
戦前から平成に至るまでの落語界を舞台に、人々の多彩な生き様を描いた雲田はるこのマンガ「昭和元禄落語心中」のミュージカル版。
テレビドラマ版に出演した山崎育三郎さんが「日本発のオリジナルミュージカルの創作」を目指し、同じ所属事務所の明日海りおさん、古川雄大くんに声をかけたことから企画がスタート。芸に打ち込む者たちの業、絡み合う愛憎や因縁といった骨太な人間ドラマが展開する物語。
◆STORY◆
昭和初期に落語の世界に入った菊比古(のちの八雲:古川雄大)は、同期入門の天才・初太郎(のちの助六:山崎育三郎)と固い友情で結ばれる。芸者のみよ吉(明日海りお)に支えられ切磋琢磨する2人だったが、その関係性は思いもよらない道筋をたどる……。
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昭和歌謡っぽい楽曲も多く、お芝居と歌唱と半々くらいの構成。この作品の全てがオリジナルだと思うと、制作と稽古にどれだけの時間が掛かったのだろうと感心してしまう。
美しいプリンスのイメージが強い育三郎さんがボサボサ頭でボロボロの着物を着て無骨で男っぽい役を全身全霊で演じていて、落語のシーンはスピードがあってドンドン観客を攻めて来る感じ。
対して、幼馴染のライバル役の古川くんはしなやかで神経質な女性っぽい雰囲気を纏い、落語シーンはゆっくりと語り観客を引き込むような感じ。
そんな二人の間を行ったり来たりするりおさんは色気があって艶っぽく気の強い芸者さんを見事に演じていて、3人とも各役どころにピッタリ。
回想シーンを演じていた子役の子供たちもめちゃくちゃ演技が上手でした!
日本発のミュージカルを世界に広げるためにも再演を期待したいけど、この作品は今回の3人以外のキャストは考えられない気がする♪(*^^*)
◆CAST◆
助六:山崎育三郎、みよ吉:明日海りお、菊比古 (八雲):古川雄大、与太郎:黒羽麻璃央、小夏:水谷果穂、松田:金井勇太、師匠 (七代目八雲):中村梅雀
ミュージカル「昭和元禄落語心中」ゲネプロ
→ Oricon公式チャンネル
◇観劇記録◇
東急シアターオーブ
S席 1階 26列 10番
<Vpassチケット先行先着>
下手側のかなり後方席だったけど、大きな劇場ではないし後方席は傾斜がついているので、視界に前の人の頭が入り込むこともなく全体が良く見えた。
私は今まで寄席で落語を聞いたことないけどこの作品のおかげで落語に興味が湧いたので、まずは動画とかで観てみようかなー?(笑)
落語とミュージカルが結び付かないけど
fu-koさんの説明を読むと面白そう!
私ね一時落語を聞くのにはまってたの。
志の輔さんのとかとても面白くて会社の行きに聞いて
途中で終わっちゃうと早く帰りの車で聞きたい!
って気になったりほろりとするものがあったり。
Youtubeで聴き始めるのお勧め(≧▽≦)♪
台詞と歌唱とは完全にシーンが分かれていたので問題なかったし、落語シーンにはさすがに音楽は付いてなかったしね。
kateさん、落語にハマってた時期があったのね!
ちゃんと聴いたらおもしろそうだよね~♪
一気に最後まで聞かないとモヤモヤしそうだから(笑)、
時間のある時に短めの作品から聴いてみようかな?