もっと幸せな星を目指して

2007年ごろまでは、「持続可能な社会を目指して」でした。

『持続可能な社会』ではなく・・(4) 「ラフな未来予想」

2007-02-09 06:42:35 | ◇全体像
昨日の続きです・・

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私が感じる悲観的な将来予測を記してみます。
今から頑張って化石資源依存を減らしたとしても、かなり先にピークオイルが訪れたとしても、何時かわかりませんが何らかの資源制約で工業生産(経済)にブレーキがかかるでしょう。
そしてその時はまず、今までしてきた途上国への援助を取りやめ、先進国同士が今までに近い生活が出来るように動くでしょう。まず途上国の人口が悲惨な減少をはじめます。

そして更に事態が悪化し先進国の中での食料や資源の奪い合いが起こると、鉱物資源やエネルギー資源、土壌資源の肥えた国、軍事的に力の強い国が力づくでそれら資源の確保に努めるでしょう。

そうなれば、軍事力も資源もない日本のような国は奪い合いのかやの外で、自国内で生き残る為の人同士の争いになるでしょう。日本は現在自動車などの生産で外貨を稼ぎ食料を輸入して生活している。資源制約が自動車業界に打撃をあたえ、日本人は食料の調達に苦労するでしょう。

世界でそんな死にもの狂いの争いの事態が起きれば、温暖化も汚染も関係ない。人々は近々生き延びる為に、更に地球に負担をかけていくでしょう。そして事態はどんどん悪くなっていく。国によっては、情報網も国の統治力もなくなっているでしょう。
そして、長い歴史の中でみれば化石燃料の消費量と同じ勢いで人口も減少していく。

そして産業革命前に比べ、
●生活空間としての地球環境が大幅に悪化している
●人類の病気に対する抵抗力や体力的にも退化していて、自然界の中で生きていく能力が失われている
●人類の長い歴史の中で、化石資源なしで生きる為の様々なノウハウが引き継がれてない
(例えば、農業でいうと肥料や農薬そしてトラクターなどなしで栽培する知恵、収穫した食料を保存する知恵、病気になった時に治す知恵、火を起す知恵など)
と、自然界で生活するのが困難になっている。

また、折角それまで築き上げた文明の産物(社会システムや機材等)は、社会システムの崩壊により無用なものになるし、高度なシステムを使って製造したものは修理さえもできなくなる。
分散された資源はかき集めて使うにもエネルギーが必要で、そのエネルギーがなくリサイクルも困難になる。

最終的には、産業革命以降の繁栄は将来世代の生活には良い事は全く残らず、
人類全体としては産業革命以前より少ない人口におちつくのではないでしょうか。
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つづく・・  (↑ 専門家でも勉強家でもない私が知ったかぶりして書いている事をお許し下さい)