風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

料理教室

2005年07月18日 | チンゲル亭
若いお友達のウルナーさんに、コロッケの作り方の講習会をしました。
モンゴルでは、ひき肉は使われていません。
ボーズを作るときも肉を丁寧に包丁でみじん切りにします。

彼女は、(いつもウランちゃんと呼んでいますので、以後ウランちゃんと呼びます。)家でちゃんと料理を作っているので、肉もたまねぎもみじん切りにする手際はたいしたものでした。

慣れ無い衣を着けるのは、さすがにおぼつかない手つきでしたが、ほとんど手を出さなかったのですが、上手においしく出来ました。

ウランちゃんは、日本に行ったことがあって、ホーショールに似ていることからコロッケが大好きで、作り方を知りたかったのです。

揚げたてを、食べなさいというと、皆さんそろってからと手を出そうとしません。
つくった人が、味利きをする義務があると強く言うと、ハフハフ言いながら食べ、私にも口に運んでくれて、おいしいねぇーとにんまり。

全部出来上がってから、試食をするときもほんとに満足そうに笑います。
彼女の丸顔が笑うとほんとに可愛く、9月から日本語の先生になるとは思えないほどの童顔です。

次は、プリンの作り方を知りたいと言っています。
今度は、卵を持ってくるからと、律儀なのです。

出来たコロッケを、チョコレートの入っていた箱に入れてお土産にも持たせました。

さて、この味はウランちゃんのお母さんの気に入るでしょうか?

この日、いろんな話をしましたが、ウランちゃんが心配そうに教えてくれたことがあります。
ナーダムの終わりの日の閉会式をしているとき、モンゴルには珍しいバケツをひっくり返したような雨が降り、雷が鳴ったのです。
テレビを見ていても、先が煙って見えないほどの雨でした。

その雷が携帯電話をかけている人に落ちて、亡くなったそうです。
だから、「雨が降ったら携帯のスイッチを切ったほうがいいですよ」と真剣に私に言ったのです。

雨の少ないモンゴルだから、雨が降ったら携帯の電源を切るということが、まじめに言われるのだなぁ。
日本では、ありえないなぁと思ったことでした。
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