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アルファベット変形 ロボット戦隊 動物チーム OPQRST

2023-03-20 16:33:31 | 文字変形玩具

前回に引き続き、大陸玩具のアルファベット変形ロボット戦隊シリーズ(勝手に命名)の続きをレビューします。






今回紹介するのは、アルファベットO~Tまでの6文字が入ったボックスセット。

前回と少し違うのは、「字母动物」と書かれている所。

动物=動物なので、前回のEFGはアルファベット恐竜でしたが、こちらはアルファベット動物シリーズですね。

とは言え、パッケージを見て解る通り、全て海産魚介類モチーフなんですが・・・







説明書はカラー印刷で、しっかりした紙質。

モチーフとなる動物の解説もついていて、学習にも役立ちます。

まあ、なんて書いてあるか読めませんが。









中身は透明ブリスターにきれいに6文字が並べられています。

・・・ちょ、コッチ見んなw









それでは各文字を紹介。

まずはOから。







半分は展開して蟹鋏になり、節足は別パーツで反対側から展開します。






蟹の完成。

あまりメカ感がないデザインで、どちらかというとアニメ表現の蟹のスタイルを再現していますね。

つぶらな瞳がキュートです。










続いてはP

これもFと同じく、縦軸が太く自立して置くことが出来ます。

文字変形玩具において、これは重要なポイントだと思っています。







変形は、本体内にたたまれた頭部と尻尾を展開。

Pのカーブ部分が展開して左右に分割されます。






エイ、というかマンタの完成。

見た目より大胆なパーツ移動があり、変形させていて楽しいです。











次はQ

赤色は成形色のプラの質感が安っぽく感じますね。






これまた、なかなか凝った変形を見せてくれます。

特に鋏の部分を再現するための二重で回転軸を設けている所なんか、ぐっと来ますね!







で、イセエビです。

イセエビなんです。

だって、説明書にイセエビの写真使ってるんですから!

・・・まあ、エビ型メカとして見れば、まあ、うん、なんとか・・・









こちらはR

いや、お前は右下の斜め棒があるから、そんな縦棒太くなくても自立するだろ!

でも他の文字とのバランスを考えると、同じような太さにするのは統一感あって良いのか?






こちらは文字を縦半分に畳むように箱型にし、頭や尻尾のパーツを展開する仕組みです。








変形させるとサメになります。

これは頭部のディティールといい、最初から完全に「メカシャーク」にしているデザインですね。








カニ、エイ、エビ、サメの四体(四文字)を合体させます。







カニは横に倒して、頭部をスライドで引き出し、節足パーツの位置を変えます。






エイは頭部と尻尾を収納し、ヒレ部分を角度をつけて折り曲げます。






エビも手足と頭部を折り畳んで収納します。

尻尾の先端に合体用ジョイントパーツがあります。







サメは、尻尾とヒレを畳みますが、合体用ジョイントがサメ頭部の下あごにあるので跳ね上げます。










合体したロボット形態。

カニの爪を前方に突き出した攻撃的なスタイルのロボット。

名前は無いので、便宜上OPQRとしましょう。

蟹の腕には上下に動かす関節が無いので、腕は常に前方に突き出したままです。







横から見るとよくわかるのですが、エイとカニの接続位置がおかしく、やたらカニが前方についています。

しかも、エイのヒレパーツ上部に凸ジョイントがあるのですが、カニの凹穴と微妙に位置が合わず、わりと力ずくではめ込むようになっています。

ジョイントが折れそうで怖いです・・・






組み方を少し変えて体形のバランスを良くしてみました。

まあ、カニはほぼ乗っけているだけでキチンと固定化されてないんですけどね。

下半身も寂しいので、サメとエビの展開しても支障がなさそうなパーツを広げてハッタリ感を出しています。







続いてはもう1体の合体ロボットを紹介。




まずはS







字のカーブを伸ばすように動かし、折り畳まれた頭部やヒレを展開します。







変形玩具としては珍しいタツノオトシゴになります。

なるほど、あの独得の体形をうまく表現していますね。

残念なポイントは自立しないって事ですかね。










続いてはT

もう、目のプリントが気になってしょうがありません。








上部の変形は割とシンプルですが、ビックリするのは下部。

Tの下側の棒が4分割され、さらにそれぞれの内部にパーツが折り畳まれています。







タコの完成。

頭部はイカっぽいですが、足はちゃんと8本になっています。

赤い色というのも日本人的にはタコらしい色と感じますね。










この二体、デザインの対比がとても面白いです。

S=タツノオトシゴは、アメリカンカートゥーンなデザインで、特に顔の作りなんかにその特徴を感じます。

一方、T=タコは、表側にプリントで表現されている目の形など、とても日本的。

全体のボティバランスも、立体的なタツノオトシゴに対し、タコは平面的なアプローチになっています。

これ、一人のデザイナーが作ったとは思えないほど違いが在りますよね。

他もそうなんですが、モチーフとなる生物に対し、やたらメカっぽいのもあれば、生っぽいのもあったり、と割とバラバラなんですよねぇ。







そんな2文字の合体方法、これまた大胆!

タツノオトシゴは、尻尾側から二つに分割!

中央に隠されていた頭部が露出します。






タコは下半身が4分割出来るのに、胴体自体も2分割出来るようになっています。

脚の強度を考えると、これもなかなか大胆だなぁと感じますね。










二体合体で中型ロボSTが完成。

肩や腕がクセのある姿ですが、全体のバランスは2文字だけで作られている割に良いのではないでしょうか?









4文字合体のOPQRと、2文字合体のST。

前回紹介したEFGの3文字合体と合わせ、大きさなどもバリエーションに富んでいるのが良いですね。

ロボット戦隊の中での海洋チームといった感じです。

アルファベット状態での知育玩具らしさを無視して、チームや合体ロボ基準でリペイントしてみたら面白いかも知れませんね。


次回は鳥類チームと虫チームのロボット戦隊をレビューしたいと思います。

























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