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fu-koの小窓

旅と美味しい物、エンタメとSKIと浦和Redsを愛する管理人・fu-koの記憶代わりの日常記録☆

『ファインディングネバーランド』

2023-05-29 | Entertainment

日本でも長年にわたり様々な形で愛され続けている「ピーター・パン」の誕生秘話を描いた実話に基づく物語。ジョニー・デップ主演の同名映画を原作に、2015年にミュージカル化されブロードウェイで上演された作品の日本版の初演。

かつて子供だったすべての大人たちにとって、夢を見ることや本当に大切な事を思い出すことができる感動の物語。

イマジネーションの世界に生きる作家バリを演じる育三郎さんは、自身の「子供心を忘れたくない」という想いが現れた遊び心溢れる演技。そのバリに影響を与える未亡人・シルヴィア役の濱めぐさんは子供たちを大きな愛で包み込み懸命に生き、バリと心通わせるが、自らの運命を受け容れてこの世を去っていく姿に感動の涙。二人とも安定の歌唱・演技でソロ曲も良かったけど、デュエット曲が「これぞ本格的ミュージカル!」という感じで聞き惚れました やっぱりこの二人はミュージカル界の至宝だと思う。

その他のキャストとしては、幕が上がってすぐに本物のセントバーナードが出てきてびっくり とっても大きいけどおとなしいワンちゃんで暴れたり吠えたりせずにきちんと演技していてほんと賢くていい子でした。全編を通してちょこちょこと出演するので、ワンちゃんが舞台にいるとそっちが気になっちゃって役者さんの演技に集中できなかった(笑)。カーテンコールでは一番最後に呼ばれていて主役並みの扱いでした。
4人の子役の子供たちもホントにかわいくて微笑ましく、演技&歌も上手でほんと素晴らしかった。育三郎さんとピーター役の子のデュエットもレベル高くて、この子たちの中から将来の育三郎さんが育つのかな~?と思いながら観てました

派手な舞台装置や衣装とかはないけれど、アンサンブルのダンスレベルも高くて歌唱も迫力あったし、心温まる優しいミュージカル。再演があったらまた観に行きたい作品です♪

◆キャスト◆
ジェームズ:山崎育三郎、シルヴィア:濱田めぐみ、フック船長/チャールズ:武田真治

ミュージカル「ファインディングネバーランド」舞台映像ダイジェスト → ホリプロステージ公式YouTube 

 

◇観劇記録◇
新国立劇場 中劇場
S席 1階 16列 53番
<ホリプロステージ会員販売>


浦井健治 Live Tour 2023~VARIOUS~

2023-05-21 | Entertainment

ミュージカルや演劇はよく観に行くけどコンサートやライブには滅多に行かない私。だけど、彼だけは別です。しかも、今月彼に会うのは2回目!(笑)

ミュージカル俳優なのでミュージカル曲はもちろん、オリジナル曲やJ-POPのカバー曲も含めた新作アルバムをひっさげたライブ。昨年のアルバムからも2曲ありました。

アルバムに収録されていない曲としては1月に主演したミュージカル「キングアーサー」から「立ち上がれ」。この曲についてはMCで本人も言っていたけど、ミュージカル本編よりも(笑)ダンスと殺陣が激しかった。ミュージカル中では一般的に殺陣は殺陣、歌唱は歌唱と別々なので、殺陣+歌って大変そうだった。あと、福山雅治さんの「桜坂」もあって感激 好きなアーティストさんの曲を好きなミュージカル俳優さんが歌ってくれるなんてサイコーに幸せな時間でした

やっぱり私はミュージカルの浦井さんが一番好きなんだけど、ソロコンサートはずっと見ていられるのがいいよね~。目と心の保養(笑)。あと、映像収録のアナウンスがあったので、きっとこの日のライブが後日DVDになりそう

・・・King&Princeのファンクラブを退会したので、浦井さんのファンクラブ入っちゃおうかな・・・

 

◇鑑賞記録◇
LINE CUBE SHIBUYA
3階 1列 17番
<チケットぴあ先行抽選>

ファンクラブに入ってないので残念な3階席。最前列でほぼセンターだったけど、転落防止のための手すりが思いっきり視界に入る。持参したクッションを使ってもダメ。もう2~3列後方なら気にならなかったかも。
たまたまコンサートだから立ち位置があまり変わらずセンターで歌ってくれていたので手すりの下の空間から見るのがちょうど良い感じだったけど、ミュージカルや演劇だと動き回るからかなり気になるかも。。。

仲良しのミュージカル俳優・井上芳雄さんからのフラワースタンド コロナ禍でロビーのフラワースタンドが無い寂しい期間が長かったけど、やっとエンタメ界にも日常が戻ってきました(プレゼントや花束はまだNGだけど)。


『アルジャーノンに花束を』

2023-05-02 | Entertainment

原作は、めったに小説を読まない私でも(笑)若いころに読んだことのある有名な米国の作家ダニエル・キースの傑作小説。
ミュージカル版は2006年日本初演、その後も何度も再演され今回が5回目の上演。主人公のチャーリィを演じるのは浦井健治さん(←私の推し!)。過去2回主演していて、今回は9年ぶりのチャーリィ役。初演時には数々の賞を受賞した彼の代表作のひとつ。

32歳になっても幼児ほどの知能しかないチャーリィが大学の研究対象として脳の手術を受け、一足先に手術を受けた白ネズミ:アルジャーノンと競争しながら学習し劇的に知能発達したものの、その倍以上のスピードで退行して行ってしまうという悲しいストーリー。

最初は言葉もたどたどしくピュアで、歌声も幼さを含んだ演技。物語が進んで行くと、チャーリィは大学の研究グループのうちの一人のアリスへの恋心を知るが拒絶されたり、大人への身体の変化にとまどいを感じたりしながら、頭脳はどんどん賢くなっていくが、それと引き換えに社会の矛盾や周囲の人の嘘を知り、悩み、笑顔は減り、そして孤独になっていく。。。
そんな刻々と変わっていく心境の変化を見事に演じていて、天才になったチャーリィの言葉、振る舞い、歌声には時折怖さや鋭さを感じ、そして、同じ手術を受けたねずみ:アルジャーノンが亡くなってしまう頃から急激に進むチャーリィ自身の退行の演技が素晴らしかった。
天才になってしまったばかりに自分の結末が分かってしまうことがどれだけつらいことか。涙が止まらなかった。

セリフや唄はないもののアルジャーノン役の長澤さんの柔らかく美しいダンスも印象的で、浦井さんの透明感のある演技と歌声にずーっと魅了された作品でした。

ミュージカル「アルジャーノンに花束を」公開ゲネプロ → YouTubeエンタステージ

◆キャスト◆
チャーリィ:浦井健治、アリス:北翔海莉、ストラウス博士:東山義久、ニーマー教授:大山真志、アルジャーノン:長澤風海

 

◇観劇記録◇
日本青年館ホール
S席 2階 2E列 35番
<クレジットカード会社先着販売>

建物1階にコンビニ、カフェやお土産屋さんはあるけど2階のチケットチェック後のフロアでは飲食物販売が一切ないので、入場する前に購入することが必須。
劇場内の2階席はかなり傾斜があり、断崖絶壁の上から舞台を覗き込むような感じ(笑)だったけど、通路沿いの座席で舞台方向に座席がなかったので舞台全体の様子や役者さんの動きは良く見えた。劇場1階のトイレはかなり混雑するので、まっすぐ2階のトイレに行ったほうがBetter。

おまけ これだけエンタメを観に行っているのに初めての劇場。国立競技場や神宮球場のご近所だった!


『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情編~』

2023-03-28 | Entertainment
劇団☆新感線43周年興行・春公演。「もう43年もやってるのねー!」とかなりの驚きですが、長い間チケット入手困難だったので私が行き始めて10年弱。まだまだ新感線初心者(笑)。今回初めて東京公演千秋楽のチケットをGETできました
 
シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「オセロー」を、物語の舞台を戦後のアメリカの影響を受ける日本の港町に移し「和製版オセロ」として書き下ろしたオリジナル作品。
周囲の罠やちょっとした勘違いから悲劇の結末へと一直線に進んで行くというストーリーはオセローだけど、、、 申し訳ないけど、私は純粋なシェイクスピア作品に慣れているので、これはシェイクスピアの戯曲とは別物だと思った。でも、そのおかげでシェイクスピアに苦手意識のある人でも理解できるし、気楽に観られる作品になってると思う。
 
ラストが悲劇の舞台って見終わったあとどよよーんと重い気分になるものだけど、そこは劇団☆新感線 お芝居はもちろん、殺陣あり、歌あり、ダンスあり、そして「吉本新喜劇」のような関西弁でのドタバタで笑える要素もあってかなりカオス気味だったけど(笑)、面白かったー!という印象が残る作品でした。
主演の三宅健くんはピュアで真っすぐなヤクザの役。結婚相手役の松井玲奈ちゃんとのバカップルのシーンでは二人とも思いっきり振り切った演技でおもしろかった!
 
『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』ダイジェスト → 劇団☆新感線公式YouTube
 
東京千秋楽だったのでカーテンコールでは三宅くん、粟根さん、高田さんからの挨拶のあと、玲奈ちゃんの声掛けで千秋楽恒例の「煎餅ばら撒き」。コロナ前は客席に実際に煎餅をばらまいていたらしいけど、現状まだ難しい状況なのでエアーでした(笑)。実際のお煎餅は劇場出口で全員に配布。バラマキの時は貰えない観客もいたらしいので、今回のように出口配布のほうが全員が貰えるからいいよね~
 
 
三宅くんが主演だったのでいつもの新感線の観客とは違って半分以上がジャニーズオタク、そして、劇場の外には彼が起用されている会社のアドトラが待機してた(笑)。
 
 
◆観劇記録◆
東京建物ブリリアホール
S席 1階 R列 27番
<【VAC会員】先行抽選>
かなり後方で舞台までは遠かったけど、傾斜のある座席配置なので前方のフラットな席よりも見やすいかも。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』

2023-03-15 | Entertainment

 

昨年6月末のプレビュー公演以来2回目の観劇です。
同じ作品なのに時間が経つと観に行きたくなるのは、劇団四季のようにロングラン公演をやってくれているから(^_-)-☆
 
前回のハリー役は藤原竜也くん、今回のハリー役は向井理くん。
やっぱり演じる人が変わると、同じ役・同じセリフ・同じ動きをしているはずなのに印象が変わる。竜也くんのハリーは完璧主義で頑固な教育パパっぽい印象だったけど、向井くんのハリーは柔和で悩みを抱えていてちょっと頼りない感じで、より映画版ハリーのイメージに近い印象だった。
 
前回は下手側2列目で舞台に近すぎて上手側の見切れたシーンもあり、セリフ量が多いので聞き取れなかったり、ストーリー展開が早い上に現在と過去を行ったり来たりするので頭が混乱して(笑)ストーリーが良く分からないまま終わってしまったんだけど、今回は上手側やや後方の席を敢えて選んだので、見えなかったシーンもちゃんと見えたし、分からなかったストーリーもクリアになりました(会話シーンは上手側が多かった)。
 
たくさんの魔法は今回も完璧で素晴らしくて、2回目でもそのトリックはやっぱり見破れなかった(;^_^)。一度舞台裏を見てみたい!
また、6月の時と比較すると炎の量が多くなり、客席上空を飛ぶディメンターの飛行距離と時間が延びた気がしました。
現在、9月末までのロングラン公演が決まっていて、新キャストも発表されているので、また半年後くらいに観に行きたくなりそうが気がします
 
◆キャスト◆
ハリー・ポッター:向井理、ハーマイオニー・グレンジャー:中別府 葵、ロン・ウィーズリー:竪山 隼太、ドラコ・マルフォイ:松田 慎也、ジニー・ポッター:白羽 ゆり、アルバス:ポッター:藤田 悠、スコーピウス・マルフォイ:門田 宗大
 
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」公式PV → YouTube
 
 
◇観劇記録◇
TBS赤坂ACTシアター
S席 1階 L列 34番
<ホリプロステージ会員>

『ジョン王』

2023-02-21 | Entertainment
1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。本作品は2020年6月に上演予定だったが、緊急事態宣言の影響で敢え無く全公演中止となった舞台。
 
蜷川さんが亡くなったあと芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎さんが演出、そして役として出演もしています。
16年ぶりのシリーズ復帰となる小栗旬くんが主演の私生児フィリップ役、今やNo.1シェイクスピア俳優と言える吉田鋼太郎さんがジョン王という最強のタッグ。そして、女性の登場人物も含めてすべての役を男性キャストが演じるという“オールメール”公演でした。
 
クラッシックコンサート向きの大きなホールだったので、演劇はどうだろう?と心配していたけど、キャスト全員マイク無しでも素晴らしい声量・滑舌と演技で、最後列の観客までしっかり届いていたと思う。
小栗旬くん、最初は英仏の王達の様子を嘲笑していたのに、戦争に巻き込まれるうちに国のために戦うようになっていく様を熱演、独白シーンでは難解で長いシェイクスピアのセリフを全く噛まずにスラスラと気持ちが伝わってくる圧巻の演技だった。
鋼太郎さんは安定の声量で(笑)、途中アドリブも挟みつつ難しいシェイクスピア戯曲をとても楽しんで演じてる様子だった。
蜷川さんならやらないだろうな、と思われる歌唱を取り入れた演出は斬新なアイデアで賛否両論ありそう。^_^;
 
上演開始時間になり客席がまだ明るい状態で真っ赤なパーカーのフードを被り黒いリュックを背負った若者が客席後方扉から入ってきたので「まさか堂々と遅刻!?」と思ったら旬くんの登場シーンでびっくり!! その他にも観客を市民の群れに見立てて演説をしたり、ジョン王が客席に冠を投げ入れたり、カーテンコールのあとにもストーリーが続いていて旬くんが客席通路を歩いて去って行ったり、コロナ禍で封印されていた客席&観客を利用した演出もだいぶ元に戻って来て嬉しい♪
 
◇キャスト◇
私生児フィリップ:小栗旬、ジョン王:吉田鋼太郎、フランス王:櫻井章喜、皇太后エリナー:中村京蔵、コンスタンス:玉置玲央、皇太子ルイ:白石隼也、ヒューバート:高橋努、ブランシュ:植本純米
 
舞台「ジョン王」ダイジェスト映像 → ホリプロステージ公式YouTube
 
 
 
終演後にはアフタートークショーがありました(コレ目当てでこの日のチケット取った(^^)v)。
終演直後で疲れているはずなのになんと約1時間もおしゃべり!鋼太郎さんと旬くんのやりとりは日頃の仲の良さが伝わる素のやりとりで、まるで居酒屋で二人が飲みながらグダグダ話しているのを傍らで聞いているような感じの面白いトークショーだった。
 
ツアーの前半はフランス王、名古屋公演からはジョン王を演じた鋼太郎さんはセリフが混乱して出てこない時があって、旬くんはそれが面白かったのでしばらく泳がせていた(笑)、とか、鋼太郎さんはセリフも行動もアドリブ自由で毎回違うジョン王を演じて、せっかく詳細に決めた立ち位置すら無視して動き回るのでみんなが困ると言う旬くんに対して、「あと何回舞台に立てるか分からないんだから自由に演じさせてくれよ~!(笑)」と鋼太郎さん、「演出家が自分の演出をぶち壊していくのはいかがなものか?」と返す旬くん(笑)。
ヒューバート役の高橋努さんに対する体罰シーンが毎回エスカレートして行って、最終的には脚本には全く書かれていない“自分のベルトを外して鞭打つ”になり、ベルトのバックル部分を振り回すこともあって努さんは身の危険を感じたと言っていた、とか。
旬くんがよく楽屋で歌の練習をしているのは鋼太郎さんから「役としてではなく小栗旬として歌ってくれ」と言われたけどいまだに良く理解できてなくて不安だから、中世ヨーロッパが舞台なのに赤いパーカーとジーンズという衣装もいまいち良く分からない、NHK大河ドラマのクランクアップからたった10日でこの舞台の稽古が始まったので引き受けたことを後悔した、etc.
主に、旬くんを始めとした共演者さん達からの演出家&役者である鋼太郎さんに対するクレームの話が多かったけど(笑)、二人とも「キャストが全員男性なので気を遣う女優さんがいなくて(笑)、部活の合宿みたいで楽しい!」と言っていたように、何でも言えるようなアットホームなカンパニーのように感じました。
その他、シェイクスピア作品に歌唱を入れたり、あるシーンに「涙そうそう」を使ったりしたトリッキーな演出にした意図とか、世間の評論に対する意見とか、昔の旬くんの演技の話とか、女形の大変さとか、、、 とにかくいろんな裏話が聞けてとっても楽しいトークショーだった♪
 
◆観劇記録◆
埼玉会館 大ホール
1階 20列 3番
<SAFメンバーズ先行抽選>
 
大ホールの後方、しかも下手側の壁寄りだったので舞台はかなり遠かった、、、けど、マイク無しの生声もよく届いていました。(実は上演中止になった3年前の公演では最前列ド真ん中の席が取れていたんだけどね・・・残念)
旬くんの登場シーンは劇場中央の通路だったけど、退場は劇場中央付近で右折して一番下手側の通路階段を登って来て大興奮。おかげでほんの1mくらいの距離で拝めました。背が高くてかっこよかったー 
大ホールもホワイエも広くて高級感あり。大ホールの下のいくつか展示室のあるフロアにソファの設置された静かなスペースがあり、トイレもあって穴場。大ホールのトイレは激混みでした

『巌流島』

2023-02-14 | Entertainment

2020年夏にコロナの影響で全公演が中止になってしまった舞台。
有名な二人の剣豪:宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島での決闘までの日々を、堤幸彦監督&マキノノゾミ脚本の新解釈・新設定で書き下ろしたアクション時代劇。
二人はどうやって出会い、成長し、そして、巌流島での戦いに至ったのか?お互いを認めつつも相手を討ち破ってこそ本懐を遂げられると信じ、運命に導かれるように巌流島へと辿り着く二人を横浜流星くんと中村隼人くんが熱演。

冒頭から激しい殺陣シーンの連続で、剣豪2人を含め全員の太刀裁きとアクションが凄かった!
大型の舞台セットはなく、大小5つのモニターに白黒の墨絵調の映像が映し出されてストーリーは進み、ラストの巌流島のシーンだけがカラー映像ということで決闘のシーンがより一層際立っていた。
二人の最後の戦いシーンでは武蔵と小次郎が舞台から飛び降りて客席通路を走って行って客席後方で戦うシーンがあって、1階席はもちろん、私がいた2階席もみんなが立ち上がって1階を覗き込む事態になり劇場内が一瞬ザワついた(笑)。
今回初見の流星くん、空手経験者で運動神経が良いので高さ数mの壁から命綱無しで飛び降りるアクションは凄かったし、難しい2刀流も頑張っていました!
隼人くんはさすが歌舞伎役者。所作や刀裁きも完璧で滑らかな立ち回りだった。

この日、キャストの山口馬木也さんが誕生日ということでモニターにバースデーケーキが映し出されて長めのカーテンコール挨拶あり(ラッキー(^^)v)
「開幕からまだ5日目なので、まだまだ改善点がありますが、、、」という流星くんの挨拶に観客から大きな笑いが起こり「笑わないでっ!」って照れていた(←かわいい)。途中で刀2本がなかなか袴に刺さらずにまごまごと苦戦するシーンがあったので(笑)。
ああいうシーンも上演回数を重ねるうちにアドリブでうまく乗り越えられるようになってるといいね~(^_-)-☆ まぁ、結局イケメンは何をやってもカッコイイんだけど(笑)

舞台「巌流島」公開ゲネプロ → Astsge YouTube

◆キャスト◆
宮本武蔵:横浜流星、佐々木小次郎:中村隼人

 

◇観劇記録◇
明治座 S席 2階2列29番
<ローソンチケット先行抽選>

 

劇場前にこういう「のぼり旗」が立っていたり、劇場建物内に賑やかなお土産横丁や食事処、団体様が食事をするような大広間があったりするのって「The日本の劇場」って感じがする♪
劇場は比較的こじんまりしているので2階席でも舞台が遠い感じはしなかったし、座席にクッションがあるのもGood。ただ、座席の足元がかなり狭くて人の出入りの時は大変だった


『キングアーサー』

2023-01-31 | Entertainment

本当は、私の2023初観劇はJan.14thのこの作品の予定だったんだけど、キャストに体調不良者が出て開幕から4日間公演中止に。でも、どーしても観たいので慌ててチケットを探してなんとか観劇できました!

イギリス・ケルトに伝わるアーサー王の物語のフランス発ミュージカルの日本初演。演出は韓国人オ・ルピナ。
重厚感と現代ポップが混ざり合うフレンチロックミュージックを用いて、「聖剣エクスカリバーを引き抜いた者が王になる」という物語をドラマティックに描いていく。

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◆STORY◆
その昔、英国の偉大なる王:ユーサー王がこの世を去り、王を失った英国にはサクソン族が侵入し危機が迫っていた。魔術師マーリンは混沌としたした時代に終止符を打つことができる新の王を王座に就かせるべく動き出す。
自らが王の血筋であることを知らずに育ったアーサー。騎士決闘場に義兄ケイの従者として赴いたアーサーはマーリンによって導かれ、伝説の剣エクスカリバーを抜くことになる。真の王として平和と幸せを夢見て立ち上がるアーサー。
一方で、次なる王に就く野望を抱いていた最強の騎士メレアガンは、目の前でアーサーに剣を抜かれたことで王の座を奪われ、さらには婚約者であるグィネヴィアの心までも奪われてしまう。希望とプライド、人生の光を奪われたメレアガンは邪魔者アーサーを地獄へ突き落し再び自らの人生を取り戻すことを心に誓う。さらには、異父姉モルガンと若き騎士ランスロットの登場でアーサーは新たな運命と立ち向かうことになる。

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ノリの良いロック調の楽曲で描かれる人間模様、迫力のあるダンスと殺陣など、ミュージカルならではの魅力が詰まった作品。
舞台上のスクリーンだけでなく、前方客席と劇場左右の壁にまで美しい映像や抽象画が映し出される演出で劇場全体が舞台のような臨場感があった。
上演開始の暗転直後、客席後方ドアから人が入って来て私の右側を歩いて来たので、「このタイミングで遅刻者!?(-.-#)」って思ったら、魔術師マーリンの登場だった(笑)。こういった客席を使った演出も徐々に復活してきて嬉しい♪

運命・復讐・裏切りに翻弄されながらも自分自身で人生の選択をし、愛や許す事を知り、ひとりのただの町民だった青年が民のために尽くす慈悲ある王に成長していく姿を浦井健治さんが堂々と演じていました。やっぱり彼は王様や王子様が良く似合う(^^)。マントを翻しながらの美しい剣裁きの殺陣シーンはずっと見ていたいくらい惚れ惚れ(いちファンとしての感想です・笑)
アーサーに仕える魔術師マーリン役の石川禅さんとアーサーの異父姉モルガン役の安蘭けいさんも安定感のある演技と歌唱でとても良かったし、精霊の狼と鹿がセリフは無いけど繊細なダンスで魅了されました。恋敵ランスロットとアーサーの妻グィネヴィアは、もうちょっと華と存在感のある感じが欲しかったかな~
欲を言えば、生オーケストラか生バンドの演奏で観てみたかった。ぜひ生演奏での再演を希望です

ミュージカル『キングアーサー』(2023)舞台映像ダイジェスト → ホリプロステージ公式YouTube

◆CAST◆
アーサー:浦井健治、メレアガン:加藤和樹、ランスロット:太田基裕、グィネヴィア:宮澤佐江、マーリン:石川禅、モルガン:安蘭けい

本日のキャスト紹介のこのボードの前は撮影待ちの大行列ができていた

 

最近こういった撮影OKの舞台が増えて来てうれしい

 

◇観劇記録◇
新国立劇場 中劇場
S席 1階 17列 53番
<ホリプロステージ会員>

1階席上手側通路沿いの後方だったので舞台はかなり遠い 表情を見るにはオペラグラスが必須だったけど、客席前方と客席内の壁を使った映像演出が美しかったので実は良かったのかも(前方席だと自分が映像の中・笑)。劇場入口から劇場内までの雰囲気には高級感あるし、各座席にクッションもあるし、我が家からはアクセスが悪いけど好きな劇場のひとつ。

先に取ってあったチケットはe+の貸切公演のS席だったんだけど、QRコード発券される前に中止が決まったので座席位置は不明。どの辺りの席だったのかな~・・・。

おまけ 劇場近くのドトールに行ったら手書き風の自作(?)ポスターとメッセージ入りレシートで応援してくれてました!こういう近隣店舗の配慮ありがたい

 


『宝飾時計』

2023-01-24 | Entertainment

私の2023年初観劇は本当は10日前に別の作品で迎える予定だったんだけど、キャストに体調不良者が出たため残念ながら公演中止に。。。そんな訳でこの作品が今年初観劇となりました。

昨年の観劇で別々の作品で初見だった高畑充希ちゃん(@ミュージカル「ミスサイゴン」)と成田凌くん(@舞台「パンドラの鐘」)がとても良かったので、この2人が共演する舞台は絶対に観たい!と思ってチケットを取りました。

◇STORY◇
主人公のゆりか(高畑充希)は子役から女優として活躍しているが、驚くほど業界に染まっていない。30歳を迎え、同級生たちが次々と結婚し子供を産んでいく中、「私は何のためにこんなことをやっているのだろう」と自分の存在の意味を見つけられずにいた。
そんな彼女の心を日々支えているのはマネージャーの大小路(成田凌)。ある日ゆりかのもとに「21年前にやったミュージカルの記念公演のカーテンコールで、テーマ曲を歌ってくれないか?」という依頼が飛び込んでくる。それは彼女の原点となった舞台だった。
仕事を引き受けたゆりかは現場で、当時一緒にトリプルキャストとして主演を務めていた真理恵(小池栄子)と杏香(伊藤万理華)と再会する。自分の人生を肯定したい3人は、他者を否定することでなんとか自分を保っていた。その会話は21年前も今も変わらない。
過去と現在を行き来しながらゆりかは自分の人生を振り返り、孤独に押しつぶされそうになる。日々増える無力感の中、ゆりかは自分の人生の肯定の仕方を考え始める・・・。

舞台セットはひとつ。回転する舞台とスポットライトの位置を変えることで現在と過去を行ったり来たりしながら、充希ちゃん演じる等身大の主人公の恋・友情・悩み・葛藤を、笑いも含めたテンポの良い会話劇で進めていくストーリー。音響は効果音も含めて舞台上のピアノ・バイオリン・チェロのみの生演奏でマイク無しの生声のセリフを邪魔せずにとても効果的だった。
主要キャストはずっと舞台上に出ずっぱりだったので、緊張感が半端ないだろうな~と思った。そんな中でも小池栄子さんとそのマネージャーのコンビが笑い多めで良いアクセントになってました(笑)。
ラストシーンの椎名林檎さん書き下ろしのテーマ曲「青春の続き」を透明感がありつつも力強く唄い上げる充希ちゃんに感動しました

もしも再演があるなら、ぜひ同じキャストで観てみたい作品。

◇CAST◇
ゆりか:高畑充希、大小路(ゆりかのマネージャー):成田凌、真理恵(元トリプルキャスト):小池栄子、杏香(元トリプルキャスト):伊藤万理華

高畑充希「青春の続き」(FNS歌謡祭)→YouTube

 

◆観劇記録◆
東京芸術劇場プレイハウス
S席 1階 H列 24番
<ホリプロステージ会員先行>

上手側の席だったけど中劇場の7列目なので舞台はかなり近く、オペラグラス無しでも表情もよく見えた。平日昼間ということもあり周囲はほとんどお一人様で静かだったし、前と左右の席の人も邪魔にならないサイズの人(笑)だったので、ストーリーに没入できて良かった


劇場の外のイルミネーションが綺麗だった~♪


『クロノス』

2022-12-25 | Entertainment

2022年最後のエンタメは、大好きな「演劇集団キャラメルボックス」のクリスマス公演。

『クロノス・ジョウンターの伝説』はSF作家・梶尾真治さんの連作短編集。
クロノス・ジョウンターという名前のタイムマシンに乗って、様々な人物が時を越え、愛する人のために闘うシリーズ作品で、第1作『吹原和彦の軌跡』を、この劇団が『クロノス』というタイトルで2005年に初めて舞台化した作品。2015年に再演され(→この時の感想はこちら)、今回はさらに7年ぶりの再々演。

家族でも恋人でもない、ただ一方的に好きな人の命を守るためだけに、タイムマシンで何度もタイムスリップを繰り返して身体はボロボロになり、それでも最終的に彼女の命を救う事はできたけれども自分はその直後に遠い未来に飛ばされてしまう・・・

私は初演から毎回観ていてラストシーンも知ってるので、めちゃくちゃ感情移入して号泣!!と、までは行かないけど、
ゲスト俳優さんがいない混じりっけなしAll劇団員だけで、いつもどおりストーリー展開が早く、汗だくの熱演、笑えるシーン、そして切ないけど温かい作品で、やっぱり年末の〆はこの劇団の舞台が観たいと思いました。

日程が合ったので、今回は初めて大千秋楽を観劇。元々カーテンコールの挨拶が長ーいこの劇団(笑)。大千秋楽では出演したキャスト全員(Wキャストも含めて)が一言ずつ挨拶して、最後は客席と一緒に3本締めで終える!という風習らしく、2時間の本編のあとにカテコ挨拶が30分弱もあった メンバー同士でのツッコミもあったりして面白かったし、ホントに仲の良い劇団なんだな~と感じられたのも良かった

次回公演は5月。同じクロノスシリーズの2本立て、しかも新作らしいので、今から来年が楽しみです

◇キャスト◇
吹原和彦:畑中智行、蕗来美子:原田樹里、蕗頼人:多田直人、吹原さちえ:石森美咲、海老名:林貴子、中林:鍛治本大樹

 

◆観劇記録◆
サンシャイン劇場
1階 4列 7番

最前列は空席だったので実質3列目。オペラグラスは不要だけど、かなり下手側だった事と、右隣の席がかなり大柄な男性で、膝も肘もこっち側にだいぶはみだして来ていて、変な体勢で観ていたらしく、終演後は首と身体が痛かった。隣の座席の人は選べないから仕方ないんだけどねぇ~、、、

 

クリスマス公演名物の「キャラメル」。昨年はコロナ禍で配布すらなかったんだけど、今回は頂きました~♪劇場出口のテーブルに並べてあって「一つずつどうぞ~」という形式だったけど、コロナ前のように客席に俳優さんが降りて来て配ってくれるのは一体いつになるのかな。。。


『薔薇とサムライ2 ー海賊女王の帰還ー』

2022-11-30 | Entertainment

劇団☆新感線42周年興行・秋公演。12年前に上演され大ヒットした舞台「薔薇とサムライ」の続編を、再び古田新太×天海祐希のコンビで上演。
歌あり、ダンスあり、アクションあり!ロックからバラードまで生バンドの曲に乗せて綴られる「舞台」という枠を超えたスケールの大きいエンターテインメント作品。休憩を挟んで3時間半というかなりの長丁場の作品だけど、あっという間だった
衣装や演出、殺陣も派手だし、ストーリーも分かりやすいし、ラストは気分がスカッとするので、新感線の舞台はやっぱり好き

歌舞伎でよく使われる劇場なので下手側にせり上がり舞台付きの花道があって、そこも頻繁に使用した演出。久しぶりに客席で俳優さんがセリフを喋ってる姿を見ました!!コロナ以降では初めてかも!?少しずつ舞台も「withコロナ」にシフトしてきているんだな~と感じました。

古田さん、今作はおとなしめでアドリブ無し?脱線せずにマジメに演じていました(笑)。その代わりに生瀬さんが大きな笑いをさらってた
天海さんはあいかわらずカッコイイ!女王役も海賊役もどちらもホントにハマっていたし、衣装の早替えも多くて男装のシーンもあったので、天海さんのファンは嬉しかっただろうな~
個人的には、、、前作で出演していた浦井健治さん(←私の推しミュージカル俳優)が映像出演でちょこちょこ出てきたのが嬉しかった!ネタバレ読んでなかったので突然映像が出てきてびっくり。映像なのに古田さんにだいぶイジられてた~(笑)
あと、早乙女友貴くんの殺陣はあいかわらず美しくて滑らかな剣裁きで惚れ惚れ、神尾楓珠くんは歌も演技もまだまだ伸び代ありそうだけど頑張ってた♪

☆新感線YouTubeチャンネル☆「薔薇とサムライ2」舞台映像ダイジェスト → CLICK

◆キャスト◆
石川五右衛門:古田新太、クイーン・アンヌ:天海祐希、ロザリオ:石田ニコル、ラウル:神尾楓珠、ボルマン:生瀬勝久、シャルルⅠ世:浦井健治(映像出演)

 

◇観劇記録◇
新橋演舞場 1等席
2階 2列 22番
<VAC会員先行抽選>

こんなに頻繁にエンタメ観に行ってるのに(笑)、なんと今回が初めての劇場でした!!
座席表で見た感じよりもどの座席でも舞台が近い。今回は2階席2列目ほぼセンターだったので舞台全体が見えるし、役者さんの表情もオペラグラス無しで分かる。2階席であれだけ舞台を近く感じる劇場って他に経験ないかも。座席クッションも良かったので、3時間以上座っていても腰が痛くならなかった(^^)v
1階席の両端は靴を脱いで畳に上がるテーブル付きの桟敷席があったり、公演関連グッズ以外にも東京の老舗のお菓子や雑貨のショップも多く出店していたり、小さいながらも飲食店も入っていたりして、今まであまり経験のない賑やかな劇場だった。
難点は・・・ やっぱり女子トイレの数30分の休憩がほぼトイレ待ちで終わってしまった。あと、花道は下手側にしかなくて、上手側客席通路を使った演出は難しそうなので、1階席なら下手側がBetterなのかも。


『キンキーブーツ』

2022-10-26 | Entertainment

故:三浦春馬くんの当たり役としてとっても有名な作品。春馬くんが演じたローラ役を彼の親友だった城田優くんが演じています。
この作品、私は今回が初見で、春馬くんVer.では観たことがなかったので過去の公演との比較とかはできないのだけど、“ザ・ブロードウェイミュージカル”って感じの、明るく楽しく賑やかで元気になれるハッピーエンドのミュージカル。ストーリーも難しくないし、歌とお芝居が半々くらいなので、ミュージカル初心者でも気楽に観られる作品だと思う。

ローラが父親が入所している施設慰問時に歌う「Hold Me in Your Heart」は心を打つ曲だし、ラストシーンでカンパニー全員で歌う「Raise You Up/Just Be」はコロナ禍でなければ会場全員が立ち上がってみんなでダンス出来そうな曲

そして、あの高~いピンヒールで歌って踊る城田優くんがほんとスゴイスタイル良いし、脚が長くて細くてとにかくキレイ もともと背の高い優くんなのできっと身長2m超え(笑)。私はたまーに5cmくらいの太めヒールの靴でちょっと歩いただけでも土踏まずとふくらはぎが攣りそうになるし、翌日は猛烈な筋肉痛になるので、異性なのに尊敬するーっ!!

初見だからストーリーや舞台セットや登場人物やいろいろ気になりすぎて100%楽しめてないと思うので、今後、再演があったら絶対にリピートしたい作品になりました もっと早くから観に行けば良かった!と思うし、、、

・・・今さらだけど、春馬くんの演技でも観てみたかったな~・・・

◇キャスト◇
チャーリー:小池徹平、ローラ:城田優、ローレン:ソニン、ニコラ:玉置成実、ドン:勝矢

Astage 2022キンキーブーツ ゲネプロ → YouTube

 

◆観劇記録◆
東急シアターオーブ
S席 2階 9列 10番
<クレジットカード会社枠販売>

前述の「エリザベート」のチケットGET作戦を優先していたので出遅れてしまい、友人のクレジットカード会社枠で取って貰ったら、、、やっぱり先行じゃないと良席にはならないね~ 舞台全部は見えるけど、俳優さんの表情はオペラグラス使用でも遠い・・・ 次回は先行抽選で当てて1階席前方で観てみたい♪


『エリザベート』

2022-10-18 | Entertainment

今回のチケット、かなーーーり難航しました コロナで全公演中止になった2020年の時は結局チケットは取れなかったくらいなので・・・

先行抽選 → 一般発売 → 追加補助席販売、全て落選。完全に諦めていた時にプレイガイド貸切追加公演の案内が来た たった1回の公演、申込期間も数日間、そして今まで経験のない「“私だけに“特別抽選」という「お1人様1枚のみ申込可」という珍しい販売方法。これにやーーっと当選しました 友達と来ている人も劇場内では別々の席だから、劇場内はしーーーーん。。。満席なのにあんなに無音の客席は珍しい(笑)。

久しぶりの本格的な王道ミュージカル やっぱり見応えありました!!

まるで本物の宮殿のような細かい彫刻が施された舞台セット、豪華な中世ヨーロッパの衣装、素晴らしい楽曲。この作品の曲はどれも好きです

黄泉の国の帝王:トート役の育三郎さんは妖艶で美しい帝王だった。以前観たルキーニ役の時はハマリ役だと思ったけど、また違った魅力を感じた。エリザベート役の愛希れいかさんは今回が初見だったけど、以前観た花總まりさんの時よりも可愛らしいけど気の強い皇后といった印象でした。同じ作品でもやっぱりキャストによって印象が変わるので何度でも観たくなる作品。

Astage エリザベート2022舞台映像 → YouTube

 

◇キャスト◇

プレイガイド貸切公演の特権その1:サイン入りプログラム10名様・・・今回も落選。いつか当たることあるのかな??

特権その2:終演後の挨拶は育三郎さんとれいかさんのお二人で登場。育三郎さんはすっかりテレビ番組のような「MC育さん」になってた(笑)。役とはまーったく違う素の様子を終演直後に見られるのも貸切公演の楽しみ
トートが登場する最初のシーン(舞台上方から降りてくる)では、幕が開いてから出番までしばらくの間、上空で開いた台本くらいのサイズの鉄板の上に立ち、腰の部分だけ固定され手足フリーの状態で待機しているのがホントに怖い!と。 また、このご時世なので「毎回この公演が最後かも!」と思って精一杯演じていると話してました。サービス精神旺盛で舞台の縁ギリギリまで育さんがれいかさんをエスコートして、劇場の隅々まで目を配り挨拶していたのが印象的でした。

 

◆観劇記録◆
帝国劇場 S席 1階 I列 7番
<e+特別抽選販売>

1階席のかなり下手側だったけど10列以内の位置なのでよく見えた。俳優さんの表情を見たい時にはオペラグラス必要。下手側袖からの出入りシーンは少なくて主に上手側だったのがちょっと残念。
トートが1階客席の後方から登場する演出もあった。天下の帝国劇場で客席通路演出があるなんて、少しずつコロナ前の演出に戻りつつあるのかな~?と今後に期待。


『King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』

2022-09-19 | Entertainment

初めて自分の名義で当選したーーーっ
演劇やミュージカルはよっぽどの人気作品以外はだいたい当選してるけど、ジャニーズのコンサートだけは別!家族や友達の名前を借りて複数名義作って(←ホントは)や~っと当選できると言われている中で、自分の名義だけで当選した私はなかなか強運の持ち主なのかも??

ジャニーズのコンサートはアリーナ席からスタンド席の最上段までチケット代金は一律で、座席位置は当日の入場口でデジタルチケットのQRコードを「ピッ!」とするまで分からないからドキドキ

チケットを受け取って会場内をてくてく歩き、座席に行ってみたら、、、

なんと下手側の花道の曲がり角、スタンド1階席の最前列 目の前に柵があって、1mちょっとの通路を挟んだ所に花道。その距離半径2m以内 友達と年甲斐もなく(笑)大興奮で騒いでしまった。・・・と同時に、きっと私の数年分の運をココで使い切ってしまったと思われます

メンバーは3ヶ所設置されたステージ(メイン、センター、バック)と花道をあちこち走り回って歌って踊るので、残念ながらずーっと目の前に居る訳ではないけれど、それでも前には座席が無いので他人に視界を邪魔されないし、オペラグラス無しで顔が見えるし、キラキラ光る汗も確認できるような距離だったので充分満足

オープニングでは総重量50kgの真っ赤な花吹雪が舞う演出でいきなり釘付け!25m×15mの巨大暖簾や和楽器の演奏、衣装も和テイストのものが多くて煌びやかなラメ調の袴や着物をアレンジした衣装などで観客を魅了。曲の最中に絵を描いたり、障害物競走があったり、空中ブランコやシルク・ド・ソレイユのようなロープを使ったアクロバットなどなど、まるでテーマパークのような夢の空間はまさに「エンターテインメント」。まずは本人達が全力で楽しんで、そして観客にもそれを感じて楽しんで欲しいと考えて作られたコンサートなんだな~と感じました。

MC中に11/9の11thシングル発売の発表があったので各テレビ局&スポーツ新聞の取材が入っていて、翌日のワイドショー番組や新聞でたくさん取り上げられました。自分が実際に入ったライブが映像や文字に残るなんてほんと貴重(番組に寄っては私の座席周辺も映ってた・笑)

私の記憶代わりに(笑)見つけたネットニュースのリンク貼っておこう
『With online』 MCほぼ全文 → CLICK
『MORE』 公演レポ → CLICK
『Yahooニュース』 ライブレポ → CLICK 

台風の影響でちゃんと開演するかどうか微妙だったけど、無事に幕が開いて良かった!
でも、神戸から遠征して来た同行の友達は帰りの新幹線が運休になり帰れず、急遽ホテルの延泊や新幹線の振替の手配等で大変そうでした そういう意味でも印象に残るコンサートになったかも。

 

◆参戦記録◆
横浜アリーナ 
アリーナ席 D4列 30番

↑は横アリとは違うアリーナのMAPだけど(汗)花道の配置はコレでハートマークの位置が今回の座席。最前列だしほぼ中心だったので3ヶ所のステージ全てがほどよい距離で見えたし、特にセンターステージでのアクロバットを間近に見られたのが良かった!・・・欲を言えば、やっぱりセンター席(一般的に「アリーナ」と呼ばれるエリア)が良かったけどね~


『COLOR』

2022-09-08 | Entertainment

BLOG更新滞ってますが、元気です

実は、9月から新しい会社で働き始めまして。仕事内容はほぼ変わらないんだけど、会社のシステムとか職場のローカルルールとかを覚えるのが大変で(←もういい歳なのでねぇ~)、帰宅後は家事をこなすだけで精一杯。毎日早寝。休日はあいかわらず予定いっぱい入れちゃってるので(笑)ゆっくりPCの前に座る時間が無くて、、、おいおい少しずつ遡って更新していくつもりです。お友達のBLOGやSNSにも、もう少し落ち着いたらゆっくり訪問したいと思ってます

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さて。

今回観劇したエンタメ作品は、草木染作家・坪倉優介氏が自身の体験を綴った手記「記憶喪失になったぼくが見た世界」をベースに作られたオリジナルミュージカルの新作『COLOR』。

バイク事故によって意識不明の重体となった青年が集中治療室に入って10日後、奇跡的に目覚めるものの、両親や友人、自分自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚の何もかもすべてを忘れていた、という坪倉氏自身が体験した実話をもとに、日本人が日本語で脚本、作詞、楽曲のすべてを一から立ち上げたオリジナルミュージカル。

“お母さん“が食卓に置いた白いご飯が「きらきら光るつぶつぶ」としか思えず、食事の仕方も空腹感も満腹感もわからなかった“ぼく”の真っ白な世界。過去の記憶は戻らないけれども、家族や親友とともに前向きに進むことで新たな人生がカラフルに輝いて行く。一歩、一歩、手探りで歩き続ける姿を通して、人を形成している「記憶」の意味や、生きていること、幸福の在り方が問いかけられていくストーリー。

舞台セットはひとつ、舞台上で演じる役者さんは最大3人、音楽はピアノとドラムセットのみというシンプルな作品だけど、その分、役者さんの能力や魅力を最大限に堪能できたし、言葉を大切に音に乗せた植村花菜さんの楽曲も良かった。見終わったあとに優しい気持ちになれる、そんな柔らかいミュージカルでした

ミュージカル「COLOR」ゲネプロ → YouTube

 
◇キャスト◇
ぼく:浦井健治、母:柚希礼音、大切な人たち:成河
 
 
◆観劇記録◆
新国立劇場 小劇場
S席 1階 D2列 6番
<e+先行抽選>
 
 
↑舞台セット。上演前の撮影がOKかどうかよく分からなかったけど、みんな撮っていても誰も注意されてなかったので黙認なのかな??笑
演劇向きの小さな劇場なので舞台までが近く、10列目くらいだったけど持参したオペラグラスはほぼ不要で大好きな浦井さんの唄と演技を堪能。推しをじっくりと見るにはあのくらいの劇場サイズが良いネ~(笑)