、めったにつけないマル印が8個!
置いていたペンを取り上げて、丸印をせっせと付けました。

なんて嬉しいことか。

おかげで、入会5年目となる後輩二人もそれにつられて、ゆったりと吟じて、
直すところはありません。

始まって以来のメンバー全員が、直しのない吟詠でした。

こんなうれしいことがあるとはねぇ!

4番目のメンバーは、三段の申請をしたところで、お名前をどうしようかと
楽しく悩んでいるところです。
これで、9月には、4名全員が雅号を持つこととなります。
そして、来年は、4段の昇段をすれば、昇段試験から縁が無くなります。

そうなったら、厳しい縛りを解いて楽しく詠うことにしましょうと言って
居りましたが、その状況になる前に、律詩が豊かに詠えるようになるなんて、
三月までの絶句の悪戦苦闘は、どういうことだったのだろうかと、
首を傾げます。

昨年は、私は詩吟には体を運んでいるだけのうつろ状態にあったので、
良い影響はあるはずもなかったのですよねぇ。
                        

まだ脱出してはいないと思うのですが、もしかしたら、ここいらで私たちが
ちょっと頑張って先生のお尻をたたこうとしてくれたのかもしれません。

11年目ともなると、そうなんだねぇ。
お兄様、お姉様たちから頂いたそれとない励ましは、二日経ってから
ふつふつと湧き上がるように体を包んで、暖かく効いてきました。

こんなことってあるのねぇ。
コメント