攻殻SAC第2シーズンの最大の引き際のトピックと言えばアズマ・プロト。彼はこのシリーズの最後の3・4話くらいから突然登場したバイオロイドのプロトタイプという事だがタチコマの退場をそこはかとなく臭わせられる話からの登場という事もあり、また最終話に素子に課長から下された「アズマ・プロトと合流しろ」という命令を態々聞かされるという事から、私達はアズマ・プロトの存在に3rdシーズンのテーマを見出そうとしてしまうのは仕方の無いことではないですか、ね?おじさん。
アズマ・プロトが防壁にやられて機能の半分以上が失われながらも電脳だけで作戦に貢献する様は衝撃的で、彼があの後どうなったのかという事への関心が非常に煽られ、課長の最後の命令の言葉にピンと反応してしまう要因になっているのも否めない。彼は非常に美しい容姿に造形されているし、それぞれ個性が立ってきていて煩い(^_^;タチコマ達とどうしても比べてしまうから性格もすんごく可愛く見える。初々しいって言うかですよ、奥さん。
要するにツボなんだよそうだよ認めるよ!
今週の放送分の攻殻はサイトーさんの思い出話の回だったのだけど、彼の隣で一緒にポーカーに興じていた最近入隊したばかりの新人の名が「アズマ」なんだね。彼は多分、難民の迎撃で殺されてしまったあの新人ではなかろうか。そうするとアズマ・プロトは…、と考えてしまうのももう止むを得ない誘導ではないでしょうか。バイオロイドというからに、タチコマ達のCPUがICチップであるのと比べて彼のは生体チップという事になる。プロトタイプというからにその技術は攻殻の世界観に置いても新しいまだ試作段階の技術で、当然素子ら義体にもまだ応用はされていない。アズマ・プロトのCPUが殺された新人君の脳をベースにしていたとして、脳核だけを義体に載せる技術が一般化している世界でそんな事は全然okな訳で問題は義体の部分が生体だという事。これは生殖が可能であるかどうかが明かされていない現段階でどうこう言っても始まらないのは確かなのだけど、結局落ちる先はそこだと思う。素子が自分の存在そのものを疑う「人形遣い」では、素子の拘る点は生殖可能かどうかでは勿論なかったけど、他の一般の義体使用者にとってそれは大きな問題であり、生体の義体にICのCPUを載せたバイオロイドの扱いをどうするか、CPUでさえ死体から奪ったものでなく一から作ることが可能となった場合は、いったいどこから人間でどこからがバイオロイドなのかという問題が必然的に起こる。アミテージtheIIIのテーマになってきちゃうよね。子供を作れるバイオロイドと脳だけしかない全身義体の人間。いや、待てよ、バイオロイドと言ってもどこまで生体部品が人間化されてるか判んないわけなんだし、子供つくれるかどうかなんてわかんないか…
生体チップで作られたCPUで有名なところと言えば、2001年宇宙の旅のHAL2000とか?エヴァンゲリオンのMAGI(メルキオール・バルタザール・カスパー)とか? MAGIは知らんがHAL2000は自己増殖型ロジックで人間のシナプスそのものと言う様な感じを受ける。その危険性はHAL2000の辿った末路が如実に表しているけれど、アズマ・プロトがどこまで制御可能な”人間”なのか、それが気になるところ。
アズマ・プロトが防壁にやられて機能の半分以上が失われながらも電脳だけで作戦に貢献する様は衝撃的で、彼があの後どうなったのかという事への関心が非常に煽られ、課長の最後の命令の言葉にピンと反応してしまう要因になっているのも否めない。彼は非常に美しい容姿に造形されているし、それぞれ個性が立ってきていて煩い(^_^;タチコマ達とどうしても比べてしまうから性格もすんごく可愛く見える。初々しいって言うかですよ、奥さん。
要するにツボなんだよそうだよ認めるよ!
今週の放送分の攻殻はサイトーさんの思い出話の回だったのだけど、彼の隣で一緒にポーカーに興じていた最近入隊したばかりの新人の名が「アズマ」なんだね。彼は多分、難民の迎撃で殺されてしまったあの新人ではなかろうか。そうするとアズマ・プロトは…、と考えてしまうのももう止むを得ない誘導ではないでしょうか。バイオロイドというからに、タチコマ達のCPUがICチップであるのと比べて彼のは生体チップという事になる。プロトタイプというからにその技術は攻殻の世界観に置いても新しいまだ試作段階の技術で、当然素子ら義体にもまだ応用はされていない。アズマ・プロトのCPUが殺された新人君の脳をベースにしていたとして、脳核だけを義体に載せる技術が一般化している世界でそんな事は全然okな訳で問題は義体の部分が生体だという事。これは生殖が可能であるかどうかが明かされていない現段階でどうこう言っても始まらないのは確かなのだけど、結局落ちる先はそこだと思う。素子が自分の存在そのものを疑う「人形遣い」では、素子の拘る点は生殖可能かどうかでは勿論なかったけど、他の一般の義体使用者にとってそれは大きな問題であり、生体の義体にICのCPUを載せたバイオロイドの扱いをどうするか、CPUでさえ死体から奪ったものでなく一から作ることが可能となった場合は、いったいどこから人間でどこからがバイオロイドなのかという問題が必然的に起こる。アミテージtheIIIのテーマになってきちゃうよね。子供を作れるバイオロイドと脳だけしかない全身義体の人間。いや、待てよ、バイオロイドと言ってもどこまで生体部品が人間化されてるか判んないわけなんだし、子供つくれるかどうかなんてわかんないか…
生体チップで作られたCPUで有名なところと言えば、2001年宇宙の旅のHAL2000とか?エヴァンゲリオンのMAGI(メルキオール・バルタザール・カスパー)とか? MAGIは知らんがHAL2000は自己増殖型ロジックで人間のシナプスそのものと言う様な感じを受ける。その危険性はHAL2000の辿った末路が如実に表しているけれど、アズマ・プロトがどこまで制御可能な”人間”なのか、それが気になるところ。