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不起立賛成法

2005-06-09 21:44:55 | Memo
 高校の時の生徒総会の採決法がこれだった。
反対の者だけ起立する。みんな話なんてほとんど聞いてないしめんどくさいから立たないので大概が議案は可決する。でも、何かの拍子に回りが立ち出すと、「お、なんだなんだ、立つのか」みたいな感じでうっかり釣られて立ってしまうのでそういう時は否決される。生徒会側は否決されるなんて想定外なので非常に慌てるが後の祭なのだ。
 そうそう、生徒総会の時は脱走者が多くて定数割れしてしまうのを防ぐために門(当時は3つあった)にピケを張って生徒会役員やその日だけのアルバイトが見張りに立ったりした。それでも生徒達はあの手この手で脱走を計ったものだった。ものすごく立派な弓道場があったんだけど、それが敷地の一角を囲う崖際にあって、その崖を上ろうとした強者がいたそうだ。どうなったかは知らない。
 清掃の時間は取り敢えず設けられていたが誰もしないし皆土足が原則?だったので校舎の廊下はいつも真っ白だった。それが1年に数度ピッカピカに磨き上げられる週があった。「清掃クラスマッチ」の時。二週間に渡ってそれは審査され各学年1位のクラスにはダンボール一杯のポテチが賞品としてもらえて、みんなそのために頑張った!(^_^;。あと他にクラスマッチと言えば、「合唱クラスマッチ」「球技大会」「サッカー大会(これだけエントリー制だった、サッカー部もあったが何故か優勝するのはいつも野球部だった)」。皆、ポテチのために頑張ったものだ。懐かしい…。
 テストは「考査」と呼ばれ、三日間で多くて9~10教科くらい行なわれたが、その後三日間採点休みがあった。先生達がゆっくり採点なさるのだ。優雅なことだ。平均点の半分を割ると「赤点」と言われ再試験が課され、それも赤点だと留年になる。物理の赤点が二桁になる事はまずなかったが、それでも赤点者が続出する恐ろしい教科だった。そう言えば物理教師も”鬼”の一人だったなぁ。”3鬼”と呼ばれ恐れられていた教師が物理の他に英語と数学にいた。あとね、サンダーバードって呼ばれてた地学教師がいて、なんでそう呼ばれるのか謎だったんだけど卒業間際に判って、なるほど~って手を打った覚えがある。地学教師は入れ歯で、喋る時下顎しか動かさなかったのですよ。
 嗚呼、懐かしい高校時代。
 なんかね、生徒総会の採決法が拍手だなんて話聞きまして、えーそんなファジーなって思ったという話でした。