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バチカン奇跡調査官シリーズ     藤木 稟 (著)

2011-04-22 23:40:58 | Book
バチカン奇跡調査官 黒の学院
(角川ホラー文庫)

藤木 稟 (著)
角川書店(角川グループパブリッシング)
バチカン奇跡調査官 サタンの裁き
(角川ホラー文庫)

藤木 稟 (著)
角川書店(角川グループパブリッシング)
バチカン奇跡調査官   闇の黄金  
(角川ホラー文庫)

藤木 稟 (著)
角川書店(角川グループパブリッシング)

GOSICKがアニメ化されたんだから、これだって…って思うんだがどうかな、無理かな…
けっこうスプラッタなシーンも多いしなー。
そういうシーンはほら、あれだよ、間接表現とか、キャラに説明口調で喋らせるとか、フリージングみたいに暈かすとかモザイク入れるとか?
あーでもなー、殺し方とか死体の有り様とかに意味がある場合がほとんどだしなー
それに教会からクレームきそうな内容だしなー
でもHELLSINGだってアニメ化したっけさ
いやいや逆にあれだけ突き抜けてると返ってOKだったり?
文句言う側がチェックした事さえ憚っちゃったりしてね。「おまえ、あれ読んだのかよ?」「読むわけねーじゃん」的な?(^_^;)
でもこっちは真面目な分、損しそう。

1巻のみ色々詰め込んだ感があり500p越えしているが、2巻、3巻は320p前後とコンパクトにまとまっていて読みやすい。
主人公の一人、平賀・ヨゼフ・庚神父(1巻表紙の人、理系担当)のキャラが、1・2巻ではそうでもなかったのが、3巻では明らかにアスペルガー設定になっているような記述がある。
もう一人の主人公、ロベルト・ニコラス神父(2巻表紙の人、文系担当)が平賀のそういう性質を愛し、よく理解して受け入れ、フォローする役になっているため、
平賀はのびのびとアスペルガーたる本領を発揮し、微に入り細を穿つ作業に徹することができており、そういう表現が多い。
たぶん、作者にもそんなところがあるのではないか?と思わされる。
アスペエルガー=シリアルキラーかその予備軍みたいな著作物や映像表現もある中、これはなかなかに好意的だし、作家なんて多かれ少なかれそういう性質でなければね。
置いといて。
2巻で登場した無駄に美しい適役のラスボス、ジュリア・ミカエル・ボルジエ司祭(3巻表紙の人)も、そんな平賀を痛く気に入った様子だったので、
3巻ではもっとエロい感じで平賀に絡んでくるんじゃ?と思って期待して読んだのだけど、ちょっと期待外れだった。非常に残念。
でも絶対この作者、腐目線ですよね~。
ロベルト×平賀本、ありそうだよな(^_^;)